社会福祉法人神戸聖隷福祉事業団

元々保育士になりたいと思っていました。授業のカリキュラムのなかに福祉施設での実習があり、神戸聖隷の施設を訪れました。私が想像していた障がい者施設の働き方や利用者様との関り方とは全く違い、常に笑っていてとても楽しかった印象が強かったです。

保育園は子どもたちとの活動のほかに様々な雑務をこなす必要があるため、効率勝負な要素が強かったですが、ここは、効率的な部分はありつつ利用者様のペースに合わせて全体的にゆったりのびのびとした雰囲気があり、自分に合っているなと感じ、福祉に業界に進むことを決めました。

今でこそ利用者さまの言葉をすぐに理解できるようになりましたが、最初は聞き取れなかったり聞き返す勇気が出なかったため、流してしまう事も少なくありませんでした。ある時、利用者様に「諦めないで聞いてほしい」言われた事で「話さないと分からないこと」がたくさんあると気づけました。

利用者さまとの会話の中で学ぶことや、表情で気持ちが読み取れたりすることもあり、改めてコミュニケーションの大切さを感じました。

自分がしたいことはもちろん大切ですが、やはり「自分に合った環境か」ということもとても大切だと思います。

私自身、就職前に目標を変えて本当に福祉の道に進んでよかったです。障がいについての知識を身に付けたのも入職後だったため、最初は不安なこともたくさんありましたが、先輩の存在がとても近く、すぐにフォローしてくれるため、安心して日々仕事に取り組むことができています。