最終更新日:2024/5/13

興研(株)

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • その他メーカー
  • 機械
  • 医療用機器・医療関連
  • 設備工事
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
東京都
PHOTO
  • 10年目以内
  • 化学系
  • 技術・研究系

日々の積み重ねが大事

  • A・I
  • 2017年入社
  • 東京理科大学大学院
  • 総合化学研究科 総合化学専攻 卒業
  • 基礎研究所
  • 技術職

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 豊富なアイディアを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名基礎研究所

  • 仕事内容技術職

現在の仕事内容

呼吸用保護具に関する基礎研究が業務の中心です。
研究の分野は幅広く、フィルタ等の呼吸用保護具を構成する材料の基礎研究や、実際に呼吸用保護具を着用した状態での性能、また、呼吸用保護具が使用される作業現場を再現する方法の検討等を行っています。

現在、私は製品の性能評価方法の改善、検討に携わっています。製品を開発、生産する上で、その製品の性能を正しく知ることはとても重要であり、責任感を感じると共にやる気にもつながります。

また、他部署の支援として、試作品や製品等の性能測定を実施することもあります。フィルタに関する試験は多岐にわたり、同時に多くの知識が必要となります。自身のテーマ、依頼試験等の形式を問わず、毎回のように課題が異なり、まだまだ自身の勉強や仕事を通じての発見が多いと感じています。


興研での仕事のやりがい

ひとり一つ以上の研究テーマをもつため、計画段階から課題解決の達成までの一連の流れを必ず受け持つことにより、達成感を感じることができます。さらに、その研究成果は、製品開発や学会発表・論文投稿を通じて、労働安全に貢献できていると実感しています。

その一方で、依頼試験やプロジェクトの参加を通じ、製品開発にも関与することができます。
例えば、以前、「電動ファン付き呼吸用保護具」という保護具について、実際に人が着用することで、また、実際の作業現場を模擬した環境で、どの程度の性能を持つかを調査しました 。
保護具には国家検定規格で満たすべき性能が定められているのですが、規格で定められる試験条件と実際の作業環境での条件の違いがある、という当然のことを改めて認識し、基礎研究の重要性を実感しました。

基礎研究所は基礎研究がメインではありますが、それにとどまらず、製品の開発にも関わることができるため、当社の製品の誕生になくてはならない仕事だと感じます。


入社してからこれまでの歩み

入社以来、基礎研究所に所属しています。入社当初は業界や研究分野について右も左も分からず、勉強の毎日でした。

入社2年目、研究所の移転があり、その際には新しい研究所(先進技術センター)に導入する装置の製作に携わりました。不明点、アクシデント、想定外の結果等、多数の困難がありましたが、1年目の勉強を活かした検討を行うことができました。
また、この経験により、実験やプロジェクトの計画立案及び実行、社会人としてのチーム内での動き方等を実践することができました。
その結果、現在まで、自身で研究テーマや計画を立て、実施し、学会発表や論文投稿といった成果を得ることができました。例えば、前述の「電動ファン付き呼吸用保護具」の実際の作業現場を模擬した環境下での性能調査は、学会発表、論文投稿も行っています。


所属部署の雰囲気、人間関係

基礎研究所では、幅広い研究分野を取り扱っているため、様々な分野を専門とする技術職の社員と共に仕事をすることができます。基礎研究所は、そういった分野の違い等による分け隔てが小さい、技術職同士の交流が活発な部署だと思います。

製品や開発品の性能試験、プロジェクトにおいては、他部署との連携も重要です。異なる立場だからこその、意見や交流は活発に行われていると感じます。
特に、技術開発職は、月に1度、研究発表という形で、研究成果を全研究開発職員に向けて報告します。その時の意見交換においては、別の部署に配属されているからこその視点での意見を得る貴重な機会となっています。研究開発職として、このように多種多様な意見交換をすることができる社風はとても貴重なものであると感じています。


興研で研究・開発することで社会に与えられる影響

当社の製品は、労働安全や職場環境の改善に直結するものです。そのため、製品の開発や製品の性能に関わる研究は、社会のクリーン、ヘルス、セーフティを実現するために、とても重要な役割を担っています。

研究所の研究成果は、製品の性能や付加価値を根本から向上させることになり、より安全な作業現場の実現、保護具を着用した作業者の健康に繋がります。
当社では、実際に保護具が使用されている状態での性能に重きを置いているため、得られる成果が労働環境の改善になることを実感しています。

また、研究においては学会発表、論文投稿も重要になりますが、自身の研究成果が業界の技術力向上に繋がっています。
基礎研究の積み重ねを絶えず続けているからこそ、労働現場の技術革新が起こっているのだと思います。


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