最終更新日:2024/6/27

(株)NTTデータMSE

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

学生時代の研究経験が、今を切り拓く力となる

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若手社員たちが積み重ねてきた学びに迫る

情報系学科出身の3人の先輩たちは、学生時代の経験を生かすべく、幅広い分野のIT案件を手掛ける同社の扉を叩きました。それぞれが歩んできた道のりを振り返りながらエンジニアとしての成長の軌跡を追いかけます。

S.T.さん
第二デジタルビジネス事業本部
大学院総合科学技術研究科情報科学専攻修了
2019年入社

M.H.さん
第一デジタルビジネス事業本部
理工学部情報工学科卒
2020年入社

S.K.さん
第三デジタルビジネス事業本部
情報工学部情報通信工学科卒
2020年入社

先輩のオフタイム

コロナ禍でお酒を飲みに行く機会が減った今は家飲みを楽しんでいます。自分でおつまみを作ってお酒を飲みながら、ゆったりとしたひと時を過ごしています。(S.T.さん)
趣味は旅行です。コロナ禍で国内の旅が中心となり、今は47都道府県全制覇を目指しています。ミュージカル鑑賞のために全国を飛び回ることもありますね。(M.H.さん)
高校までサッカーに熱中していましたが、今は観戦専門です。スタジアムに出かけて声援を送っています。時間調整すれば平日の試合でも問題なく観戦できますよ。(S.K.さん)

論文を仕上げた経験が、論理的で的確な伝達力を育んだ

大学院まで情報学を専攻していた私は、OSやアーキテクチャ、CPUの設計・実装など、幅広い観点からITに触れてきました。大学院では人間の行動分析を機械学習で行うというテーマで研究に取り組んでいました。乳幼児に学習教材を使ってもらい、その使い方の傾向をデータ分析することで、数年後、どの分野の成績が伸びるのかを予測するというのが当時の研究内容でした。

研究を通して論文を書くという経験を何度も積み重ねました。何度も議論や実験を重ねてデータを集めるとともに、その結果を一つひとつの文章に説得力のある根拠を付けて論文として仕上げる。研究室での経験を通して相手に自分の考えを論理的に伝える力が培われたことが、社会人になった今、大きな武器となっています。実際、エンジニアは文章を書いて相手に伝えるシーンが多く、ましてやコロナ禍を受けてチャットベースでのコミュニケーションも増えた今、文章作成能力を磨いてよかったと思う場面は多々あります。

情報系出身ということもあり、企業研究では自然とIT企業を目指しました。NTTデータMSEではコードを書くのみならず、人を動かしてプロジェクトを進める業務にも関わることができると知り、エンジニアとして幅広いスキルを身に付けられると当社を選択しました。1年目の冬から現在まで、バーコード決済アプリの開発に取り組んでいますが、上流下流を問わずに幅広い経験を積むことができています。

約1年前に主任に昇格してからは、開発チームを主導する立場となりました。中国とベトナムのオフショア開発のメンバーに業務を依頼するのが私の役割なのですが、海外に業務を依頼するからこそ認識の食い違いがないよう、きれいな日本語で整えることや、わかりやすい図版や資料を添えることを意識しています。 海外との連携でも研究室で養った力が活かされていると実感しています。

多くの人の間に立つだけにコミュニケーション力も問われます。実は昔は人と話すのが得意ではなかったのですが、学生時代のアルバイトで多様な人と接してきたことで、人付き合いの苦手意識が克服できました。あのときに頑張ったから、今、お客さまや上司、同僚らと滞りなく対話ができるのだと思います。今後はリーダーシップを発揮する立場を目指して、コミュニケーション力を磨くと同時に、一人の開発者としても技術を伸ばしていきたいですね。
(S.T.さん)

事象を分解して原因を探る。その視点をもとに仕事に臨む

私の専攻テーマは情報工学で、主に三次元の形状をコンピュータで表現し、数値的に処理する技術を重点的に研究していました。プロジェクションマッピングでさまざまな形状の建物に画像を映し出すとき、ゲーム内で揺れ動くマントを表現するときなどに、研究していた技術が活用されています。

一方で学業ばかりだと入ってくる情報に偏りが生まれてしまうと考え、アルバイトを通して社会勉強をしようと多くの職業を経験。塾講師、飲食店、サイトのバナー作成、選挙の開票などさまざまな経験をしたからこそ、普段の生活では得られない視点を身に付けることができました。

企業選びの際はIT企業を志望しましたが、当社を選んだのはワーク・ライフ・バランスが整っていること、幅広く事業を手掛けていることが決め手。世の中の動きに対して柔軟に対応し、多様なビジネスを展開してきた会社だからこそ、ITのトレンド技術が変わっても波に乗り遅れず長く働けると感じました。入社後は大きく2つのプロジェクトを並行して手掛けています。一つは物流会社向けのマルチデバイスアプリの要件調整とテスト、もう一つは交通管制システムの根幹を担うサーバの開発で、それぞれ全く異なる案件となっています。

私自身、IT企業というとプログラム開発のイメージが強かったのですが、実際に働いてみて設計やテストといった工程が品質の向上に大きく関わっていることを実感しました。昨年からアプリ開発のサブリーダーとしてお客さまや外部委託先との交渉を手掛けるようになり、コミュニケーション面の重要性を再認識しています。関係者がお互いに持っている知識はそれぞれ異なるので、思い違いをなくすためにも対話を重ねることが特に重要だと感じています。

私が学んできた情報工学は、人が行うことを機械に代行させるべく、事象の手順化、細分化を進めていくという考えで成り立っています。事象を分析して原因を探るというのは、何も研究だけで必要な視点ではありません。仕事でも複雑な課題や漠然とした目標を分解し、シンプルな問題として落とし込む際に役立っていると実感しています。

今後は担当プロジェクトを終わらせるだけでなく、価値を最大化できるリーダーになりたいと思っています。昨今テレワークと出社を併用した多様な働き方が当たり前となりましたが、そのなかでも柔軟に意思疎通できるような環境づくりに注力したいです。
(M.H.さん)

未知なる世界へのアプローチ方法は、学問も仕事も共通している

高校時代にITに興味を持ったのをきっかけに、スキルを磨きたいと情報系学科へ進学しました。専門的な知見を持つ教授から指導を受けることで、独学では決して見えてこないモノが学べ、同じ分野を学ぶ同級生と交流することで、将来の道について情報交換していけると考えたのも情報系を目指すきっかけとなりました。

進学後は組み込み系システムに使われるC言語を軸に学びつつ、研究室では光(レーザー)に関して研究していました。就職すればプログラムは深く学べると予測し、学生の頃しか学べない分野を究めたいと考えたのがその理由です。今、IT企業である当社に就職して、レーザーに関する知識がダイレクトに生きるわけではないものの、わからないことを明らかにするためにどうアプローチしていくか、研究室でその手段を身に付けたおかげで、仕事で課題に突き当たったときの解決策が導き出しやすいと感じています。

勉強以外ではラーメン店や塾講師、コンビニのアルバイトを経験したのが今につながっています。多くのアルバイトをしたことで、多種多様な立場の人と接する機会に恵まれたのですが、人によってモノの考え方や価値観は全く異なっており、だからこそ地道なコミュニケーションが重要だということを学びました。入社後、2つのプロジェクトを通して多くのエンジニアと関わってきましたが、やはり人に合わせて丹念に会話することで仕事が円滑に進むということを実感しています。

特に1、2年目の頃、車載システムに関わる大規模プロジェクトに参加したときは、人との関わりの大切さを身にしみて実感。学生時代にプログラムを触っていたときは、自分だけが理解してマイペースに作っていればよかったのですが、仕事となると周囲の人とスケジュールを調整し、期限に間に合わせるように連携を強めていくことが大切なのです。

現在は特殊環境下で走る車のデータを数値化するWebアプリ開発に携わっています。お客さまの依頼をもとに大枠のシステムを作り、稼働させながら品質を高めていくアジャイル開発を採用しているので、私もお客さまと話をするシーンが増えています。解決策を提示した後、お客さまから直接感謝の声をいただけると、うれしい思いに包まれます。これからキャリアを積み上げることで、ゆくゆくはリーダー的な立ち位置で人を引っ張っていきたいですね。
(S.K.さん)

学生の方へメッセージ

■会社の雰囲気はWebだけではなかなか伝わらないもの。それだけに企業研究をしていた頃は、できる限り、対面のインターンシップに参加して判断することを心掛けていました。今はさまざまなコミュニケーションツールが発達していますが、Webだとどうしても聞きにくい質問もあるはずです。できるだけ直接会いに行って、ざっくばらんに話をしながらその会社の雰囲気をつかんでください。(S.T.さん)

■まずやるべきは業界軸を決めること。私が企業研究をしていた頃は、好き・嫌い、得意・不得意を分けて考えた上で、自分に合う業界を探していきました。そこで浮かんだ業界軸をもとに、企業を探していったのですが、仕事はずっと続いていくので、自分は何が楽しいか、どうしたら楽しく働けるかを考え企業を選ぶよう心掛けました。そんなふうにして企業研究を重ねていけば、おのずとマッチする企業に出会えるはずです。(M.H.さん)

■2020年入社の私の代はコロナ禍の影響で、テレワークも含めた働き方が当たり前の世の中に変化しました。当社の場合、テレワークと出社をうまく融合した働き方を選ぶことができますが、企業によって働くスタイルはさまざま。どちらが良い悪いではなく、自分がどんな環境で働きたいのかをイメージした上で企業選びをすれば、ギャップが少なくなると思います。(S.K.さん)

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今回取材した3名の先輩は全員が情報系学科出身者。学校で専門知識を学んでいたからこそ、入社後にスタートダッシュをかけて仕事に臨むことができたと振り返る。

マイナビ編集部から

NTTデータMSEでは、社員自身が自分らしく働ける環境づくりに余念がない。例えば、コアタイムを設けないフレックス制度が導入されており、働く時間は柔軟に調整可能。テレワークと出社に関しても、状況に合わせて使い分けることで、ライフスタイルに合わせた働き方を能動的に実現できる。

今回取材に応じてくれたS.K.さんは、ワーク・ライフ・バランスの良さも入社理由の一つだと話してくれたが、実際に入社してからもそのイメージが崩れることはないそうだ。上長が有給休暇の取得を促してくれるほか、周囲のメンバーもスケジュール調整に協力してくれるため、ありがたいと感じているという。

同社はIoT、オートモーティブ、プロダクトと複数の事業部があるが、部署の垣根をこえたコミュニケーションも活発に行われており、心地よい一体感がある。部課長クラスの人間がフランクに若手と話す光景が日常茶飯事に見られるのも、穏やかな社風を映し出している。

3人の先輩たちには当時の就活に関しても伺ったが、同社の人事や先輩社員は親身になってくれる人が多く、面接も笑い声に包まれていたと懐かしそうに振り返ってくれた。同社の居心地のよさが垣間見られる取材だった。

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モダンで機能的なデザインにまとめられた横浜オフィス。フリーアドレス制を採用しているので、部署の垣根を越えた対話もしやすい。

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