最終更新日:2024/5/22

(株)理研グリーン

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 商社(薬品・化粧品)
  • 農林・水産
  • 薬品
  • 化学
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまのニーズ・課題をきめ細かに汲み取り、一緒になって解決できる営業職へ

PHOTO

文系・理系を問わず、成長・活躍できる環境が、ここにある

環境関連事業を多角的に展開している理研グリーン。緑資事業本部や産薬事業本部で活躍中の社員3人に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の展望・目標などについてお話を伺った。

■後藤 一哉さん (写真左)
産薬事業本部 営業部 部長(1990年入社)

■林 旭さん (写真中央)
産薬事業本部 営業部 東京営業所(2020年入社)

■土田 雄一郎さん (写真右)
緑資事業本部 営業部 東京支店 販売課(2019年入社)

社員は語る

「当社の強みは親会社・クミアイ化学工業のオリジナル製品を取り扱えること。とても頼りになる先輩に何でも相談できるのも大きな魅力です」(土田さん)
「『林はいろんな情報を教えてくれる』と思っていただくことが関係構築の最初のステップ。たびたび設備点検に足を運んで、コミュニケーションを取っています」(林さん)
「2023年度の新入社員研修では、新たな試みとして工場見学を企画。小学生の頃の社会科見学のような驚きやワクワク感を肌で感じてもらいたいと思っています」(後藤さん)

ゴルフ場向けの農薬・肥料の営業職。男性社員初の育児休業を取得(土田さん)

学生時代は国際食料情報学部で、主に農業経済について学んでいました。大学卒業後は数年間、同業他社でゴルフ場の維持管理や、農薬・肥料の技術調査に携わっていました。そこで看板商品である「ソリストSC」を手掛け、業界でトップクラスのシェアを誇る当社で挑戦がしたいと思い、2019年に入社しました。現在は緑資事業本部の東京支店の一員として、ゴルフ場向けの農薬、肥料の営業に携わっています。

私たちが直接取引させていただく販売代理店の担当者と、最終ユーザーであるゴルフ場に同行し、ゴルフコースを管理する責任者“グリーンキーパー”の方々と商談を行うケースが多いですね。グリーンキーパーの方々から芝生に関するお悩みをヒアリング。時には当社の研究所員が同行し、原因を究明、殺菌剤など適切な解決策を提案します。また、研究所が研修会を催すこともあり、ゴルフ場などのユーザーを招き、研究員から新商品の説明をするなど、研究所との連携も密です。ちなみに東京支店が取引を行なっている販売代理店は大小合わせて約30社、ユーザーのゴルフ場は約600カ所に上ります。日々、高速道路に乗り、郊外のゴルフ場を駆け回る毎日です。やりがいを感じるのは、提案した商品を選んでもらい、ユーザーの課題を解決できたとき。販売代理店やゴルフ場のグリーンキーパーから「これを選んで良かった!」といった評価をいただけたときは、お役に立てた充実感を感じます。現場視察を目的に販売代理店やユーザーが集まり、平日にコースを回ることもあります。

2022年1月に娘が誕生したのを機に、同年2月から4月までの3カ月間、当社の男性社員で初めて育児休業を取得しました。娘の成長を間近でみることができたのは何事にも代えがたい経験となりましたし、大変な時期を妻と一緒に乗り切ったことで夫婦の絆も深まったと思います。当社では前例のない取り組みでしたが、上司が快く背中を押してくれたのはうれしかったですね。育児休業のみならず有給休暇も気兼ねなく取ることができますし、テレワークも推進しています。私の場合は移動時間がありますが、残業時間そのものもそれほど多くありません。とても働きやすい環境が整っている会社といっていいでしょう。将来的には管理職へと昇格し、部下や後輩のマネジメントに携わりながら、より幅広い視点に立って営業活動に取り組んでいきたい。これが、現時点での私の目標です。

製紙工場に産業用薬剤など各種薬品を提案。文系出身でも活躍できる整った環境がうれしい(林さん)

私は文系出身で、大学では文学部で現代社会学を専攻。もともとDIYやモノづくりが好きだったこともあり、大学卒業後は約3年間、ホームセンターで一般のお客さまへの販売・営業に携わっていたのですが、「営業職としてレベルアップしたい」との思いから転職を決意。人事担当者からの仕事の説明では、薬品添加設備のホース設置に伴う導線の工夫、時には設置台を作成する機会もあると聞き、これまでのDIYやモノづくりの知識と経験を生かしつつ、全く未知の分野に挑戦したいと考え、当社への入社を決めました。

現在は、得意先である家庭紙や段ボール工場といった製紙メーカーの9つの工場に対して、当社が納入している薬品の補充や、ポンプやホースなど薬品を添加するための設備の点検、トラブルへの対応や新たな薬品の紹介・提案等を行っています。最も多く提供しているのは「スライムコントロール剤」と呼ばれる、川から取水した水の中に含まれる細菌やカビ菌などの微生物(スライム)を取り除くための薬品です。具体的には、各工場で使用している水や最終製品を当社研究所で分析し、最も効率的に微生物の除去ができる薬品を提案していきます。私は文系出身で、化学や薬品に関する知識はほぼゼロでしたが、約3カ月間の入社時研修や業界団体主催のセミナー・研修を通して基礎から学ぶことができました。また、上司や先輩との距離感が近く、電話やオンラインツールを使ってすぐに質問できる環境が整っているので、安心して仕事に取り組んでいます。

やりがいを感じるのは、お客さまのお悩みやお困り事をしっかりと汲み取り、当社の薬品を使って解決することができたときですね。そのための一番のハードルは、お客さまのお悩み・お困り事をいかにして聞き出すかという点。お客さまとの距離感を縮め、良好な関係性を築くため、設備点検等を通して日頃からコミュニケーションを積み重ねるようにしています。大切にしているのは、目先の売り上げや利益ではなく、長期的にウィンウィンの関係をつくりあげることです。

これまでは担当する商品を継続的にご利用いただくことが私のミッションでしたが、入社4年目に入り、新たな商品を提案していく立場になってきました。今後もお客さまのお悩み・お困り事に耳を傾けながら、新商品の取り扱い件数を伸ばしたいと思っています。文系出身の後輩の育成にも一層力を入れていきたいですね。

大切なのは「お客さまのモノづくりに参加する」姿勢。協働で課題を解決することがやりがい(後藤さん)

私が営業部長を務める産薬事業本部は、製紙用化学品をはじめとする産業用薬品を専門的に扱っています。具体的にはパルプから紙をつくる過程で必要とされるスライムコントロールや異物除去・スケール防止、洗浄などの「工程助剤」のほか、紙品質に必要とされる紙力増強やティッシュ生産のための「機能性薬剤」など、さまざまな製紙用薬品を提供。特にティッシュ生産に欠かせないクレープコントロール剤はトップクラスのシェアを誇り、その品質と技術は高く評価されています。小規模のお客さまから、売上高一兆円規模の大手製紙メーカーまで、国内の大多数の製紙会社に様々なカタチで関与しています。

私たちが何よりも大切にしているのは、「お客さまのモノづくりに参加する」姿勢です。つまり、品質や生産効率の改善など、モノづくりの過程で直面するさまざまな課題を、お客さまと一緒になって解決していくこと。薬品を売ること自体を目的とするのではなく、「お客さまとの協働の結果として、当社が取り扱っている薬品を使っていただければ」というスタンスで仕事に臨んでいます。実際のところ、新製品の試作の段階から、お客さまと二人三脚で開発を進めるケースも少なくありません。私どもから海外の最新情報を提供し、製造方法や規制対応の改善を促すこともあります。共同作業の成果として、お客さまが抱える課題を解決できたとき、お客さまから「ありがとう」といった感謝の言葉をかけていただけたときには、大きなやりがいを感じます。当社に入社して30年になりますが、じつに面白い仕事です。

私たちの仕事は技術営業に近いことから、理系人材でなくては活躍が難しいのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。社内での技術研修をはじめ、文系・理系を問わず、知識をアップデートしながら活躍できる仕組みを整えています。今後の展望としては、市場の変化にいかにして応えていくか。これに尽きると考えています。お客さまとしっかりとコミュニケーションを取り、ニーズや課題をきめ細かに汲み取る。一つひとつの課題に対して真剣、誠実に取り組み、ニーズに合った商品を提供していく。メンバー全員がこうした仕事を当たり前にできるようになれば、自ずと実績は伸びていくはずです。未来に向けて、成長しつづける組織をつくり上げていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

【土田さん】
企業研究にあたっては「どのような業界で働きたいか」「どのような職種に就きたいか」を明確にすることが大切です。どのような業界・職種を選べば良いかわからない人もいらっしゃるかもしれませんが、そうした場合には、携わりたくない業界、やりたくない仕事をはっきりさせて、消去法で会社選びを進めていくことです。男性の育児休業など、働きやすい環境に力を入れているかどうかという点にも注目してください。

【林さん】
学生時代に学んだ知識やスキルを入社直後から役立てられる会社はほとんどないと思います。入社後はほぼゼロの状態から一斉にスタートすることになるわけですが、自分の好きなことや趣味を生かせる会社に入ったほうが長く走りつづけられるのではないでしょうか。私の場合は、学生時代の演劇活動を通して学んだ、お客さまの立場で物事を考える力も現在の仕事に役立っています。理系・文系を問わず活躍できる会社です。

【後藤さん】
私は大学の専門と異なる産薬事業本部配属でしたが、未知の世界についてイチから学ぶことは面白かったです。私たちが毎日手にする「紙」についてですから興味が尽きません。失敗もありましたが振り返るといい経験でした。このような経験から何事にも興味を持って積極的に取り組む姿勢を大切にして欲しいと思います。研修等が充実し、スキルアップが図れ、自分の可能性が伸ばせる企業をおすすめします。

PHOTO
本社オフィスは台東区東上野。このほか北海道から九州まで、全国各地に支店や営業所があり、静岡県にはグリーン研究所、産薬研究室を構える。

マイナビ編集部から

緑化関連薬剤・資材事業、産業用薬品事業、土木緑化工事事業の三つの事業を中核に、環境関連事業を多角的に展開している「理研グリーン」。新規薬剤の導入・開発をはじめ、さまざまな強みを持つ同社だが、若手が自分の意見をのびのび発信できる環境をつくり上げていることも大きな魅力となっている。

例えば、「産薬事業本部」では、事業本部の社員全員参加のオンライン会議に加えて、30代半ば以下の中堅・若手社員だけで隔月に開催されるオンライン会議「若葉会」が活動中。さらには2カ月に一度のペースで若手社員のみ4人がオンライン上で話し合う「双葉会」が組織され、日頃の仕事で感じていることや疑問点について同世代で相談したり、ざっくばらんに話し合ったりする場を創出している。ある日の双葉会では「話しにくいお客さまに、どうやって話題を振っていくか」というテーマについて、60分間も議論が繰り広げられたという。「『若手がこんなことを言っていいのかな』『こんなに簡単なことを質問してもいいのかな』と気兼ねすることなく、なんでも話すことができる。すごく刺激になりますね」と林さんが語ってくれた。上司や先輩のみならず、若手同士で仲良く切磋琢磨しながらレベルアップを図る環境が構築されているのだ。文系・理系を問わず、環境関連事業に興味関心をお持ちの全ての方に、企業研究をお勧めしたい会社である。

PHOTO
2023年度に実施した「新入社員向けビジネスマナー研修」の様子。研修にはグループ会社から約50名が集まった。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)理研グリーンの取材情報