最終更新日:2024/9/13

児島(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • アパレル(メーカー)
  • スポーツ・レジャー用品(メーカー)
  • 医療用機器・医療関連

基本情報

本社
岡山県

取材情報

事業について伝えたい

変えるべきものは変え、より良い組織へ。社員の意見を吸収しながら社内改革が進行中!

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会社の舵取り役を担う若き代表取締役社長にインタビュー

今回は、2021年6月に新たな代表に就任した山本さんにインタビュー。就任以来、精力的に取り組んでいる社内改革のことや職場風土、今後の展望など、様々な切り口で語っていただきました!

◆山本 真大さん/代表取締役社長(2021年6月~)

毎日を彩るアイテムを創造しています

手仕事にこだわった高い耐久性と、細かな心遣いで使いやすさを追求。スクールバッグやリュックセルにも児島のモノづくりの心はしっかりと宿っている。
「毎日袖を通すものだから、少しでも快適に過ごせるように」。児島の学生服には、長きにわたる歴史の中で培われた技術と品質に対する強い想いが込められている。
介護ウェアは「デザイン×清潔感」にこだわったモノづくりを展開。プロの現場で重宝され、施設や仲間に愛される使いやすく高品質な製品をカタチにし続けている。

創業以来、徹底的にこだわり続けてきたのは、着る人・使う人の身になったモノづくり。

「Make It Real~本当に良いモノを考え実現させる~」を企業理念に掲げ、スクールウェアや介護ウェアの製造・販売を手がけている当社。17年ほど前からはスクールバッグの製造にも着手し、細かな心遣いで使いやすさを追求した製品をカタチにしています。作るものが何であれ、いつの時代も当社が念頭に置いているのは、着る人・使う人の身になったモノづくりであり、別寸(オーダーメイド)や小ロット生産にも柔軟に対応。安易に外部委託に頼らず、自社工場(国内3拠点、海外1拠点)での生産にこだわり、毎年改善・改良を加えてより良い製品の提供に注力し続けています。日本の学校教育や介護福祉の現場を支える存在としてこれからも、モノづくりのさらなる高みを一丸で目指します。

各分野では年次やキャリアも様々な社員が活躍しており、その中で若手社員も大いに存在感を発揮。才能ある人材が早い段階から持てる力をフルに発揮できるよう、新入社員の研修にも大きな力を注いでいます。入社後、各部署の仕事を経験するローテーション研修の後に本配属が決定。配属先では先輩に付き、OJTで各業務の進め方や一連のフローについてじっくりと理解を深めます。次のステップでは理解度に応じて、シンプルな業務からチャレンジ!もちろん経験の浅い間は要所で周囲がしっかりとフォローしますので、失敗を怖がる必要はありません。日々の業務を通じて、新たな知識やノウハウが自分の中に蓄積されていく喜びには格別なものがありますよ。当社で活躍できるのは、どんな時でも“青春”を心に宿している方。青春とは人生の一定期間のことではなく、心の持ち方・様相であるというのが私の考えです。どんなことにも情熱を持って取り組める方であれば、社内での存在感はどんどん増していくことでしょう。

社員が気軽にアイデアや意見を発信できるよう、改善要望書による提案制度を導入。

私が社長になったのは2021年の6月であり、就任以来より良い会社にするべくあらゆる角度からの社内改革を実行しています。まず最初に行ったのが組織体制の見直しであり、不明瞭だった部分を整理して部門ごとの業務と責任を明確にしました。私が社長を引き継いだ時点では、それぞれの役職者に対して明確な直属の部下設定がされていませんでした。これを明確にすることで役職者はマネジメントがしやすくなり、業務レベル全体の底上げを実現。現場からは、各部門内の連携もより強固なものとなって動きやすくなったとの声をもらい、手ごたえをつかみました。私の決断に賛同し、力を貸してくれた社員には本当に感謝しています。

また、改善すべきポイントや思いついたアイデアを誰もが気軽に発信できるよう、「改善要望書」の書式を作成。記入した要望書を目安箱に入れるイメージで、良いアイデアがあれば採用する、というスタイルを取ったところ、早速いろんな要望が寄せられました。「椅子が壊れている」「トイレの調子が悪い」「屋上が雨漏りをしている」といった設備の不具合に関するものも多く、私自身知らなかった不具合も多かったので改修工事の必要性を感じました。また、「残業に関しては各部門で目標残業時間を設定し、それに収まるように意識して業務を行う」といった意見もあって、なるほどと思いましたね。「新しいミシンが欲しい」という要望に関しては、「それならば現在どういったミシンが販売されていて、その中でどれが良いのか、要望を具体的にしてほしい」と私がリクエストを出したところ、展示会に足を運んだり、ミシン会社にアポを取る、という動きがあったようです。「生産効率を上げたいと思っているので、勉強のためにセミナーへ行かせてほしい」といった要望もありました。会社のために社員がいろんなことを考えてくれていることを知って非常に嬉しく思いましたし、この取り組みはこれからも続けていくつもりです。

子ども手当の支給など福利厚生の拡充にも注力。社員の幸せを本気で追求しています。

数ある会社から当社を選んでくれた社員が腰を据えて長く活躍できるよう、働きやすい環境づくりにも力を注いでいます。土日休みの週休2日制(会社カレンダーによる)であり、夏季、年末年始にはそれぞれ1週間程度の長期休暇を用意。有給休暇の取得も推奨しており、プライベートを大いに満喫して仕事への英気が養えます。また残業を少なくする取り組みも行い、新たなシステムの導入などIoT化にも注力しながら、より効率良く働ける体制づくりを推し進めていきたいと考えています。さらに、私が社長になってから子ども手当の支給を開始。1人目には5000円、2人目には8000円、3人目には1万3000円が支給され、たとえばお子さんが3人いる社員には、毎月2万6000円の子ども手当が支給されることになります。将来的には年間休日を120日にしたいと考えていますし、様々な可能性を柔軟に模索しながら良い方向に進んでいきたいですね。

今年6月には、グループ全体の社員が集まっての集会イベントを開催。約200人が一同に介する、前例がない大きな集会イベントで、ホテルの宴会場を貸し切り食事のほかゲームなども実施されて会場は終始大盛り上がりだったと聞きました。このイベントの準備や手配を担当したのが入社1年目の新入社員のチーム。一緒に力を合わせて物事を遂行していく過程でチームワークも自然と磨かれ、貴重な経験を積む絶好の機会になったようです。社員からは「ぜひ来年も開催してほしい」との声が数多く寄せられており、その年の新入社員が企画や準備を行う、グループの恒例行事にしようと考えています。

積み重ねてきた歴史と実績にあぐらをかくことなく、今後も当社はチャレンジングな姿勢で未来へとその歩みを力強く進めていきます。

学生の方へメッセージ

ひと口に企業研究といってもいろんなスタイルや進め方があると思いますが、自分が興味を持った企業に関しては、何を聞かれても答えられるくらいのレベルまで、納得がいくまでとことん調べ上げることをお勧めします。分からないことがあれば、直接自分で問い合わせて聞いたり、資料を取り寄せたりするのも良いでしょう。そうやって掘り下げて調べる過程で多角的な知識を習得することができますし、本当に自分に合っている企業かどうかの判断もつきやすくなるのではないでしょうか。

また、ネットで得られる情報は誰もが簡単に得ることができるものでもあるため、インターンシップや会社見学会など、企業のリアルな情報を収集できるチャンスはぜひとも逃さないようにしましょう。その企業の雰囲気を肌で感じ取り、そこで働く社員の方々と触れ合うことで得られるものは非常に大きいと思います。

今後の活動は、人生の大きな節目の一つであることに間違いありませんし、改めて自分を見つめ直す絶好の機会でもあります。壁にぶつかった時は、家族や友人など、自分のことをよく知る人に相談してみるのも良いでしょう。準備を怠らず、自分に自信を持ってベストを尽くした先には、キラキラと輝く最高のゴールが待っているはずです。

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カタログを手に社員と談笑する山本さん。年次やキャリアに関わらず、誰もが対等な目線で意見を交わせる風通しの良い風土から、斬新なアイデアが生み出される。

マイナビ編集部から

「スクールウェア事業」「スクールバッグ事業」「スポーツウェア事業」「介護ウェア事業」の4事業を展開している児島(株)。約80年の歴史を誇る企業であり、創業以来、着る人の立場に立ったきめ細かなモノづくりに注力。いつの時代も自社工場での生産に徹底してこだわり続けている。また、各地の営業所を核に、販売店・代理店と提携して円滑かつ強固な流通販売ネットワークを作り上げている点にも注目したい。

今回の取材では、代表取締役社長の山本真大さんに全面的にご協力いただき、気さくで親しみやすい人柄に感激。身振り手振りでコメントを発するその姿は非常にエネルギッシュであり、言葉の端々に社員への深い思いやりがにじみ出ていた。現在は、出勤前の早朝に釣りをするのが何よりのリフレッシュになっていると語る山本さん。「釣れた魚は、社員がもらってくれることもありますよ」と笑顔で語る姿が印象的だった。

少子高齢化が叫ばれて久しいが、同社にはモノづくりに対する確固たる信念があり、今後も決してそれが揺らぐことはない。そういう観点から見ると伸びしろはまだまだたっぷりと残されており、今後の動向にも大いに注目したい。なお、同社のホームページには、各分野で活躍する先輩社員のインタビュー記事が載せられているので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。

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繊維の町として古くから栄える岡山県倉敷市にて、1941年に産声を上げた児島。現状に満足することなく、いつの時代も社員一丸となってモノづくりの高みを目指している。

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