(株)コプロス

コプロスが開発した、立坑工事の独自技術「ケコム工法」のオペレータとして、全国各地で先輩方に付いていき仕事をしています。現場では土中に埋め込む円形のケーシングを専用の機械で圧入しつつ掘削を行っていくのですが、一つひとつの現場によって土質や周辺の環境、また施工条件は全く異なってきます。そのため毎回同じプロセスを繰り返すのではなく、どのように施工を行うかを施工管理者である私たちがしっかりと考え、対応していかなければいけません。これまでには「こんな場所で施工できるのだろうか？」と思うような現場もありましたが、それをいかに実現していくかが、施工管理の腕の見せ所だと思います。

現場では私たちは、様々なことを複合的にこなしていかねばなりません。私も「本業」は専用設備オペレーターですが、ケーシング同士を繋ぐための溶接作業も担当業務の一つです。基本的には一緒に仕事をしている協力会社の人たちが作業を行うのですが、そのプロセスや技術は自分もしっかり理解しておく必要があります。はじめは自分では実作業は全く手に負えませんでしたが、先輩方に教えていただき、少しずつ上達していきました。ある日、自分が行った溶接を見た先輩が「上手くなったな」とさり気なく言われたのですが、その一言をいただいた瞬間が、この仕事をしていて一番うれしかったことですね。

入社前の会社説明会の段階から、コプロス独自のケコム工法には技術的にも非常に興味をそそられていました。また、このケコム部では全国各地に赴いて仕事をおこなうとも聴き、仕事のステージに広がりを求めたい自分にとってはその環境がとても魅力的に感じられ、最終的な入社の動機となりました。実際に入社してみると、入社一ヶ月の研修を行った後は、文字通り仕事の場は全国各地。工事ごとに異なるものの一つの現場には数週間から数カ月は滞在することになるので、休みの日には近辺の観光地を見て回ったり、またご当地グルメを楽しんだりと、とても贅沢な楽しみ方をしています。この点だけでも「入社して良かったなぁ…」としみじみ感じています。

地元志向ももちろん良いのですが、全国には様々な会社が存在しています。就活中はそれらの会社に触れる、せっかくの機会でもあります。地元だけではなく全国の会社を飛び回って、実際にその会社の中身を自分の目で確かめてみるというのも良いのではないでしょうか。ぜひ広く視野を持って、後悔のない就職活動をしましょう。