ウチヤ・サーモスタット(株)

安全部品を安心して使用していただくためにはデータの裏付けが必要です。
弊社は製造業であり、ものづくりをする会社です。ものづくりには材料が必要でありそれを入手する必要があります。しかし、材料供給が必ずしも安定しているわけではありません。製造に使用している材料の成分や加工方法などが変更になることもあります。4M変更と言われるものですが、その変更にあたりお客様への信頼性として私は主に製品の品質確認試験を行っております。火災などを防ぐ重要安全部品であるためお客様にそれなりの説得力が必要です。お客様に安心して使用し続けていただくための重要なデータとなりますので日々、製品の評価試験を進めております。

海外の安全規格認証！ビデオ会議による立ち合い試験！
2018年6月に部署移動になった先輩から新製品の試作や性能評価を引き継ぎました。その製品の海外の安全規格認証を取得するために2018年5月に先輩が試作を行い、認証機関に提出していました。しかし、認証機関の試験で不具合が発生し、2018年12月にビデオ会議による立ち合い試験を行う事になりました。立会人は画面の向こう側なのですが、逆に不安とプレッシャーに襲われました。「自分が試作を行った製品で失敗をしたらどうしよう・・・」という不安がありましたが、無事ビデオ会議での立ち合い試験を終え、海外規格認証を頂くことができました。試作は自分一人で一つずつ行ったため、不安と緊張から解き放たれた瞬間かなりの達成感がありました。認証という形で製品が認められるのでとてもやりがいを感じました。

人の安全を守るという責任感！小さくても一流である所以！
大学の就職活動で「サーモスタット」という私とっては聞いたこともない言葉が飛び込んできました。企業の製品を調べていくうちに家電製品を陰から見守る部品ということがわかり興味が湧きました。家電製品として人の手に渡る時には直接見えるわけではありませんが、私にはこの製品がかなり重い責任を持っていると感じました。重い責任を担っている製品を30年も作り続けているという事実は一流である証明と言えると思います。小さい企業ではありますが、小さくてもすごいという事実が入社を希望するきっかけとなりました。

客観的に整理・分析する能力が身につく

私からアドバイスできることがあるとしたら一点です。それは「なぜ？」を様々な観点から考え、自分なりに理由付けすることです。面接でも「なぜ？」を聞かれることが多いと思います。質問される内容を予測し、自分なりでいいので理由を探してみてください。仕事をする上でも同じことです。上司に何かを説明する際など、理由が説明できるのとできないのでは説得力にかなりの差があります。このことは就職活動にも、そして就職活動後も使える力になると思います。