最終更新日:2024/9/5

(株)カナエ

  • 正社員

業種

  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 印刷・印刷関連
  • 薬品
  • 化粧品
  • 商社(文具・事務用品・日用品)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

“包む”で未来を創る!パッケージの奥深さに魅せられた先輩たち

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夢中になれるシゴトで、若いうちからチャンスをつかむ!

1956年の創業以来、パッケージひと筋で新たな道を拓いてきたカナエ。その可能性に挑む若きホープに、仕事への思いや流儀をじっくりと伺いました。

■大奈路 和磨さん(写真中央) 
2021年入社/ 化学生命工学部 化学物質工学科卒
包装技術開発部 技術グループ

■大伴 梨紗さん(写真左)
2021年入社/ 化学生命工学部 化学物質工学科卒
包装技術開発部 開発一グループ

■水光 葵さん(写真右)
2022年入社/ 経済学部 経済学科卒
第一営業部 営業一課

先輩に聞く!仕事のやりがい・面白さは?

「自ら決めた研究テーマを、最後までやり遂げられることですね。発想のタネを集めるところから工場での製品化まで、全ての工程に関われる面白さを感じています」大奈路さん
「企画設計から任され、実際に機械を扱いながら自分の手でかたち作ったサンプルが、目の前で完成した瞬間はグッときますね。それまでのどんな苦労も吹き飛びます」大伴さん
「自分の提案にお客様が価値を感じてくださった時が、一番嬉しいですね。自分にしかできない提案をする。そこから信頼関係が深まっていくのだと思います」水光さん

自由にとことん研究に打ち込める好環境!ゼロからイチを生み出す醍醐味。

大学では、DDSナノキャリアの研究をしていました。ここで身に付けたものをベースに何か面白い仕事はできないかと思い、研究開発職に絞って企業研究を開始。その中で出会ったのが、独創性豊かなパッケージングを開発している「カナエ」です。まず、若いうちから裁量大きくいろんなことにチャレンジができる社風に惹かれましたね。最終的には、職場見学をした際の雰囲気がとても良かったことが入社の決め手となりました。

配属されたのは、包装技術開発センター内にある技術グループ。実はこの部署は技術開発部の中でもちょっと特殊で、かなり自由度が高いんです。ミッションは、これまでにない新しいパッケージングの研究開発。今、市場で何が求められているのか、アンテナを高く張って自由な発想でゼロからイチを生み出していく仕事です。自分にそれができるのか、少し不安を感じながらのスタートでしたが、実際にやってみるとこれほど面白いことはなかった!とにかく自由に動ける中で、頻繁に展示会に足を運ぶなど市場調査に力を入れ、思いついたアイディアを片っ端から試す日々。すぐに夢中になりました。

私が目をつけたのは“パッケージの新しい成形方法”です。古くからあるガラス瓶の製造工程を応用した「ブロー成形」という技術を導入すれば、さらにパッケージングの可能性が広がる。そう考えた私はさっそくサンプルの作成に取り掛かりました。するとこれが想定以上の結果を出したのです。上長に提案したところ、トントン拍子に話が進み、製品化へ向けて成形機械を導入することに。当然、かなりの設備投資が必要になるわけですが、それを惜しまないのが当社の魅力。入社2年目の若手社員の提案でも、可能性を信じてカタチにしていく柔軟性は本当にすごいと感じます。今後、自分の考案したものが研究室を飛び出し、製品化へ向かっていくことが楽しみで仕方ありません。

私のモットーは「とりあえずやってみる」こと。それが自由にできるこの環境は、本当に恵まれていると思います。やらせてもらえる職場で、さらに貪欲に研究に打ち込みたいと思います。《大奈路さん》

自ら手掛けたパッケージが多くの人に届くよう、サンプル開発に挑む日々。

企業研究では、3つの軸で企業を探しました。まず、研究開発系の理系職種であること。2つ目が地元の大阪から通える距離にあるということ。そして、職場の雰囲気がいいこと。この軸をすべて満たしていたのが「カナエ」だったというわけです。意外だったのは、研究開発部門に女性社員が多いことでしたね。会社を訪問した際、女性技術者の先輩が職場を案内してくださったのですが、そのフレンドリーさや温かな空気感にとても癒されました。「こういう方が働いている職場なら間違いないだろう」と感じたのを覚えています。

私は、医薬・メディカル分野のパッケージを扱う“開発一グループ”で医薬品メーカーなどから依頼を受けて「内容物に最適な容器」の企画設計からサンプル製作や包装材料の分析・評価までトータルサポートしています。実はここでの仕事、私の持っていた開発のイメージとは違っていて驚きました。というのも、当初は学生時代のように試験管片手に液体を混ぜたりという研究シーンを想像していた私。実際は、CADスキルを習得して設計図面を描き、機械を操作して金属を加工し、パッケージの金型サンプルまで自分の手で作ってしまう。モノづくりの面白さが詰まった仕事だったのです。初めて自分で設計し、機械のプログラミングをして型を作製し、様々な試験を経てサンプルが完成した時の感動は、きっとずっと忘れないと思います。

もちろん、開発者としての醍醐味もしっかりと味わっています。サンプルをつくり上げる過程では、強度や形状安定性など多くの課題が出てくるのですが、その一つ一つをいかに乗り越えるかが難しく感じます。何度も試行錯誤を繰り返しながら、クライアントの期待を超えるものを生み出していく。そこに、探究心が刺激されますね。このグループは9割が20代・30代というとても若いチーム。早い段階から手応えある案件を任せてもらえるので、若手が第一線で活躍しているんです。また、声を大にして言いたいのは、ものすごく居心地がいいということ!仕事中も笑い声が上がるようなフランクな職場です。この場所で、開発者としてもっともっとスキルを磨いていきたい。そして近い将来、自分が手掛けたパッケージをドラッグストアで手にする日を楽しみにしています。《大伴さん》

入社1年目から大型案件にチャレンジ。成功体験を積みながら感じる、圧倒的成長感!

企業研究でまず頭に浮かんだのは、食品業界でした。好きなことを仕事にすれば、長く続けられると考えたからです。しかし企業研究を進めるうちに、ふとある疑問が湧いたんです。「自分はなぜ食品に興味があるんだろう」と。考えてみると、コンビニやスーパーで商品を選ぶ際、まず気になるのはパッケージデザイン。漠然と“食品業界”に注目していましたが、本当に好きなのはそれを包むものの方なんじゃないか。そこからは、「包装」をキーワードに会社を探し、説明会などへ積極的に参加しました。多くの会社を見る中で、「カナエ」の独自性は際立っていたと思います。医薬品のパッケージに特化していることも面白いと思ったし、SDGs実現への意識がかなり高いところも興味深かったですね。ここでなら他とは違う面白さが味わえそうだと感じ、入社を決めました。

商社営業という立場上、お客様とメーカーの間に立ってそれぞれの考えを調整していく必要があります。そこは最初に当たった壁でした。お客様の思いをしっかりと“聞く”ことが営業の基本なのですが、最初の頃は“伝えること”ばかりに必死になっていたのです。その壁を乗り越えたのは、入社1年目の冬のこと。当社では新人でも大手企業を担当させてもらえるので、大口の受注をいただくことは珍しくありません。ただその時は、CM効果などもあり商品の売れ行きが好調で、急遽「数万枚の資材を追加で入れてほしい」との依頼が。通常のスケジュールではとても間に合わないため、正直とても焦りました。上司とも相談し、とにかくお客様とメーカーの状況をしっかり伺った上で策を練りました。その結果、なんとかお客さまの希望に沿った納品ができ、やり遂げた達成感で胸がいっぱいになりましたね。

私の成功体験は、周りのサポートなしには成し得なかったこと。実はこの時も、メーカーから直接資材を仕入れている「業務部」の方のアドバイスに助けられました。入社するまで、営業は孤軍奮闘、ひとりで頑張るものだと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。直属の上司や先輩方のフォローも万全。この体制があるからこそ、入社1年目から手応えある仕事にチャレンジできるのだと思います。学生時代の友人から「もうそんな大きな仕事を任されているのか?!」と驚かれることもしばしば。この恵まれた環境で、さらにスキルを磨いていきたいと思います。《水光さん》

学生の方へメッセージ

私たちからお勧めしたい3つのポイントをお伝えします。
まずひとつ目は、「職場の雰囲気を肌で感じてみる」こと。やはり百聞は一見にしかず。どんな場所でどんな先輩たちが、どんな表情で仕事に取り組んでいるのか。その空気感まで含めて自分自身で感じることが大切だと思うのです。そこから得られる情報はとても多いもの。気になる企業がインターンシップや職場見学などを実施していたなら、まず参加してみることをおすすめします。

ふたつ目は、「自己だけでなく“他己分析”もしてみる」こと。自分で自分のことはなかなか客観的に見られませんが、いつも身近で接している親しい友人やご家族は、意外としっかりあなたのことを見ているもの。自分では気づかなかった長所や特性が分かるかもしれません。

最後に「自分の好きなことを起点に視野を広げてみる」ことも有効だと思います。たとえば“食べることに興味があるから食品メーカー”という風に決めつけるのではなく、食品に関わる業界ってどんなものがあるんだろう?とか、冷凍輸送にはどんな技術が使われているんだろう?とか。興味の幅を広げていくことで、知らなかった業種や仕事に出会えるはず。自分の可能性を広げるきっかけになるのではないでしょうか。いろんな角度からいろんな企業を見ていただきたいと思います。
《大奈路、大伴、水光より》

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「職場の雰囲気の良さ」に惹かれ入社を決めたという3人。その時に感じた印象は入社後もずっと続いていて、社内の風通しの良さや周りの人たちの温かさを感じていると話す。

マイナビ編集部から

『包むで、未来を創る』をコーポレートメッセージに掲げ、1956年の創業以来、パッケージに特化した企業として業界をリードしてきたカナエ。特に医薬品分野においては大手メーカーから厚い信頼を寄せられており、画期的な機能をもつ包装材料や新しい包装形態の研究開発でも、非常に高い評価を得ている。また、SDGs実現へ向けての取り組みにも本気の同社。バイオマスを原料にした包装資材の開発・製作や、自社工場内でのリサイクル率の向上、最近では環境負荷を低減する「PETフィルム単一素材パウチ」を自社で考案するなど、新たな取り組みに余念がない。

企業力もさることながら、取材で一番印象深かったのは社員の方々の表情の明るさだ。今回、入社2年目・3年目という若手社員の3名とお会いしたのだが、自分の仕事について話す時の笑顔がとても素敵で、聞いているこちらがどんどん引き込まれていった。みなさんが共通して話してくれたのが「若手にもどんどんチャンスが与えられる」ということ。手応えある仕事を積極的に任されつつ、困った時にはしっかりと支えてもらえる環境があるそうで成長スピードの速さは特筆もの。みなさんが2年後・3年後にどんな活躍をされているのか、また覗いてみたくなった。

研究職、開発職、営業職ともに、好奇心旺盛な方や行動力ある方にとって最高の環境。企業研究では、こうした社風にもぜひ注目していただきたい。

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商社でありながら、新たな包装形態や技術の研究開発に挑み続けているカナエ。SDGs実現への取り組みでも注目を集めている。

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