(株)日本制御エンジニアリング

子どもの頃からSF系映画やアニメが好きで、そこからITに興味を持ち、学生時代には趣味のネットサーフィンでIT技術の進歩を調べ、最先端の技術を駆使した開発に取り組みたいと思うようになりました。私は理系学生向けのパンフレットで当社を知ったのですが、これを受け取った時はすでに他社の内定がある状態でした。しかし、JCEに興味が湧いてエントリーしたことが縁となり、入社することになりました。その会社説明会の参加者はたまたま私一人だったのですが、社員の皆さんが緊張をほぐそうとしてくださったこと、座談会で社員同士の仲の良さを感じられたことが決め手になりJCEへ。

次世代配電系統制御システムの開発を行っています。一般的な電力系統システムは電力会社の変電所から需要家に電力を供給するシステムを指しますが、近年は配電ライセンスがあれば電力会社以外も配電事業を行えるようになりました。これを背景に、災害時に停電復旧を高速で行えるよう電力会社の電力系統から切り離し、地域ごとに自立したシステム運用を行うことが求められています。これを実現するため開発されているのが次世代配電系統制御システムで、私はその系統情報の計測や事故情報の高速伝達を目的として開発されたIED（Intelligent Electronic Device）とやり取りを行うシステムの開発を行っています。

もともとやってみたかった最先端技術を駆使したシステム開発に携わっているので、それが仕事のやりがいです。しかし、日本ではIEDに関係するシステムが開発途中なこともあり、参考にできるものが少ないのが難点。参考文献が英語で書かれていることもよくあり、私は英語があまり得意ではないので苦戦しながら開発することもあります。解釈が間違っていてプログラムが予期した動きをしないこともありましたが、修正を重ねて正常に動いた時、やり切ったことへの達成感と、この分野の専門知識を習得できた実感で満たされます。そんな思いに満たされたいと考えるのも、この仕事のやりがいなのかもしれませんね。

学生の頃から人にものを教えるのが苦手で、相手に完全に理解してもらえるまでかなり時間を使ってしまいます。また、説明の途中でわかりにくい言葉を多用してしまい、相手にちょっとした誤解を与えてしまうこともありました。今後、年齢を重ねると後輩を指導する機会も増えていくと思うので、物事を簡潔に分かりやすく説明できるようになること、相手に誤解を与えるような発言をしないよう心掛けることが当面の目標です。
プライベートでは、お金を貯めることを目標にしています。私は現在、一人暮らしですが、福利厚生の一環でマンションの家賃が会社負担になるので、節約できるところは節約してお金を貯めていきたいです。

子どもの頃、やってみたいと思っていた仕事はシステム開発とはまったく異なるものでした。私は人生の分岐点でシステム開発に興味を持ちましたが、人生で何に興味を持つかは人それぞれですし、たとえそれを目指してもうまくいくことばかりではないでしょう。しかし、企業研究で妥協し、あまり興味のない仕事についても、仕事にやりがいを感じられずストレスをためてしまう原因になるかもしれません。皆さんは思うようにいかなくても決して妥協せず、続けたいと思える仕事や企業と巡り合えるよう頑張ってください。