サンメーケミカル(株)

工場にて化学製品の実機製造を行っています。
工場での実機製造は、ラボ検討を通して作成したフローを基に、ラボ実験レベルの何百倍何千倍スケールの化学反応を行います。そのためラボ実験スケールでは何気ない仕込み、加熱、冷却といった簡単な作業も、工場での製造スケールとなると一苦労する場面も多々あります。
またラボ実験スケールでは小さい事故で済んだものでも、製造スケールだと大事故になりかねないので、常に安全に注意して製造を行っております。

現在の製造課に異動する前は、ラボ検討を行う技術開発課に所属し、実機製造へスケールアップする上でのフロー図や設備図を作成する業務をおこなっていました。
製造課への異動後、何種類もの製造を行っていく中で、自分が以前ラボで担当した製品にも携わる機会がありました。
過去に自分が作成したフローを基に製造作業を行う中で、「この作業がしにくい」「ここはもっとこうしたほうがいい」などといった課題が多く見つかりました。
製造作業をする上で、より安全かつスムーズに製造するにはどうしたらよいかと考えながら仕事をするようになり、このことがモチベーションに繋がっています。

学生時代に有機合成を専攻していため、その知識を活かせる職種として受託合成という分野に興味を持ったことがきっかけです。

現在は製造課での勉強期間ということもあり、行く行くは再び技術開発課に戻る予定です。その際は、お客様が満足できる製品を製造することは勿論のこと、製造作業者に負担を掛けないようなフロー及び設備図を作成したいです。

弊社は受託合成という職種柄、自社発信の製品が少ないといった点があります。大学等で得られる専門的な知識と実機製造の知識を両方持った社員が増えつつあるので、サンメー発信で新しい化学製品を研究から製造まで行う流れができたら、より面白い会社になるのではないかと考えています。