最終更新日:2024/7/26

(株)生産者直売のれん会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 食品
  • 専門コンサルティング
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

次々とワクワクするようなチャンスをもらえる環境で、挑戦を続けられる喜び

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自分らしいキャリアを築く3人の先輩社員に密着!

全国の食品生産者を支援することを通して地域活性化に取り組む(株)生産者直売のれん会。入社後、早いうちからチャンスを手にしてチャレンジを続ける先輩社員たちの活躍ぶりに迫った。

■河本 麻衣さん/ブランドライセンス事業部 「みつや本店」サブマネージャー
2023年入社

■渡邉 慧さん/ブランドライセンス事業部 「ミニヨン」梅田店マネージャー
2020年入社

■北神 謙さん/ブランドライセンス事業部 キットカットショコラトリー ブランドマネージャー
2010年入社

3人のお仕事

笑顔が印象的な河本さん。「大事にしているのはお客さまでもスタッフでも相手の立場に立って考えること。表情や話し方など良い印象を与えられるよう心がけています」
大阪初進出となる「ミニヨン」梅田店の立ち上げに挑戦した渡邉さん。「収益トップの維持だけでなく、常にブランディングを意識しています」
ブランドマネージャーとして活躍中の北神さん。「主体性や向き不向きを大事にし、尊重してくれるのがのれん会の特徴。また、自分から動いていくと仕事は楽しくなります」

観光地・浅草で世界に通じる“おもてなし”を追求【河本さん】

やりたいことが分からないまま就職活動をしていたときに出会ったのが当社。新しい事業に積極的に取り組んでおり、ここなら夢中になれることが見つかりそうと思いました。親身に話を聞いてくれた面接官や社員同士の仲が良さそうなことも魅力でしたね。新しいことに挑戦するには多くの人と協力していくことが大事。それが実現できそうなあたたかな社風を感じました。

入社後は浅草にある甘味処「みつや本店」で働いています。毎朝工房で白玉など商品を製造し、お店に運び接客や調理、また定期的な商品開発の場やミーティングに参加しています。素材にもとてもこだわっていて、中々市場には出回らないあんずや氷などを長野県などに直接行き、収穫したり切り出しに行ったことも。「そこまでやるなんてすごい!」と感動したことを覚えています。生産者の想いを知るという貴重な経験ができました。また最近では、自社で畑を持ち、さつまいもを育てたりもしています。

浅草は観光地なのでお客さまの列がよくできます。最初は仕事の手順を覚えられず、列を見るとパニックになっていました。先輩が「焦らなくていいよ!」と励ましながらやり方を教えてくださり、徐々に落ち着いてできるようになりました。また、睡眠の質が悪く悩んでいた際、メンタルや生活の悩みの相談にも乗ってくれて、寝具やお風呂の入り方をアドバイスしてくれました。生活を見直すきっかけにもなって感謝しています。先輩たちは何でも相談できる心強い存在です。

作った甘味を「きれい!」と言って撮影してくれたとき。帰り際に「美味しかった」と言っていただけたとき。自分のおもてなしでお客さまの笑顔を見たときが一番やりがいを感じます。お客さまの3~4割が海外の方で、券売機の使い方が分からない方がいらっしゃいます。韓国ドラマが好きで小学生のときから韓国語を勉強していたので、韓国語でも説明しています。簡単な会話ですが「韓国語を話せるのね!」と喜んでくれたときもうれしいですね。10年以上勉強してようやく活かせる場を見つけられました。

9月からサブマネージャーになり、在庫管理や新人教育も担当するようになりました。まだ主体的に動けていないので、もっと自分から動いてお店を引っ張っていく存在になりたいと思います。入社して改めて店舗や商品企画などいろいろな働き方があると感じています。当社ならきっとやりたいことが見つかると思います。

自分なりにPDCAを回して、大阪の新店舗を収益トップへ!【渡邉さん】

私は学生時代、将来の目標が明確ではありませんでした。いくつか会社説明会に参加したところ、当社はまだ若い会社なのに多彩なブランドを展開していて、しかも駅ナカにも出店していました。それを知って、「自分もいろんなことにチャレンジしてみたい!」と思ったのが入社の決め手でした。

ミニクロワッサンの「ミニヨン」池袋店で勤務していた入社2年目。「ミニヨン」大阪初進出となる梅田店の立ち上げメンバーとして声をかけられました。新店立ち上げをやりたいと思っていた私の背中を上司が押してくれたのです。赴任したのは、店長と副店長である私の2人。アルバイトの採用から備品の準備まで、ゼロからお店づくりを進めていきました。

首都圏ならほかにもたくさん店舗があるので周りの人たちに頼ってしまったと思いますが、大阪にあるのは梅田店のみ。自分たちだけでやらなければならないことばかりで大変でしたが、とても新鮮な気持ちで準備を進められました。また普段でもオンラインとはなりますがミーティングや個人相談も頻繁に組んでくださったり、上司の方も定期的に梅田に来てくださって頂けているので不安という面はあまり感じることも少ないです。

オープン当初はたくさんのお客さまに来店いただきましたが、クロワッサンは夏に売り上げが落ちます。対策として、いろんなイベントを企画しました。例えば、「600円以上ご購入のお客さまに無料券1枚進呈」という企画を実践したところ、普段はお客さま単価が600~700円のところ、1,000~1,100円に跳ね上がったのです。「ミニヨン」は売り上げトップブランドとなり、なおかつ梅田店は社内収益トップを達成しました。

私が心掛けているのは、自分の中のPDCAと店舗のPDCAを分けて回すこと。もちろん会社の方針とすり合わせますが、自分のプランをかなり自由に実行に移せる会社です。

「ミニヨン」は店舗展開を拡大中。自分の成長とブランドの成長を重ね合わせることができるので、ワクワクします。今では店長を任されており、これからも店舗、ブランドをより成長させていく取り組みを行い、ゆくゆくは、この経験を活かしてブランドマネージャーやスーパーバイザーへとキャリアアップしていきたいですね。

メーカーと「キットカットショコラトリー」の店づくりに挑む【北神さん】

私が入社したのは創業期。当時は店舗がなく全国を飛び回って催事販売をしていました。とにかく「八天堂」の売上を上げようと大きなポップを作って集客していましたね。2年目からくりーむパン専門店「八天堂」の立ち上げの店長をやりました。一気にブレイクして初出店した名古屋では3時間待ちの大行列。在庫がなくて新幹線で東京からクリームパンを運び1日1万個ほど売りました。今振り返ってもすごい経験でしたね。その後ミニクロワッサンの「ミニヨン」や靴磨き専門店の立ち上げに関わり、会社の成長とともに走り続けました。

キットカットのギフトショップ「キットカット ショコラトリー」のブランドマネージャーとなり、ブランドの責任者として事業計画、商品開発、生産、PRなどを手掛けています。キットカット ショコラトリーはお手土産に特化したお店。ギフト目当てに買ってもらうためにどのような商品を作り、どのようなお店にしていくのかなど、業態作りから考えています。初めてパッケージデザインに関わっていますが新鮮ですごく楽しいですね。

私は新しいことが大好き。そのような性格を会社も分かってくれているのか「店長をやってみないか」、「こういうブランドを呼ぶけどやってみたいか?」と声をかけてくれます。真っ先に「やりたいです!」と手を挙げ続けてきたらこのようなキャリアになりました。人に注力している会社なので社員がやりたいことをとことん応援してくれます。だから本当に充実して面白い。当社で楽しいことをやりたいならまずは主体的に動くことです。

最近力を入れているのは人材育成です。人が育たないと売上が伸びず、自分も成長できません。人を育てることが一番の使命だと思っています。今は自分に自信がないスタッフが多いので、店舗の立ち上げや売上施策を経験させ、成功体験を積んでもらうようにしています。最近は形が違うキットカットが人気なので、昨年はサンタ型のキットカットが企画商品化され、スタッフとともに販売戦略を構築しました。その甲斐もあり、発売日には大行列ができました。列を眺めるスタッフの自信にみなぎっている顔を見たときはうれしかったですね。このような成功体験を重ねて人を育てキットカット ショコラトリーを100店舗に増やす。それが今の目標です。

学生へのメッセージ

将来やりたいことがあるのは素晴しいことだと思います。反面、自分に向いている仕事が何か、何をしたいのかがまだわからないという学生の方も多いのではないでしょうか。

これから社会に出るにあたって、どれだけ企業研究をしたとしても、働き始めれば多かれ少なかれギャップを感じることになるもの。企業研究はそのギャップを少なくするためのものなので、志望する会社や業界について、できるだけ詳しく知っておくに越したことはありません。

しかし、まだやりたいことがわからないなら、入社してからそれを見つければ良いと思います。その場合、「入社してからやりたいことを見つけられる環境か?」といった視点で企業を研究するのがおすすめ。例えば当社なら、コロナ禍以降、新店舗や新ブランドの立ち上げを加速させて、多種多様な仕事や職種が誕生しています。働きながら、やりたいことを見つけやすいフィールドが整っています。

これからは人生100年時代となり、50年以上働く可能性が高く、生涯をかける仕事を学生時代に見つけることは、かつてより難しくなっていると思います。入社後に多様なチャレンジができるのか、また、そのなかから自分が進むべき道を見つけ出せるのか、といった視点でも企業を研究してみてください。

(小原 卓人さん/人事担当)

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社員同士の横のつながりが強いのも同社ならでは。困ったことがあれば、オンラインも駆使しながら常にまわりに相談できる環境だ。

マイナビ編集部から

今回取材した3人の成長スピードの速さには目を見張るばかりだ。一人ひとりにどんどんチャンスを与えて引っぱり上げていく会社。はじめてのことに果敢にチャレンジして壁を越えていく若手社員たち。両者がうまくマッチしていることが、人と企業の成長につながっているのだろう。

同社の創業は2007年。以来、「食を通じた地域興し」というユニークなビジネスモデルで快進撃を続ける。これまで人気経済番組や情報バラエティーなど、数々のテレビ番組で取り上げられてきたほど社会的な注目度が高い企業だ。

同社が進めているのは、単なる店舗展開ではない。魅力的なモノを作っている生産者をブランディングすることが同社の役目。このため、1ブランドの店を手掛けるのではなく、20、50、100とブランドを増やしていくのが同社のスタイル。それが生産者の支援につながるからだ。

社員たちの仕事も、単なる販売ではない。最初は店舗運営で商売の基本を学んだ後、ブランディングのプロフェッショナルとしてブランドマネジャーやスーパーバイザー、またあらゆる分野の専門職のスペシャリストとしてキャリアアップしていく道がつながっている。今日もまた同社では、現場の最前線で若手社員たちが獅子奮迅の活躍を見せていることだろう。

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クロワッサン専門店「ミニヨン」や、くりーむパン専門店「八天堂」など、多彩なブランドを展開する同社。活躍のフィールドは広い。

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