最終更新日:2024/5/31

エプソン販売(株)【セイコーエプソングループ】

  • 正社員

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業種

  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手社員が自ら動き、輝きながら顧客の課題解決に貢献する

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変革期を迎え、若い力が求められるエプソン販売の仕事

モノを販売するだけではなく、新たな“コト”を添えて顧客の課題解決に役立つことをミッションとするエプソン販売の社員たち。部署の異なる3人に、業務内容や目標、やりがいなどを聴いた。

■塩釜涼太さん 商品技術部(商業機器) 2021年入社

■浅井美折さん DX推進部(ビジネスモデル) 2020年入社

■原嶋貴宏さん 首都圏営業部 東京営業二課・シニアスタッフ 2014年入社

私の一日

「午前中にお問い合わせのメール対応を行うことが多いです。機械を使用しての確認が必要なものは、実際に製品を動かしながら切り分けや検証を行っています」(塩釜さん)
「プロジェクトを5~6件担当しているので、会議が多いです。チーム内の進捗状況を確認する社内会議の他、外部の企業さんに企画の提案に行くことも」(浅井さん)
「出勤よりも在宅のケースが多いですね。午前中は自宅でオンライン商談、午後、お客様のところにうかがいお打ち合わせをしてから、会社に戻ることもあります」(原嶋さん)

【塩釜さん】まだ世に出ていないものに触れる喜びと問題解決時のやりがい

就職活動の軸として、部品ではなく完成品、できれば日本製品を扱いたいという気持ちがあり、その中で出合ったのが当社です。最終的には人事の担当者や先輩社員を見て、自分に合いそうだと思って決めました。もともとスマートフォンやスマートウォッチといったガジェットが好きで、学生の頃から自分で分解したりしていたので、商品技術部に配属された後も抵抗なく業務に取り組むことができました。

商品技術部には2つの機能があります。一つは新製品のテスト、そして二つ目は発売した製品に対するお問い合わせ対応です。基本的にはサービスパートナーさんがお問い合わせの対応はしてくれますが、彼らではわからない深い内容の場合や実機確認が必要な場合などは、こちらで対応しています。商品技術部の社員一人ひとりが担当の製品を持っていて、私はソフトウェアとテストを実施した新しい測色器の担当です。まだ世に出ていない新しい製品にいち早く触れることができて、お客様と同じように運用して問題がないかの試験をするので、誰よりも深くその製品を知ることができます。また、製品の不具合などのお問い合わせに関しては、それが解決できたとき「困っていらっしゃるお客様の役に立てた」という達成感があり、やりがいを感じます。

もちろん、どこに原因があるのかを探るために、切り分けをしていく中で、壁にぶつかることはあります。その場合はメーカーであるセイコーエプソン側とやり取りをして、一から作っている人の知見を借ります。そういう意味ではセイコーエプソンとの連携がとても重要で、どのような要望をすれば行き違いなく伝わるかを毎回、考えています。機械のトラブルは実際に見てみないとわからないことが多いですが、それをメールで伝えなければならないので、画像を使ったり、動画を送ったりと工夫しています。

OJTでは、課のみなさんがOJTに関わってくださったことに感動しました。一人ひとりが、日替わりで担当製品の分解や取り扱い方を教えてくだいます。課のみなさんが分け隔てなく面倒を見てくださるので感謝の気持ちでいっぱいになりました。

まだ1年目ですが、お問い合わせの経験を重ねる中で、自分ひとりで対応できることが増えたことに、自身の成長を感じます。今後はお客様の声や起こりやすい課題などをセイコーエプソンにフィードバックし、より良い製品作りにも貢献できるようになりたいです。

【浅井さん】イベント企画の先にある「ビジネス創出」の難しさに気づいた2年目

入社1年目から、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進部に配属になり、今年で2年目になります。私はデジタルを使って新しいビジネスモデルを創ることが主なミッションです。

当社はプリンターなどのモノを販売してきた会社ですが、今はお客様にモノを楽しんでいただくために“コト”を創っていくのが仕事になっています。

一例をご紹介しますと、東京・銀座にある有名文具店とコラボして、おうち時間を楽しんでいただくためのクラフトワークショップを企画し、オンラインで開催しました。エプソンのプリンターで写真を印刷していただくのですが、ただ印刷するだけではなく、写真をフレームに入れて飾り、誰かにプレゼントするなどの印刷した後の楽しみ方をご提案する企画でした。これが“コト”を創るということだと思います。緊急事態宣言中の2021年3月に企画し、9月に実現にこぎつけました。もともとこの文具店さんとはつながりがあったので、そこで何かできないかという上司からのヒントをもとに、私と同期の2人で企画を考え、実現したものです。

1年目は先輩の企画を考えるお手伝いをするだけでしたが、2年目になって、自分たちで考えた企画を実現するところまでたどりつきました。そのため、とても大きなやりがいを感じることができました。

一方で、仕事の難しさも感じています。自分たちで企画を考え、実施することはとても楽しいですが、その企画やイベントに参加してくださったお客様に、どのようにエプソンを好きになっていただくか、そのために継続的な仕掛けやビジネスモデルを創出するのが私たちの仕事です。企画・実施することで精一杯でしたが、そこにたどり着いてみると、その先に目的があることに気づいたのです。

DX推進部は比較的新しい部署で、若手社員の意見も聴き、仕事を任せてもらえる環境にあるのはとても幸運だと思います。今はまさにモノ販売の会社からコト販売の会社に変わろうとしている過渡期なので、若手の私たちの意見も重視されますし、自分のやりたいことを発言できます。

今後は、プリンターに馴染みがない若い世代の人たちにもエプソンを知っていただき、エプソンに対してポジティブな気持ちを持っていただけるような活動をしていきたいと考えています。

【原嶋さん】数字よりもお客様の「ありがとう」が仕事のモチベーションに

私は営業部で文教系を担当しています。平たく言えば、教育委員会や私立学校をお客様とし、全国に拠点を持つ大手販売代理店さんを通じて商品をご提供しています。

たとえば、職員室で使われている校務支援システムの販売店さんから「今度、ここの自治体の教育委員会さんでシステムの入れ替えがあるよ」という情報を聞けば、システムから印刷するニーズもあると考え、プリンターや複合機を一緒にご提供しませんかというご提案をします。もちろん、教育委員会の担当者様や学校現場の先生方と直接やり取りを行い、導入前に製品を貸与し、先生方に使い勝手や利用用途をヒアリングしたり、学校関係者の方にプレゼンする機会もあります。

教育委員会の規模によっては、台数が多く、大きな売り上げにつながることもあり、スケール感のある営業です。しかし、それだけに即決ではなく、半年~1年と時間をかけて導入していただくという長期戦になります。

当社の営業はここ数年、売り上げを追い求めるよりも、お客様の課題解決に力を注いでいます。たとえば、学校の先生方の長時間労働が問題になっていますが、エプソンの高速印刷機を使用していただくことで、1ヶ月に約8.4時間近くかかっていた印刷時間が、40分まで削減されたという事例もあります。削減できた時間は、先生方が生徒さんに向き合う時間に充ててくださったり、勤務時間の短縮にもつながります。このように私たちのご提案が教育現場の課題解決に微力ながら貢献できていると思えば、それが仕事へのモチベーションにもなります。

また、当社では、カラーもモノクロ印刷も同額で、消耗品や保守費用も含め、月々定額でご利用いただける学校現場のための『アカデミックプラン』をご提案し、好評をいただいています。

営業としてメーカーの「買っていただきたい」という姿勢も必要ですが、お客様にはどんな困りごとや課題があるのか、それに対して、どういう解決策が提案できるのかに焦点を当てることを心がけています。お客様に「ありがとう」と喜んでいただけることがいちばんの喜びであり、「ありがとう」のお言葉をいただけるシーンが増えれば、あとから数字はついてくると思います。
今後も、今まで以上に学校現場に笑顔の輪を拡げていけるように、頑張りたいと考えています。

学生の方へメッセージ

当社で扱う製品はプリンターやプロジェクターなど様々ですが、基本的には販売会社なので、代理店様を通してエンドユーザーに商品をお届けするのがメインの仕事になります。

2021年度からは新規事業にも力を入れており、特にエンジニアリングの世界には産業用ロボット事業を展開したり、インクジェットの高い技術を完成品ではなく、部品として大型プリンターを作っていらっしゃるメーカーさんに販売したり、インクを飛ばす技術を金属加工に応用したり、様々なオープンイノベーションや協業を進めています。こういったビジネスに興味のある学生さんや、プリンターなど、当社の製品に一つでも関心がある方を歓迎します。

当社では、営業活動を通して、お客様が抱えていらっしゃる社会課題を解決することをキーワードにしています。お客様の役に立ちたいという人、そこに喜びを感じる人が当社には向いていると思います。

時代はどんどん変化していきます。その変化にいち早く気づき、新しいアイデアを出せる「創造力」、何度でもチャレンジできる「挑戦力」、「柔軟性」を持ち、新しい変化に前向きに取り組める方を求めています。そしてなにより、それぞれの持ち味や興味のあることを大事にしたいと思っています。その中で活躍していただける場をこちらでカスタマイズし、ご用意したいと考えています。(採用担当)

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「世の中の変化を自分事として捉え、社会課題を解決していくことにエプソンの技術と自らのアイデアでチャレンジできる人」がエプソン販売の求める人材像だ。

マイナビ編集部から

セイコーエプソングループといえば、プリンターなどのOA機器の印象が強い。その販売会社であるエプソン販売だから、当然、そういったOA機器のイメージを持って取材に臨んだが、そのイメージはかなり覆された。産業ロボットによるモノづくりの課題解決、インクジェット技術を応用したソリューション事業など、製品の販売以外にも様々な事業を展開しており、他社との協業も行っているという。

確かにセイコーエプソンは「省・小・精」の技術に優れていることで知られており、これらの技術は環境問題をはじめとする社会課題の解決と親和性が高い。ただし、それは販売会社であるエプソン販売の企画・提案によって、初めて生かされるのではないだろうか。

販売会社でありながら、売り上げをあげることよりも顧客の問題解決に力点を置くという。今回、社長をはじめ同社の社員たちを取材してみると、それが建前ではないことがわかる。

販売会社ということもあり、人と接することが好きな社員が多く、社内は明るく風通しもいい。若手社員もイキイキと仕事に取り組んでいる。新型コロナが落ち着いても、基本的に出社は週に1回で、在宅勤務を推奨するという。同社が今後、どのように変化し、成長していくのか楽しみだ。

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JR新宿南口直結の新宿ミライナタワーの高層階にある本社オフィス。最新機器を販売する営業拠点として申し分のない利便性と快適な職場環境が整っている。

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