最終更新日:2024/7/17

(株)リアルビズ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 空港サービス
  • ゲームソフト
  • アミューズメント

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

3DCGを駆使したシミュレーション技術で、航空や宇宙、防衛分野を支えていく。

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2人の若手社員から見たリアルビズ。

リアルタイムビジュアライゼーション技術を軸にした事業を営むリアルビズは、防衛や航空、宇宙分野で実績を残してきた。入社4年目の先輩社員2人が同社を目指した理由と、彼らが社内で担っている役割に迫る。

K.H. システム開発課
デザイン工学部システムデザイン学科卒
2021年入社

S.S.さん
技術部 教育システム課
造形学部プロダクトデザイン学科卒
2021年入社

先輩たちのオフタイム

ゲーム制作を趣味にしてきたK.H.さんは、休みの日には格闘技ゲームやFPSなどを楽しんでいる。興味ある技術分野を調べるなど、自己研鑽の時間もたっぷりと取っている。
S.S.さんは、休日を睡眠と散歩に費やしている。土曜日は遅い時間まで寝てゆっくりと体を休め、日曜日には録音したラジオを聞きながら4~5時間、近所を歩いているそうだ。
展示会にも定期的に出展。実物に触れてもらえるだけに、お客さまに響く要素も多い。ここでの円滑なコミュニケーションが、次なる案件の獲得につながっていく。

【K.H.さん】独学で身に付けた3DCGに関する知識が、ダイレクトに生きる。

大学時代はシステムデザイン学科に所属し、モノ作りに関して企画から製造、流通まで一通りの流れを学びました。さまざまなテーマに触れていましたが、例えば、目の前の植木鉢に水をやると、遠隔地にある植木鉢にも動作が同期されて自動的に水がかけられる――そんな技術にも向き合っていました。

また、プライベートでは3Dバトルゲームを自作したり、アプリ・ゲームに関わるシミュレーションを制作したりと、プログラミングにも日ごろから慣れ親しんでいました。就職について考え始めた大学3年の秋頃には、ゲームやシミュレーションに関わる業界を目指すようになり、最後までその希望を貫きました。モノ作りに興味のある学生が集まっていた学科ですから、周囲の友人たちも志を持って企業選びしていたので、私も刺激を受けて同じ思いを持ちつづけられたのだと思います。

リアルビズに関しては就職活動解禁後、興味のある企業を探していた時に見つけました。私は卒業研究に選んだテーマにARが絡んでいたことから、ARを活用した技術に明るい当社にはおのずと興味が湧いてきました。また、3Dゲームを自作するときは、3Dモデルを動かしてシミュレーションをしていくのですが、その手法は基本的には当社の仕事の流れにも共通しています。その点にも共感を覚えるものがありました。社員の人たちとも話がしやすく、社内コミュニケーションも円滑に見えたので、ここならば楽しく働けると感じ、入社を決めました。

入社後は3カ月にわたってシステム開発、教育事業、営業部門の3つの部署をジョブローテーションして会社の全体像を学んだ後、7月からはシステム開発課の一員となりました。今はフライトシミュレータの3Dモデルの制作に携わり、初期段階からプロジェクトの一部分を担当しています。3Dモデルを作る根底の考え方は大学で学んできたことと共通しているとはいえ、明確な納期が存在しており、なおかつ同じ作業をするメンバーと情報の共有が必要だというのは、学生時代の感覚と大きく異なりました。もっとも仕事に関しては面白いと感じるところばかりで、自分が実現したいと思う要素を自分自身の力でコツコツと形にしていける点にやりがいを見出しています。

【S.S.さん】新しいことに挑戦できる点に魅力を感じて入社を決めた。

私の場合、大学ではプロダクトデザインについて専攻し、身の回りの小さなモノから実体のないソフトウエア・アプリケーションに至るまで、多種多様な製品のデザインに触れてきました。また、楽器が好きだということもあって、卒業研究のテーマには新しい楽器を作るときに考えられるアプローチ方法を選択しました。

一方、大学の授業で3Dモデルを学んだことをきっかけに、個人的に3Dモデリングソフトを触るようになり、身の回りにある楽器などの機材をモデリングした上で、コンピュータ上で色を付けたり、レンダリングをしていました。幸いにも学内環境が充実しており、自由に3Dプリンタを使うことができ、時には作ったデータを出力して楽しんだこともあります。

いつかは3Dモデリングなどの技術を使って、モノを作る仕事に携わってみたい。そんな風に考えるようにはなったものの、個人で何かを始めてみようという思いがあったので、最初は就職をするつもりはありませんでした。ただ、就職活動を経験したいという気持ちも芽生えてきたので、3Dモデリングを手掛けていて、なおかつ新しい技術にも精力的に挑戦している企業を探していくなかでリアルビズとめぐり逢いました。

当社ならば手掛けてみたい3Dモデルに携われるのはもちろん、学んだことのなかったプログラミングにも挑戦できる可能性があります。この点には魅力を感じるものがありました。また、当社のような小さい組織ならば多角的な仕事に関わっていける可能性が高いとも感じ、ここで頑張っていこうと決心しました。

配属された教育システム課では、防衛・航空技術などに関わる教育関連のソフトウエアや教材の制作を専門としています。私は訓練シミュレータ教材をリニューアルしてeラーニング化・電子教材化する案件に取り組んできました。配属1カ月で既に出張も経験し、お客さま先で発言をするチャンスにも恵まれています。

少しずつではありますが、今までより責任の大きな仕事を任せていただけるようになり、充実した日々を過ごしています。その分、大変と思う瞬間はもちろんありますが、未来の自分に活きる経験を積んでいるという実感がモチベーションに繋がっています。
もう新人面はしていられないので、より大きな成果で会社に貢献できるように日々の業務に取り組んでいます。

二人の先輩の目指す道、会社の良さ、学生へのメッセージ。

――今後の目標を教えてください。
K.H.さん/まだまだ技術的に未熟なところが多いと感じさせられてばかりですので、今後、業務の中で学びつづけるのはもちろん、普段から興味の幅を広げながら自主的に勉強を重ねていこうと思っています。いずれは先輩が手掛けているような大規模シミュレータ、あるいは通信機能なども兼ね備えた案件などにも関わってみたいです。

S.S.さん/現在、通常業務の合間にWebプログラミングについて勉強するチャンスをもらっています。実務の中で必要になる技術が非常に多く、触れていない分野がたくさんありますから、将来的には一通りの技術を経験していくことで、何でもできるようになりたいと思っています。

――会社の雰囲気はいかがですか?
K.H.さん/上司との距離が近く、質問をすると解決策を一緒になって調べてくれます。困ったことを相談しやすい心強い環境だと感じています。

S.S.さん/就職活動中に接した人事担当者の方の楽しそうな雰囲気が印象に残り、社風もいいのだろなと思って入社しましたが、実際に入社してみてもそのときに抱いたイメージどおりの社風が根付いているのがわかりました。先輩方の指示が的確で、コミュニケーションが取りやすいです。

――学生にメッセージをお願い致します
K.H.さん/プログラミングや3Dモデルを作るということを楽しめる人にとって、当社は最高の環境だと思います。情報系学科出身ではなくとも大丈夫。むしろ独学で調べている人の方が向いている気がします。自分で興味や好奇心を持って進めている分、より能動的に行動することができます。

S.S.さん/現時点で技術はなくとも、相手の話を聞き自分の意志もきちんと伝えていく努力ができる人、わからないことをそのままにせず、質問を重ねていくことができる人ならば、誰にでも可能性が広がるでしょう。確かに大学で学んできたバックグラウンドは大事ですが、職場に入ってから学ぶ物事も多いだけに、仕事に対する感覚や姿勢が問われてくるのだと思います。

学生の方へメッセージ

企業研究の段階では、できるだけ多くの業界に接してみて、自分が好きになれそうなことや、頑張れそうなことを探すように心掛けてください。企業選びの段階で「その会社、その業界で何をやっていこうか」という視点がイメージできれば、実際に働き始めてからも能動的に動くことができ、仕事を楽しめるようになれます。

その上でリアルビズに興味を持っていただければ幸いです。3Dモデルをはじめとする専門技術を駆使しながら、リアルを追求したシミュレーションを手掛ける当社ですが、入社段階では技術の有無を問いません。多くの学生に興味を持っていただきたいです。

ここ数年、3D空間をリアルに近い感覚で試すのに欠かせない「HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」が比較的安価で手に入るようになり、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)といった技術の導入に関して、お客さまのハードルがかなり下がっているという印象を受けています。当社としても完全に視界を3D空間化する没入型のHMDのみならず、透過性のあるHMDにも対応しながら、新たなニーズを深く掘り下げていこうとしています。

前例のない新しい分野に対応するには、社員一人ひとりが、指示を待つのではなく自分で考えて行動していく姿勢を貫いていかねばなりません。前向きな感覚で仕事に臨むことができる若い人材が増えてほしいと思っています。

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HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使った開発に関しては、長年にわたって実践。最前線の技術を駆使しながら3Dシミュレーションの可能性を開拓している。

マイナビ編集部から

3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)をはじめとする技術を駆使し、リアルタイムビジュアライゼーション分野でのオンリーワンを目指しているリアルビズ。既に防衛や航空・宇宙といった分野で確かな実績を残しており、実践性にこだわった訓練用シミュレータの開発・製造、整備エンジニア等の教育用コンテンツの提供、海外のフライトシミュレータの販売などを手掛けている。さらにはプラネタリウムの投影機でも実績を残しており、その事業フィールドは徐々に広がりを見せている。

学部学科を問わない人材が活躍している会社でもあり、美大出身者、文系出身者らも技術の最前線に立ちつづけているという。社内外のコンテンツを活用したセミナー、ジョブローテーションによる新人研修、OJTなど、長い時間をかけて人を育てる体制が整っているからこそ、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が個性を発揮できるのであろう。入社をする時点では3Dモデルやプログラミングについて明るくなくとも、本人次第でいくらでも成長を遂げることができる。

社員全員が活躍できる職場環境も整備されている。女性活躍推進企業が対象となる「えるぼし認定企業」の認定も受けており、出産育児休暇や時短勤務も導入済みだ。長く、安心して働き続けられる環境が用意されているリアルビズならば、次代を担う社員として誰もが成長していけると感じた。

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社員一人ひとりのキャリアの選択肢も多彩。会社側と密に話し合いながら、自分に合ったより良い働き方を見つけることができる。

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