本社郵便番号 |
103-8461 |
本社所在地 |
東京都中央区日本橋浜町3-21-1日本橋浜町Fタワー |
本社電話番号 |
03-5623-8513 |
創業 |
1899(明治32)年 |
設立 |
1949(昭和24)年8月1日 |
資本金 |
199億8,500万円 |
従業員 |
1,647名(単体、2022年12月期) 2,818名(連結、2022年12月期) |
売上高 |
1,395億円(単体、2022年1月1日~12月31日) 2,056億円(連結、2022年1月1日~12月31日) |
代表者 |
代表取締役社長 山口 聡 |
事業所 |
本社/名古屋・東京 研究・開発部門/栃木・東京 工場部門/栃木・茨城・長野・愛知(3工場) 営業部門/北海道・岩手・宮城・埼玉・東京・石川・静岡・愛知・大阪・岡山・広島・福岡・沖縄 |
主な商品 |
<国内> 飲料:トマトジュース、野菜生活、野菜一日これ一本、植物性乳酸菌ラブレ等 食品:トマトケチャップ、ソース、パスタソース、トマト鍋用スープ、 サルサ、レンジ調理食品、等 生鮮野菜:ラウンドレッド、高リコピントマト、ベビーリーフ等 通販:毎日飲む野菜、つぶより野菜、旬シリーズ、等
<海外> アメリカ・欧州・オーストラリア:ピザソース、トマトソース、等 アジア:野菜飲料、等 |
業績(連結) |
(単位:百万円) 決算期 売上高 営業利益
12.3 180,047 8,466 13.3 196,233 9,278 14.3 193,004 6,775 14.12 159,360 4,328(注1) 15.12 195,619 6,723 16.12 202,534 10,946 17.12 214,210 11,968 18.12 209,865 12,000 19.12 180,849 14,079(注2) 20.12 183,041 10,682 21.12 189,652 14,010 22.12 205,618 12,757 (注1)2014年度は、決算期変更に伴い2014年4月1日~12月31日 までの9カ月間の数値 (注2)国際会計基準に移行(売上収益・営業利益) |
売上構成(連結) |
飲料37%、食品23%、国際事業27%、通販7%、農5%、その他1% *2022年12月 |
平均年齢 |
40.4歳 *単体、2022年12月末時点 |
企業理念 |
■ 感謝、自然、開かれた企業
食品業界を取り巻く環境は、少子高齢化、グローバル化、お客様の食に対する価値観の多様化など、大きな変化の中にあります。 そんな変化が激しく不透明な時代の中で、すべての企業戦略の原点となり、社員一人ひとりの考えや行動のよりどころになる『ゆるぎないカゴメの価値観』を表したものが「企業理念」です。
「感謝」…私たちは、自然の恵みと多くの人々との出会いに感謝し、 自然形態系と人間性を尊重します 「自然」…私たちは、自然の恵みを活かして、時代に先がけた深みの ある価値を創造し、お客様の健康に貢献します 「開かれた企業」…私たちは、おたがいの個性・能力を認め合い、 公正・透明な企業活動につとめ、 開かれた企業を目指します |
お客様とのお約束 |
■ 自然を、おいしく、楽しく。KAGOME
カゴメが社会の中で存在する理由、またカゴメという企業が社会に対して提供出来る企業価値を表すのにもっとも適した言葉。 「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」は、カゴメが社会・お客様にお約束をしている事です。
自然を…自然のめぐみがもつ抗酸化力や免疫力を活用して、 食と健康を深く追求すること おいしく…自然に反する添加物や技術にたよらず 体にやさしいおいしさを実現すること 楽しく…地球環境と体内環境に十分配慮して、 食の楽しさの新しい需要を創造すること |
創業者の熱い想い |
明治末期、トマトやニンジンなどは “西洋野菜” と呼ばれ、 日本人にはまだ珍しい存在だった時代…。 その将来性を信じて、熱心に “西洋野菜” の栽培に取り組んだ男がいました。 カゴメの創業者、蟹江一太郎です。
西洋野菜の需要の高まりを予測して、トマト、キャベツ、たまねぎなどの 栽培・販売をスタートするも、トマトだけがなかなか売れない状況が 続きました。
しかし「トマトはたまねぎやキャベツと並び代表的な西洋野菜である」という とある方の言葉を信じ、トマト栽培をあきらめることはありませんでした。 その後、トマトを原料にトマトピューレー、トマトケチャップ、ウスターソースなどを製造・販売し、今日のカゴメの礎を築きました。
日本の「食」の洋風化とともに、カゴメのトマトケチャップや ウスターソースは家庭で広く愛される商品となり、 現在では、カゴメは日本のトマト調味料の代表的なブランドとして、ゆるぎない地位を獲得しています。 |
良い原料×良い技術 |
■ 良い商品=良い原料×良い技術
これがカゴメの商品作りの考え方です。
■ 良い商品は “良い原料” から
現在、トマトの種は世の中に約8,000種程あると言われておりますが、カゴメの研究所では約7,500種ものトマトの種が保管されデータベース化されています。 この遺伝資源を活用し、交配による品種改良に加え、遺伝子解析、組織培養といった最新技術を応用し、それぞれの商品に最適な品種を開発しています。 また、日持ちする品種、病害虫に強い品種なども実用化。これらの研究成果は様々な野菜にも応用されております。
■ 野菜が本来持っている、おいしさや栄養を損なわない為の “良い技術”
たとえば、よりおいしいトマトジュースをつくるために開発したのが、 「逆浸透圧濃縮技術(RO技術)」。 非加熱技術による濃縮なので、加熱臭を抑え、 野菜本来のおいしさを活かす事が可能になりました! また、キャロットジュースの製造に使われている「フレッシュ・スクイーズ技術(FS技術)」は、野菜に余分な熱をかけないで栄養分をほとんど残さず搾り出し、成分や栄養を活かしたままジュースにできます。 |
畑が第一の工場 |
■ 世界中からカゴメ品質を守る「良い原料」を調達
商品作りに大切な原料の安定的な確保を目的に日本国内だけではなく、アメリカ、ポルトガル、トルコ、イタリアなど様々な国から原料を調達しております。
自然を相手にした原料調達は、常に天候リスク・災害リスクと隣り合わせです。 そのため、天災に強い品種を開発する、原料拠点地を分散させる、 などの対策を立てて、リスクを少しでも軽減する努力をしております。
■ 「畑が第一の工場」農から手掛ける、世界でもユニークな企業
世界中に広がる生産拠点ではありますが、その品質管理や栽培指導は、 もちろんカゴメ社員が責任を持っておこないます! 原料調達担当者たちは「畑は第一の工場」という考えのもと、 自らその土地に出向き、自分たちの目で見て、手で触って、 カゴメの品質を守る努力を続けております。 |
研究 ~最近の成果~ |
■ カロテンが豊富な野菜・果実ミックスジュースの継続摂取により 肌の奥の“隠れジミ”が減少することを確認
隠れジミとは肌の奥に潜むメラニン。そう、シミの予備軍です。 β-カロテンやα-カロテンの含有量が多い人参ベースの野菜・果実ミック スジュースを継続して飲むことで、肌の奥の隠れジミが 減少することをヒト試験により明らかにしました。 β-カロテンはジュース等の加工品にすることで、吸収性が高まることが報告されています。
紫外線による肌ダメージが気になる方には朗報! 野菜ジュースで美肌になれると思うと楽しく続けられそうですよね。
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工場 ~生産体制~ |
(1)上野工場/ウスターソースをはじめとする各種家庭用・業務用ソースを生産 (2)小坂井工場/家庭用・業務用トマトケチャップやトマトピューレーを生産 (3)富士見工場/野菜飲料・フルーツ飲料などを生産 (4)那須工場/トマトジュース、ニンジンジュースなどを生産 (5)茨城工場/業務用向け食品、紙パック飲料などを生産 (6)小牧工場/長年の乳酸菌飲料技術を活かして、植物性乳酸菌ラブレなどを生産 |
営業 ~需要創造営業~ |
食を取り巻く厳しい市場環境の中でもカゴメが力強く生きていく為に、 営業部門では新しい需要を自ら創りだす「需要創造営業」に力を入れております。 社員一人ひとりが、今担当しているお客様の現状を把握し、課題意識を持って営業活動をしております。
野菜ジュース一つを例にとっても、様々な提案の方法があります。 例えばスポーツジム。 『スポーツ=スポーツドリンク』は簡単に想像出来ると思います。 しかしもう少し視野を広げて考えてみると、スポーツジムに通う人は、体を動かす事が目的なのではなく、自分自身の健康を管理する事が目的だといえます。
ということは、スポーツジムには健康志向の高い方が多いと言うことが考えられますので、何もスポーツドリンクだけではなく、野菜ジュースにも充分チャンスがあるはずです。 あとはジムに通っているお客様に対して、「どんな野菜ジュース」を「どうやって伝えるか」を考えるだけです。
どんな野菜ジュースを提案するのかについては、ジムに通っている方の大まかな男女の割合、年齢層などを調べる必要がありますね。 ご年配の方が多いのであれば、フルーツが入っている野菜生活などよりも、 トマトジュースや野菜一日これ一本、オールベジなどの「野菜だけ」のジュースが合うかもしれません。
どのようにして伝える(提案する)かは、例えば野菜ジュースを飲んだことがない人に対して、試飲会を開くのも良いかもしれませんし、健康志向が高い人が多いので、野菜と健康について講習会を開いたりするのも良いかもしれません。
このように社員一人ひとりのアイデアが非常に大切な仕事です。 |
海外事業展開 |
■ 世界でもユニークなカゴメ カゴメのトマト加工品とトマトケチャップの売上は世界で第3位(出典:Euromonitor 2016 WORLD Brand Ranking)です。 またカゴメは「自社でトマト原材料を生産している」という特徴を持っており、 トマトの種子から土壌、栽培、生産、商品まで一貫した、 垂直統合型のものづくりを志向している世界でも極めてユニークな存在です。
■ セネガルにおけるトマト栽培・加工事業準備調査を開始 セネガルの労働人口の過半数を占める農業従事者の多くは、 農業生産性の低さから、貧困に苦しんでいます。 セネガルを含む西アフリカ諸国では、トマトペーストが基礎調味料として、 食文化に深く根付いており、生活に不可欠な存在となっています。 しかし、栽培技術が未熟なため、品質・価格の両面で市場競争力のあるトマト加工品を製造することが出来ていません。 そこで、カゴメがグローバルに培ったトマト事業に関する知見・技術・ノウハウを活用することで、セネガルでの農業生産性を上げ、市場競争力のあるトマト加工品を作る取り組みを開始しました。 更に、同国でのトマト加工事業を発展させることは、農家の収入を増加・安定させ、食料自給率の向上と、貧困削減に寄与できると考えています。 |
「野菜の会社」への挑戦 |
実は、日本人の野菜の摂取量は足りていないのです。 必要な野菜の摂取量がひとりあたり350gに対して、 現在の日本人の摂取量はひとりあたり平均290gと言われています。
カゴメではまずは日本人の野菜不足をゼロにしたい、 そんな熱い思いから、トマトだけでなく、様々な野菜をたくさん食べていただくための取り組みにチャレンジしていきます。 これまでは「トマトの会社」というイメージが強いカゴメでしたが、今後は「野菜の会社」になるための取り組みをどんどん進めていきます。 |
沿革 |
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1899年
- 創業者蟹江一太郎西洋野菜の栽培に着手、
最初のトマトの発芽を見る
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1903年
- トマトソース(現在のトマトピューレー)の製造・販売を開始
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1914年
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1919年
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1967年
- 台湾可果美股分有限公司(現連結子会社)を合弁・設立、
海外トマト原料調達に着手
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1978年
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1995年
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1998年
- KAGOME INC.(現連結子会社、米国カリフォルニア州)設立
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2000年
- 企業理念(「感謝」「自然」「開かれた企業」)を発表
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2010年
- Kagome Australia Pty Ltd.(現連結子会社、オーストラリア ビクトリア州)およびその連結子会社2社設立
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2017年
- Kagome Senegal Sarl(現連結子会社)設立
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2019年
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