(株)来光皮膜工業所

“黒染め加工”って聞いたことありますか？自動車部品や製造業で使われている産業機械、食品などをパッケージに入れる包装機、印刷機など、様々な分野の機械や部品などに使われている、金属の表面処理の加工方法の一つです。目的は、サビの防止や部品の保護・耐熱性能の向上など。同じ理由から行う加工法に“塗装”や“メッキ”もありますが、一番の違いは金属全体が黒くなること。いわば前者が“化粧”だとしたら、僕たちがやっているのは“日焼け”。加工前と後で寸法がほとんど変わらず、剥げてくることもないので、様々な分野から重宝されています。さらに、当社独自の技術として“スーパーブラック”というのもあります。

来光皮膜工業所は、1963（昭和38）年から黒染め一筋でやってきました。少しずつ事業を拡大したり、工場を移転したりしながら、気づいたら50年以上の歴史があります。会社を創業した当時は同業者も多かったようなのですが、今では全国でも数えるほどに。いつのまにかお客様も増えて、今では全国の様々なモノづくりの会社さんと取引があります。

僕が入ったのが12年ほど前で、当時は30代や40代の先輩たちばかり。このままでは技術を継承する人がいなくなってしまう！と考えて、最近では20代の若い人も積極的に採用して、少しずつ若返りを図っています（笑）。それでも、社内の雰囲気は、年齢に関係なく和気あいあいとしていますよ。僕も社長もみんなと一緒になって汗を流すので、働いている人たちの気持ちもよくわかる。みんなで頑張って売上が上がったら、きちんとボーナスや福利厚生などで還元するし、業績が落ちた時でもリストラをしたことはありません。創業時から「社員がいてくれるからこそ、仕事ができる」という想いを大切にしていて、その方針はこれからも変えることはありません。

だからこれから入ってくる人にも、じっくりと腰をすえるつもりで頑張ってもらいたい。技術的なことは、入社してからしっかりと教えるので安心してください。危険な作業は、一切ありません。まずは工場に一度来てもらって、職場や僕らの雰囲気を感じてみてもらいたい。その上で「頑張ってみたい！」という気持ちがあれば、ウチは受け入れますよ。