南さつま農業協同組合（JA南さつま）【JAグループ鹿児島】

現在は、総合対策部の経営企画課という部署に所属していて、ＪＡの経営課題に関する施策の立案や経営者の補佐、経営者と各部門との意見調整など、経営全般に関する業務に従事しています。

ＪＡに入組してすぐ金融部門でローンや貸し付けの業務を行っているときのことでした。農家さんから新規事業に挑戦したいという相談があり、私は融資担当でもあったので相談に乗っていました。融資を行うためには合理性のある事業計画を作成し、ＪＡ内での合意が必要であったため、私は農家さんと協力して、可能性のある事業だと信じて、ともにがんばりました。無事、融資がおりたときは農家さんと一緒に喜び、大変感謝されたことを覚えています。今でも、時折一緒に食事に行くなど「なんでも相談できる相手」として良好な関係性を築くことができています。
ＪＡで働いていると、多くの人と出会います。ですが、ＪＡで働くうえで異動がありますので、業務内容や勤務先が変わればなかなか会えない人も多くいらっしゃいます。そうした中で、一度一度の出会いやご縁を大切にし、自分にできる限りの精一杯の対応をするということを念頭に日々の業務にあたっています。

私は、生まれてから大学を卒業するまでずっと鹿児島で過ごしていて、社会人になってからも地元で働くことで恩返しをしたいという気持ちが強く持っていました。ですが「こんな仕事をしたい」といった具体的なビジョンがあったわけではなく、地元企業の情報を集めていると、ＪＡ南さつまの採用情報を見つけました。ＪＡについていろいろ調べる中で、「地域に密着した協同組合」として地域に貢献している組織だということを知りました。また、ＪＡは金融や共済、ガソリンスタンド、葬祭など様々な事業を営んでいることも知り、ここなら多くの業種に関する知識をひとつの組織で得られ、自分の幅が広がるではないかと思い入組を決めました。

ＪＡは、総合事業を営んでいることから様々な業種に関する知識や経営を得られる場所だと思います。自分のアンテナを広げることで様々な情報をキャッチでき、また、業種によってそれぞれのルールや多くの必要な資格がとれるため、自分の成長につながるところだと感じています。就業体系については、基本的にカレンダー通りのため、「土日祝日は休みたい」という規則的な働き方をしたいという方におすすめです。また、福利厚生も充実していて、有給休暇の他に夏季休暇や冬期休暇などの特別休暇もあるため、家族との時間を過ごしたい人や趣味の時間を大切にしたいといったワークライフバランスを重視したい方にもおすすめの職場です。

仕事をするうえで、特に「段取り」を意識して仕事をしています。ＪＡに入ってから、これまでスピード感を求められる仕事が多かったので、一つひとつの仕事を行ううえで段取りはとても重要だと思っています。仕事のゴールまでのロードマップをしっかりと描き、この時期までにこの状態までもっていくといった具合に、しっかりとスケジュール管理やタスク管理をしながら業務に取り組んでいます。こうすることで、不測の事態にも柔軟に対応できますし、自分に余裕が生まれることでプラスアルファの業務が発生したときも臨機応変に対応することができています。