最終更新日:2024/7/1

(株)福山臨床検査センター

  • 正社員

業種

  • 医療機関
  • 商社(精密・医療機器)
  • サービス(その他)

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

医療を支える重要なミッション「臨床検査」。専門分野で活躍する方法を教えます。

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先輩社員の活躍からひもとく「臨床検査」の醍醐味と会社の魅力。

臨床検査の専門企業で活躍する3人の精鋭たち。営業職、臨床検査技師職、それぞれの立場から、仕事のやりがい、会社の魅力、医療貢献への思いを語ってくれました。

畑中軍馬さん(左)
経済学部 経営学科卒
2022年入社
本社営業部

高辻大地さん(中央)
福祉健康学部 健康スポーツ科学科卒
2017年入社
本社営業部

森岡勇太さん(右)
保健医療学部 医療技術科学科 臨床検査学専攻卒
2021年入社
臨床検査部

仕事のモットー

相手の立場になって物事を考え、行動すること。医師や看護師、受付の方など、さまざまな方と接する営業職。常に失礼のない言動を心がけています。/畑中さん
医師や看護師からいただいたご質問などに的確に答えられるよう、相手の意図や気持ちをよく理解した上で発言するよう心がけています。/高辻さん
職場でのコミュニケーションを心がけています。検査室を越えて全体がつながっているのが、当社の魅力。チームを越えて交流し、知見を広めています。/森岡さん

当社の営業職は文系出身者ばかり。文系出身でも臨床検査の営業職として成長できます。

就職活動で軸にしたのは、人の役に立つ仕事。そこで医療系を目指し、専門知識や資格がなくても始められる営業職に絞って就職活動を始めました。その中で知ったのが「臨床検査」という分野です。といっても、最初は全くなじみがありませんでした。しかし、掘り下げてみるとこの仕事に大きな魅力を感じました。例えば、血液の検体ひとつから検査項目や分析方法によって実にさまざまなことが分かること、それが治療方針の決定や治療そのものに役立つことを知ったのです。福山臨床検査センターを選んだ決め手は、50年以上にわたり臨床検査専門企業として成長し続けてきた安定感と、広く西日本エリアから関西や首都圏でも事業展開するスケール感。そして、医療機関からの信頼が厚く、医療業界で存在感を示す企業であることです。また、本社のある福山市出身の私にとって、地域に貢献できることも大きなポイントでした。

入社後は、1週間の新人研修で社会人の基本を勉強しました。社会人マナーや、検体回収から検査依頼までの流れ、検体の扱い方、手洗いなど衛生面での基本など細かいところまで学び、現場に出る準備がしっかりできたと思います。本社営業部に配属後は、学校保健を担当しました。市内の小中学校などを回り、健康診断における検尿の検体を回収し、自社のラボに検査依頼をする、臨床検査の重要な仕事のひとつです。

現在は、クリニックをメインにしたルート営業を担当。内科や循環器科など約25軒の取引先を訪問し、検体回収と検査結果データのご提供をしています。先輩から仕事を引き継ぐ上で役立ったのが、ルールブックです。扱う検体、検査項目、お預かりする時間など、クリニックによってルールはさまざま。それらを細かく記載したノートを先輩が作ってくれたので、しっかり覚えることができました。

今もまだまだ勉強中。先輩や上司から教わるのはもちろん、社内の勉強会を通して新たな検査項目や検査機器などについても学んでいます。文系学部出身で最初は不安でしたが、先輩のフォローや勉強会など学びの多い環境に身を置き、かなり成長できたと思います。
(畑中さん)

臨床検査の最前線に立つ営業職。医師とのコミュニケーションを通し多くを学べます。

就職活動の時期を迎えた頃は医療分野に関心があったものの、具体的な職種や仕事がイメージできないままでした。福山臨床検査センターのことは、ちょうどその頃に大学の先輩を通して知りました。血液、尿などの検体回収をしながら医療機関に新たな検査や医療機器の提案などをするルート営業職の仕事について聞き、興味を持ちました。会社説明会に参加して詳しく話を聞くと、医師や看護師などと深く関わりながら医療現場の役に立てる仕事だとわかり、人と関わりながら誰かの役に立ちたいという自分のビジョンと重なったことが入社の決め手です。

入社後は、まず新人研修で医療や検査に関する基礎知識やビジネスマナーなどを習得。現場に出る前に、病院での立ち居振る舞いなど基本的なことを身に付けられたのは、大きな安心材料でした。配属後は、先輩の営業に同行して仕事を覚え、取引先との関係を築きます。医療機関ごとのルールや注意点など、細かいことも一つひとつ丁寧に教えてもらいながら学び、引き継ぐことができました。

入社から5年勤務した広島営業所では、主に地域のクリニックを担当。都市部だったので担当エリア内に多数の医療機関があり、忙しく検体回収をおこなう日々でしたが、医師とお話しさせていただく機会もあり、学びの多い環境でした。ヒアリングした内容から新たな検査項目をご提案したり、教えていただいたことを別のクリニックへの提案につなげたり、現場で得た情報を新たな仕事に活かす経験を積み重ねた5年間だったと思います。

現在は、本社営業部に所属。1日20軒ほどの医療機関を訪問し、検体回収のほか、検査項目のご提案、検査キット、医療機器などの販促活動、新規取引先の開拓などもおこなっています。取引先には総合病院も含まれるため、骨髄液やリンパ節などこれまで扱ったことのない検体も回収するようになりました。検体によって保存状態や容器、搬送方法なども異なり、条件が厳しく定められています。正しい検査値を出すためにも、最初にお預かりする私が適切に取り扱うことは必須。先輩から担当を引き継ぐときに教わったノウハウをしっかり守り、日々気を引き締めて業務に取り組んでいます。
(高辻さん)

広く医療に貢献できる臨床検査技師。自分の専門分野を見つけて極めていける環境です。

病院や医療機器メーカーも検討しましたが、検査に特化して臨床検査技師ならではの専門性を極められる環境がいいと考え、福山臨床検査センターを選びました。人体から採取した検査サンプルを用いて、細菌やウイルス、病理などさまざまな検査をおこなう臨床検査技師。例えば、私たちが血液の検体から異常な細胞を見つけたことがきっかけで、その後の治療が変わったりします。患者さまを直接診ることはできませんが、新しい治療法の検討や開発など、より広い医療に貢献できる、非常にやりがいのある仕事だと思います。

365日、24時間体制で検査をおこなう当社。臨床検査技師は、日勤・準夜勤・夜勤をローテーションして業務に当たります。最初は日勤からスタートし、先輩のもとで全体の仕事の流れや検査機器のメンテナンスなどを学びながら、1年ほどで検査技師として独り立ちしました。私は血液検査のチームに所属し、血液血算業務を担当しています。赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血球、血小板などを算定し、数的に異常がないか調べる検査です。営業職が回収した検体を、検査技術職が分析装置を用いてデータ分析。その結果の中で異常があったものを、私たち臨床検査技師が電子顕微鏡を用いてひとつひとつ検査します。例えば、最初の分析データが非常に低い数値だった場合、それは本来の結果なのか、機械の不具合のせいなのか、見極める必要があるんです。もし後者の場合、そのままの数値を医療機関に結果として提供したら、誤った診断や治療につながりかねません。正しい治療の基本になる正しい検査結果を出す最後の砦、それが私の役割だと思っています。

この仕事は、学び続ける仕事です。私が今、携わっている血液領域だけでも、白血球の種類を分ける分類検査、血小板の止血能力を見る凝固検査など、さまざまな専門分野がありますし、資格取得によって仕事の深度も変わります。今後、私が目指すのは、一級臨床検査士の資格取得。検査結果について医師に説得力を持った進言ができるようになり、より正確な診断や治療に貢献できるはずです。当社は自分の専門を見つけて掘り下げていける環境。このまま血液分野を極め、後輩にも的確に教えられる知識とスキルを身に付けたいと考えています。
(森岡さん)

学生の方へメッセージ

先輩や上司はもちろん取引先である医療機関の方々も、新入社員にとっては仕事の先生。皆さん優しく丁寧に教えてくださるので、文系出身でも安心して仕事を始められます。就職活動で一番大切なのは、自分のやりたいことを明確にすること。「何かを作りたい」「人の役に立ちたい」など目標を決めて、自分に合った仕事を見つけてください。(畑中さん)

当社の営業職のほとんどが文系出身者。私も、臨床検査業界についてや検査の知識は全くない状態で入社しました。専門知識は入社してから身に付けられますし、私たち先輩社員も精一杯サポートします。会社の仲間や取引先の医療従事者などと関わりながら成長し、人の役に立てる仕事です。人と関わるのが好きな方は、ぜひ興味を持ってみてください。(高辻さん)

大学での学びや国家試験対策が仕事に直結しているのが臨床検査技師の特徴だと思います。なので、国家試験合格は目的にするのではなく、その先を見据えて取り組んでください。患者さまと直に接することはありませんが、検査を通してより良い治療に貢献できるやりがいのある仕事です。興味のあることを掘り下げたいという探究心のある人は向いているはず。一緒に、医療に貢献しましょう。(森岡さん)

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「人の健康こそ幸福への第一歩である」を理念に、社員の健康を最重要視。働きやすい環境を整えています。

マイナビ編集部から

(株)福山臨床検査センターは、1970年の設立以来50年以上にわたり実績を積み上げてきた。本社のある福山・広島エリアから中国・四国・北九州方面、大阪・神戸などの大都市、そして東京をカバーする全国規模のサービスネットワークを展開。中国地方だけでなく、全国の医療業界でコ・メディカルの一員としての存在感を示してきた。

その最前線で活躍するのは、検体回収など日々の業務を通して医療現場のニーズを的確につかみながら、より良い検査項目、医療機器の提案につなげる営業職。同社の事業の根幹を支えるのは、高精度の分析・検査技術で正確なデータを打ち出す検査技術職と臨床検査技術職。今回は、営業職、そして臨床検査技師として活躍する精鋭たちが仕事について話してくれた。3人に共通するのは「人の役に立ちたい」という想い。そこから、専門性を身に付けながら医療分野に貢献できる、同社での仕事の醍醐味ややりがいを感じとることができた。

同社の理念は「人の健康こそ幸福への第一歩である」。社会の健康に貢献するのはもちろん、一番大切にしているのは働く人の健康だという。残業削減、社内保育園の開園、家族も楽しめる福利厚生などを充実させ、働く環境を整えている。もちろん研修や勉強会など学びの機会も充実。安心して長く働きながら専門性を身に付け、ステップアップしていける環境といえそうだ。

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50年以上にわたり医療に貢献し続けてきた臨床検査会社。西日本を中心に全国規模でも存在感を示している。

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