医療法人和光会

特別介護老人福祉施設で長期のユニット介護を担当しています。
高校時代に高齢者福祉施設でお年寄りと触れ合う機会がありました。その時、ご高齢の利用者さんが一生懸命お話ししようとされている姿を見て、こんな世界があるんだと知りました。もともと人見知りの私ですが、「変わりたいな、変われるかな」と思ったこともきっかけですね。
和光会グループを志望したのは、多くの事業所を抱える大きな法人なので、いろいろと学ぶ機会が多いのではないかと考えました。様々なサービスを提供する事業所が連携をしており、キャリアアップにつながる研修もたくさんありますので、私も和光会グループに入ってから介護福祉士の資格とケアマネジャーの資格をとることができました。

普段、とても物静かであまりしゃべらない利用者さんが、ふとお話してくれたり、にこっと笑ってくれた瞬間はやっぱりうれしいですね。「がんばろう」という気持ちがわいてきます。
また、ご家族に見守られながら最期を迎えられたご利用者さんが、とても穏やかな顔をされていたのですが、後でご家族から「ここで最期を迎えられてよかったです」と感謝の言葉をかけてくださったり時のことは今も忘れられないですね。
この仕事には正解がないので、正直言って戸惑うこともあります。利用者さんが一番快適に過ごしていただけるよう、常に考えて仕事をしていますが、ご家族のご意向もありますので、ご家族とのかかわりも大切にしながら、本人の思いを汲み取らないといけません。利用者さんごとに違った（介護サービスの提供の）形があるので、そういう時には考えることもありますね。

やはり大きい法人なので、他職種の人たちと触れ合える機会が多いのが一番の特長だと思います。忘年会や新年会などでは、普段会わない人たちとも交流できますし、地域のお祭りが多いので、地元の人たちと一緒に盛り上がることもできます。利用者さんたちも、お祭りを楽しみにしているんですよ。

今、国の流れは「在宅」だと感じますので、私もとても興味を持っています。いずれは取得したケアマネジャーの資格などを生かして、ケアプランの提案などもできるようになりたいですね。