最終更新日:2024/6/19

(株)ミラプロ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 医療用機器・医療関連
  • 精密機器
  • 機械
  • 受託開発

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

山梨発、世界への挑戦! 次代を拓き続ける企業で働く、若手社員たちの声

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挑戦する企業のDNAに魅せられた社員たちの声

現状に甘んじず、新しいことにトライしていく。ミラプロに受け継がれるDNAは、社員にも深く浸透しているようだ。みずから動き出すことで成長を遂げてきた若手社員の声から、その実態をイメージしてみて欲しい。

■H.T.さん(2021年入社/工学部応用化学科卒)
 技術開発本部 デバイス開発部 エネルギーデバイス開発課

■Y.K.さん(2017年入社/工学部機械工学科卒)
 技術開発本部 デバイス開発部 セルハンドリングデバイス開発課

■N.M.さん(2023年入社/言語コミュニケーション学部 英語専攻卒)
 管理本部 総務部 総務課

先輩たちの休日

【H.T.さん】中学、高校とバスケットボールに熱中。社会人になりプレーする機会は減ったが、その分バスケ、野球、サッカーなどのスポーツ観戦に興じることが多いという。
【Y.K.さん】趣味は、小学生の頃から始めた野球。今も、地域の社会人チームでプレーしているとのこと。また社会人になってからは、上司に誘われてゴルフも始めた。
【N.M.さん】中学、高校と取り組んだ剣道は三段の腕前。休日はお洒落を楽しむことが多く、自分で考えたネイルデザインを描いたりすることも、楽しみの一つとか。

次代のエネルギーとして注目される水素。その先端領域を、日々、実感しながら仕事にあたる

大学では電気化学を専攻していましたが、なかでもキャパシタという蓄電関係の材料の研究に取り組んでいました。当社を選んだのは、蓄電装置を扱っていたことに加え、会社説明会で大型の円盤(フライホイール)を回転させることにより電力を運動エネルギーとして貯蔵できる装置を作っているという話を聞き、面白そうだと感じたからです。入社後、私が最初に取り組んだのも、このフライホイールに関する研究開発でした。

そして今、取り組んでいるのは水素液化に関する研究です。昨年の2月から国立の研究開発法人に出向して、磁気冷凍技術を用いて水素を冷やす技術について学んでいます。水素を液化する際、従来の方法ではあまり効率がよくありませんが、磁気冷凍を用いることで格段に効率がよくなることが知られています。ミラプロのある山梨県は、この水素エネルギーの活用において、とても力を入れて取り組んでいる県です。次世代エネルギーの創出を目指す、県の研究開発拠点として「Nesrad」を設置していますが、そのなかに当社も研究所を置き、水素液化の開発に取り組んでいます。現在、私が研究開発法人に出向しているのも、こうした研究開発の一環です。

今、私たちは主としてエネルギーを化石燃料に頼っていますが、一つのものに頼ることは大きなリスクを伴います。水力や風力、太陽光などに加えて、水素というオプションがあればエネルギー調達の幅が大きく広がります。水素エネルギーはCO2を排出しないため、まさにSDGsに叶ったエネルギーと言えるでしょう。

当社の魅力は、磁気冷凍のような新しい技術にも積極的に取り組もうという進取の精神が浸透しているところです。他の企業や研究所と連携しながら、最先端の技術を学ぶチャンスが広がっています。また社内を見渡してみても、仲間と話し合い、意見を出し合いながら、いいモノをつくっていこうとする意識が強く感じられます。ひとことで言うなら、それぞれに得意分野を持つ人が集まって、個性を発揮しながら仕事に取り組んでいる集団。専門外のことについては仲間と相談し、1人では考えつかなかったアイディアをもらいながら前に進んでいく。個々に、何かを究めている人が多いと思います。
(H.T.さん)

デリケートな機構設計でどこにもない製品を開発。仕事を通して実感する、モノづくりの醍醐味

大学では、機械力学や加工、設計などについて幅広く学んでいました。また、小さい頃からモノづくりが好きだったため、何かを作り出す仕事に携わりたいという思いで就職活動を開始。さまざまな会社を見るなか、当社からは新しい事業に挑戦していこうとする積極的な姿勢を強く感じました。会社見学でも、創業以来の真空分野のみならずエネルギー、医療などに事業の幅を広げていこうとしていることが伝わり、「こういう会社なら、幅広い分野の装置に関わることができる」と思ったのが、入社の決め手となりました。

現在、取り組んでいるのは細胞培養に関連した装置の開発です。これまで、人手に頼る部分の多かった細胞培養を自動化することができれば、医療をはじめとする幅広い分野に貢献することができます。この装置によって生成された細胞は、たとえば医療製品として患者さんに投与されることもあります。治療が難しい病気であっても、細胞をいったん取り出し、培養して戻すことで修復することが可能です。そして、この装置を作る上で重要な役割を担っているのが、細胞の様子をリアルタイムで観察する技術です。ミラプロが培ってきた画像処理技術や制御技術を組み合わせれば、それを実現することができるのです。

開発はいろいろな分野のエンジニアが協力して進めていきますが、私が担当しているのはこの装置の機構部分です。とてもデリケートな動きが求められることもあり、何度もトライ&エラーを重ねながら取り組んでいます。高精度であることはもちろんですが、ユーザーにとっての使いやすさという点も充分に考慮しなければなりません。また、装置が量産されるときのことも考え、組み立て精度が高い、つまり再現性の高いモノに仕上げる必要があります。こういったさまざまな課題をクリアして一つのモノをつくり上げていくところに、この仕事ならではのやりがいを感じています。

今回の細胞培養装置もそうですが、これまで私が取り組んできたのはお客さまのオーダーに基づいた開発活動です。これからはさらに豊富な経験を積むことで、こちらから「こういうモノもできますよ」という自発的な提案ができる設計者になりたいと考えています。
(Y.K.さん)

業務運営を支える多岐にわたる業務を担当。仕事の幅広さが、面白さにもつながっている

国際色豊かな大学に通い接客のアルバイトをしていた経験から、直接お客さまと関わることができる仕事がしたいと考えました。そんななか家族の勧めもあって県内の企業を見ていたところ、当社に出会いました。工場見学をさせていただいた際、それまで見たこともないような大型機械、また、それとは対照的に微細な作業に取り組んでいる社員の方々を見て、カッコいいと思いました。同時に、対お客さまではなく社内の仲間と協力しながら誰かを支えていく仕事も、自分には向いているのではないかと考えました。

総務の仕事は、ひとことでは言えないくらい多岐にわたります。当社を訪れるお客さまの対応、出張する社員の航空券やビザの手配、備品管理や制服の貸与、社員寮における電気・ガスなどの契約/解約など。たとえば、年末年始などは事業所を訪れるお客さまも非常に多いのですが、営業や資材、技術など全ての部署の窓口となって、一次応対にあたります。旅券、ビザの発行に関しても、先輩方の話によると、コロナが明けてから多くなってきたということです。

社外の人への対応については、直接訪問していただいた方をお迎えすることもあれば、電話による一次応対に出ることもあります。当社は技術を提供している会社でもあり、私が知らない専門用語が飛び交うことも少なくありません。なかなか理解することが難しいのですが、少しずつ学ぶようにしています。ときには戸惑うこともありますが、業務内容の幅広さがやりがいに繋がっていると思います。一つひとつ身につけたことが、意外なところで自分の生活に役立っていることも多いです。このほかにも、備品の交換や書類の書き方など、社内の人からの質問にも丁寧に回答していかなければなりません。社員のお役に立つことができ「ありがとう、助かったよ」という言葉をいただけることが、大きな励みになっています。これからも、分野を問わず広範な知識を身につけていきたいです。また、やったことのない仕事であっても、一つひとつと真摯に向き合い自分のものにしていきたいと考えています。
(N.M.さん)

学生の方へメッセージ

当社は、創業以来掲げている3つの理念「奇蹟の創造」「たゆまぬ努力」「豊かさの追求」に基づき、現状に甘んじることなく市場や取引先のニーズを先取りすることで、成長を続けてきた会社です。そして2024年6月、記念すべき創業40周年をむかえることになりました。常に新しいことにチャレンジしている会社なので、これから入ってくる方々にも自分の可能性を信じて、会社とともに成長していって欲しいと考えています。

そんな当社が求めているのは、第1に元気とやる気を備えた人です。活気ある環境のなかに溶け込んでいき、その上で待つのではなく自分から何かに挑戦していく、強い気持ちを持った人に期待を寄せています。そして2つ目は、率先して動ける人です。目標が決まったら、誰かに言われなくても能動的に動き出す。さらに、いったん動き出したらそれを粘り強く継続していくことができる人です。せっかく何かに取り組み始めても、途中で諦めてしまったら結果に結びつくことはありません。行動すること・考えることを継続し、未来を拓いていくことのできる人。3つ目は、新しいことを積極的に学び、新しい価値を創造していくことができる人です。企業活動がグローバル化している今日、いわば世界中の企業が当社の競合となりつつあります。そんななか仲間と切磋琢磨しながら自分を高めていける人を、強く求めたいと考えています。
(採用担当)

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山梨県が運営する、次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ「Nesrad」の一角にある、MEL(ミラプロ・エナジー・ラボ)のオフィス風景。

マイナビ編集部から

溶接ベローズという、真空環境を実現する上で欠かせない技術をコアに、アグレッシブな姿勢で事業のすそ野を広げてきた同社。今日、そのビジネスはさらに大きなフィールドを目指して伸びつつある。

現状、売上構成比を見ると、半導体製造装置を中心とした真空関連のビジネスが主力となっている。それに次ぐのが半導体製造装置のユニット販売、組み立て、設置、メンテナンスまでを網羅したビジネスだ。しかし、新たなフィールドの開拓を目指す同社では、医療機器事業、クリーンエネルギー事業にも積極的な姿勢を見せる。なぜなら、半導体製造装置の分野で培ったクリーンな環境におけるモノづくりのノウハウは、これらの分野でも活かすことができるからだ。今回、取材にご協力いただいたH.T.さんとY.K.さんは、まさにこの分野のビジネスを切り拓く尖兵として、研究開発に取り組んでいる。このように、たえず新天地を目指す社風が深く浸透している会社なので、先端技術に触れたい人、他にないキャリアを積みたいという人にとっては見逃せない企業と言えよう。

配置については基本的に転勤はなくそれぞれの事業所採用・配属になるが、山梨事業所の近くには14棟もの社員寮が用意されている。このように同社には県外出身者も含め、安心して働ける環境が整っていることも感じられる取材であった。

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同社が独自開発したAI搭載検査システムのブランド「HAWKAEYE(ホークエーアイ)」は、 高度な自動化技術やAIによる画像判定技術などを駆使し、新たなソリューションを提案。

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