最終更新日:2024/5/20

丸三証券(株)

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 証券
  • 信託銀行・投資銀行・投資信託委託
  • その他金融
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

証券のプロフェッショナルとして、お客さまのために誠意を尽くして提案する

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現場の最前線に立つ先輩たちの想いに迫る

110年を超える長い歴史を築いている丸三証券では、「自主独立」「自主営業」の経営方針のもと、お客さま本位の営業に力を尽くしてきた。課長職と2人の若手営業から仕事にかける想いを伺った。

■河野 倫了さん ※写真左
 課長(総合職)
 法学部政治学科卒
 2010年入社

■高崎 木晴さん ※写真中
 リテール部門(総合職)
 法学部法律学科卒
 2021年入社

■前島 ひなのさん ※写真右
 リテール部門(エリア職E)
 スポーツ文化学部スポーツ国際学科卒
 2022年入社

先輩のオフタイム

2人のお子さんをとの時間を大切にしている河野さん。子どもから今まで気づかなかった視点や思いについて教えてもらうことが多く、子育てを通して学び続けているという。
高崎さんは大阪時代、関西エリアの観光地巡りを楽しみ、お気に入りの三重には3回訪れたという。東京勤務となってからは親御さんや友人との時間を大切にしている。
学生時代、韓国に留学していた前島さん。週末は基本的にアクティブに過ごしており、社会人となった今も土日の休みと有休を活用して韓国旅行楽しめているという。

【河野さん】学び、専門性を究めることで、お客さまの期待に応え続ける

入社以来、北九州、京都、太田の各支店を経験してきた私は、現在は新宿支店で課長職を務めています。キャリアを振り返ると、北九州支店時代に最初の大きな壁に突き当たりました。同じ支店に配属された同期が1年目で社長賞を獲得したトップセールスで、営業力ではとても勝てないと思わせられたのです。しかし、商品知識は誰にも負けないレベルになろうと地道に勉強を重ねていく努力を続けたことで情報の引き出しが増え、お客さまの状況に合わせた商品を素早く提案できるようになり、確かな信頼を積み重ねていくことができました。

5年目には京都支店に異動となりました。その土地に長くお住いのお客さまにマッチした提案をするには、その街を知り、私自身も街を好きになることが重要だと考え、京都の歴史や成り立ちを知るところから始めました。お客さまからも「良く知っているね」とお褒めの言葉をいただき、提案をするきっかけが増えたとの手応えも得ました。

日々の接客を通してお客さまの人生観や経営への想いに触れ、一人のビジネスパーソンとして刺激を受けられることが、この仕事の醍醐味の一つです。京都時代に主任へと昇格したのですが、あるお客さまから「自分の分身を作りなさい」とアドバイスを受けたことがあります。会社員を経て独立開業された方でしたので、組織の中で管理職へステップアップしようとする私に足りないものを瞬時に把握されたのだと思います。

以来、心がけてきたのは、メンバーが自分で考え、自分で決断できるチーム作りです。私自身、上司と異なる意見を持ったとしても臆せずに発信して意見をぶつけ合い、さらなる進化に突き進んでいく姿勢を貫いてきました。そんな姿勢の部下を育成することで、より良い組織マネジメントが実践できるようになり、新宿支店で課長という立場を任せられるまでになったのだと思います。

新宿支店のあるお客さまは金融リテラシーが高く、扱う金額も今までの支店とは桁違いで、より高度な提案力が求められます。その中で改めて強く思うのは、証券会社の営業は“勉強代行業”だとの視点にほかなりません。お客さまの代わりに身につけた高度な専門知識を土台にして、一人ひとりに寄り添いながら課題解決するのが証券営業の務めです。私自身、これからも学び続けてより多くのお客さまに選ばれる営業となり、そして課員たちも引き上げていければと思っています。

【高崎さん】地道なコミュニケーションの積み重ねが、信頼に繋がっていく

就職活動を始めた頃は航空会社を志望したのですが、コロナ禍で時代が変化したのを受け、人々の暮らしの土台を支える金融業界に進み、将来の自分の人生にも役立つ有用な経験を重ねたいと思うようになりました。丸三証券との出会いは学内説明会です。採用担当者から漂う柔らかでフランクな空気を感じたのがとても印象的でした。選考に進むと私の話をじっくりと聞いてくれて、一人の人間として見てもらえていることが伝わり、それが入社の決め手となりました。

最初の2年強は大阪支店に所属して、新規開拓を中心とする業務に挑みました。どうすればお客さまに信頼していただけるのかと悩んでしまう時間も続きましたが、インストラクターの先輩が何でも質問に応じてくれて、ときにはお客さま先にも同行してくれたおかげで一歩ずつ前進することができました。次第に商品の話をする以前に、私を知ってもらうのが信頼につながるのがわかり、“自己開示”するのを心がけていきました。お客さまにお渡しするお手紙に出身地や趣味の話などを記載するといった小さなことではありますが、それがきっかけとなって会話が弾み、商談につながっていくケースも増えていきました。

あるお客さまとは、連絡をしてもなかなかお会いできず、お手紙だけの関係が丸2年にわたって続きました。しかし、あるとき「いつも手紙を読んでいるよ」とお電話をいただき、私に取引を依頼していただきました。諦めることなく丹念にコミュニケ―ションを重ねることが信頼につながり、いつしか結果として実っていくということを学んだ瞬間です。

現在は新宿支店に所属しています。以前、お客さまに提案するときに「本当にこの内容で大丈夫なのだろうか?」と不安が先に立って緊張ばかりしていた自分がいました。しかし、3年にわたって知識を積み重ね、2つの拠点を経験して多角的な視点も身に付いたおかげで、自信をもって提案できるようになったと思います。自分が提案をしたことで利益が生まれ、お客さまが喜んでいる表情を見るのが本当に嬉しいですね。

次は主任への昇格を目指していくことになりますが、これまで通り、お客さま本位の営業を進めることで責任ある立場を担える存在に成長したいと思っています。総合職はさまざまな職種を経験できますので、将来は人事や教育といった仕事にもチャレンジしたいと夢を描いています。

【前島さん】自分を高め続け、後輩のお手本となる存在へと成長したい

アクティブに活動しながら人に貢献できる仕事が合っていると考えた私は、就職活動ではホテル業を希望していました。当社に関しては営業体験ができるインターンシップに興味を持って参加しただけで、金融業界は全くと言っていいほど視野に入っていませんでした。しかし、インターンシップを通してお客さまとコミュニケーションを取って提案する証券営業が面白いと感じ、また人事担当者の話やすい雰囲気も好印象でした。証券のことは全く知らなかったものの、だからこそ挑戦しがいがあると思い、首都圏に限定したエリア職Eとして入社しました。

新宿支店に配属されてからは、最初の1年間は新規開拓を中心とする業務に取り組みました。個人的な感想は“楽しかった”の一言に尽きます。経営者をはじめとする人生の諸先輩方と触れ合うことで、多くの知識を吸収できたのは本当に貴重な財産です。1年目では自分一人で対応しきれない場面もありましたが、トレーナー役を買って出てくれた4年目の女性の先輩がキメ細かくサポートしてくださいましたし、別の課の先輩も何かと面倒を見てくださったので、周囲に助けられながら一歩ずつ成長することができました。

2年目になってからは少しずつ既存のお客さまを引き継ぐようになり、現在は300~400件を担当しています。気づけば商品の概略やマーケットの動向なども自信を持って説明できるようになっており、証券営業として少しずつ成長をしていることを実感します。先日は1年前からお声をかけていた新規のお客さまから相談を受け、最終的には他社商品から切り替えてくださることになりました。他社商品の状況について調べるなどして誠意を尽くした姿勢が、お客さまの心を動かすに繋がったそうで、努力を認めていただける嬉しさをひしひしと感じ取りました。

また、後輩も入社し、私が電話でお客さまと話している会話を聞いていたようで、「前島さんの電話対応を参考にします!」と言ってくれました。とても嬉しかったですし、後輩のお手本となる存在になっていこうとの思いに包まれました。証券について勉強をしていると非常に奥が深くて、学ぶべきことが果てしなく続くのがよくわかります。後輩に確かな知識を教えられるように、さらに自己研鑽していくつもりです。

学生の方へメッセージ

当社は若手社員の育成に熱心な会社です。例えば総合職には入社後18カ月間の研修期間を設け集合研修を5回実施しています。社内外の講師によって営業活動に役立つ実践的な指導が多様なメニューのもとに行われています。

総合職は入社すると最初に『導入研修』を受講します。ここでは約1カ月間かけてビジネスマナーから商品知識、営業スキルなどを学び、最終的には証券営業に必要な資格を取得します。

その後のフォロー研修では経済情勢や証券業務、営業ノウハウなどの業務に必要な知識の伝達だけでなく、日頃の営業活動における悩みやお客さまへの対処方法などの相談に乗ることで、毎日の営業活動を活き活きと続けていけるようにサポートしています。また、配属後は新入社員一人ひとりに年次の近い先輩社員が専属のコーチャーとしてサポートするほか、人材開発部のスタッフが現場へ出向き、一緒に同行してお客さまを訪問するフォロー体制も用意されているので、ゼロからのスタートでもまったく心配することはありません。

普段は全国にある各勤務地で同期は働いているので、集合研修は同期・他部署との貴重な交流の場であり、相互研さんの場。それもあって当社は若手社員の横のつながりが非常に強い会社です。
(人事部人材採用担当者)

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丸三証券では上司と部下、同期同士が仕事や研修を通じて密接なリレーションを持っている。目標や情報の共有が進み、社員個人の責任感がチーム全体を支える仕事環境である。

マイナビ編集部から

「自主独立」と「自主営業」といった経営方針を掲げながら、100年を超える歴史を築いてきた丸三証券。自らを「にんげん証券」とも称しているが、これも一人ひとりの個性を大切にする企業文化が根付いている証しだと言えるだろう。

お客さまは当然のこと、同じくらいお客さまと向き合う社員を大切にしており、そのことは、新人研修の手厚さにもよく表れている。同社が人材育成に力を注ぎ、社員一人ひとりを大切にしている理由は、「証券会社の発展は、お客さまと営業担当の人間関係の継続なくしてあり得ない」と考えているから。常にお客さまに寄り添い、お客さまの利益を最優先に考え、お客さまのために自己研鑚し、行動する意欲の高い人材こそ、同社が望む理想的な社員像だ。

誰にも負けない知識を身につけて提案の幅を広げ続けてきた河野さん、長期的な視点からの関係づくりにじっくり取り組む高崎さんらのエピソードからも、“お客さまのため”という考えが現場に浸透していることがよくわかった。また、2年目の前島さんの姿勢からは知識ゼロからでも後ろ向きにならず、お客さまのためを思って真っすぐに自分を磨いている志しが伝わってきた。

お客さまファーストを追求したい方や、人生に寄り添いながらお客さまと長く深く付き合える営業がしたい方にとって、同社は理想的な職場である。ぜひ説明会に足を運び、丸三証券のさらなる魅力を肌で感じてほしい。

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アイボリーを基調に明るく、開放的な本社オフィス。中で働く社員の快適性と業務の効率性に配慮し、“ヒト”に焦点を合わせた空間構成となっている。

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