(株)日本制御エンジニアリング

難易度の高い仕事に取り組み、技術力を伸ばすことを重視しているという当社の方針が、手に職をつけて長く活躍したいという私の考えと一致したからです。高い技術は必要ないなどとハードルを下げて説明する会社が多い中、敢えて厳しい環境だという当社のほうが、将来的に自分の市場価値を高められると思いました。

教育制度や資格支援制度など、技術を伸ばすための環境が整っていたこと、生まれ育った関西で腰を据えて働けることも、入社を決めた理由の一つです。

電力会社に向けた電力系統制御システムの開発を行っています。新しいシステムを一から開発するわけではなく、すでにあるシステムに機能追加をしていくようなイメージです。その中でも私が携わっているのは、計算機やネットワーク状況を監視し、故障状態を管理する部分です。プログラミングだけでなく、プログラムが仕様通りに動作するかの試験を行うのも私の役割です。

私はどちらかというと黙々と仕事をするタイプですが、職場は比較的賑やかで、話もしやすい雰囲気だと感じます。

できなかったことができるようになったときにやりがいを感じます。たとえば、以前は本を見て、いろいろと調べながらしか書けなかったプログラムが、少しずつ本を見なくても書けるようになってきたこと。どんな小さなことでもうまくいくと思わず笑顔になりますし、職場でも人知れず小さく拍手をして喜んでいます。

これから、知識と経験を順調に重ねていけば、複雑な業務を任されたり、任される業務の範囲も広がっていくと思います。それは、新しいことに挑戦するチャンスでもあると思うので、そのチャンスを逃さず、成長し続けていくつもりです。

プログラミングの技術など、今、自分の中で育ちつつある技術を形にすることが目標です。今はまだ先輩社員の技術に憧れているだけの状況ですが、近い将来には、誰が読んでもよくわかる、理解しやすいプログラムが書けるようになりたいと思っています。

もう一つの目標は、資格を取ること。もうすぐ基本情報技術者試験に挑戦します。資格を取るということは、自分の市場価値を高めると同時に、会社全体の技術の底上げにもつながると思っています。会社からも期待されていると思うので、これからも地道に勉強に励んでいきます。

就職活動は人生の大きな分岐点であり、それまでの人生を変えるチャンスでもあります。たとえば、ここで暮らしたいと思う場所があったとしても、大学入学でそれを叶えるのは難しいもの。その点、就職であれば、暮らす場所も、やりたい仕事も、たくさんの選択肢の中から自由に選ぶことができます。それには、就職活動がうまく進まなくても決してくじけず、妥協しないことが大切。就職してしまってから別の道を選ぶ決断するのは大変です。

自分をしっかりと見つめ直し、自分の思いに忠実に、夢に近づける選択をしてください。