最終更新日:2024/7/2

DKSHグループ[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 商社(薬品・化粧品)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 薬品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チーム制に支えられながら、自分らしく働く

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日本で約150年事業を展開している外資系企業の風土とは

時計や筆記具、医薬品、食品、化粧品、化学品、テクノロジーなど多種多様な商材を扱い、36カ国850拠点で事業を展開するDKSHグループ。DKSHジャパンの若手社員に企業風土や仕事内容を伺った。

M.Iさん(写真中央)
DKSHジャパン(株)生産資材事業部門 化学品ビジネスライン 営業
国際社会学部東アジア地域専攻卒/2019年入社

M.Kさん(写真右)
DKSHジャパン(株)生産資材事業部門 ロジスティクス サポート
自然科学研究科食品科学学科卒/2020年入社

M.Hさん(写真左)
DKSHジャパン(株)生産資材事業部門 食品飲料ビジネスライン 営業サポート
大学院総合文化研究科ドイツ科卒/2020年入社

先輩社員はこんな人

大学で語学を学び、グローバルな仕事に就くことが夢だったM.Iさん。「温かい先輩ばかりで、外資系でありながら個人主義ではなかったので安心して入社を決めました」
大学院ではおいしい鶏肉をつくる研究をしていたM.Kさん。「海外を舞台に食品や化学品を扱う仕事を探していました。当社は同じ研究室の先輩が活躍していて安心でした」
研究の一環でヨーロッパを訪れ、社会全体に浸透する先進的な考え方に感銘を受けたM.Hさん。「動物性原料不使用など、基準の高い商品を日本に紹介することが夢です」

【営業】文系でも着実に成長!各方面のプロフェッショナルが支えてくれます

商材を世界各国のサプライヤーから輸入し、日本の化学メーカーや農薬メーカー、石油会社のお客さまに販売するのが当社の営業の仕事です。医薬品や食品、化粧品、化学品を扱う生産資材事業部の中で、私は主にファインケミカル電子材料、農薬原料、石油精製に使われる触媒や吸着剤を担当。この種の約40社のお客さまを担当に持ち、お客さまが求める商材をいろいろな国から探してご紹介しています。

文系出身でついていけるのかはじめはとても不安でしたが、基礎から一歩一歩先輩にサポートしてもらい、研修も充実していたので、徐々に知識が身に付いていきました。入社2年目から営業となり、先輩のサポートの下で最初から取引量の多いお客様を担当させてもらい、責任とやりがいを感じました。海外のサプライヤーとはメールやオンライン会議でやり取りをしながら経験を積み、サプライヤーが来日した際には日本のお客様に引き合わせる通訳も担当することがありました。4年目には海外のサプライヤーを訪問したいと自ら上司に直談判するまでに成長することができました。

上司が首を縦に振ってくれた出張先は、プリンターに用いられる有機感光体の材料を作っている韓国のサプライヤーです。会社の現状やコロナ禍を経て変化したことなどを、オンラインでは詳細に話していただけなかったので、実際にお会いして温度感を確かめたかったんです。顔を合わせるとオープンに話してくださり、打ち解けて擦り合わせができたので、サプライヤーも私たちも熱量が上がりました。

ほかの国々にも積極的に出かけてネットワークを広げ、ゼロからビジネスをつくることが今後の目標です。面白い商品を開発しているサプライヤーを開拓したり、新しいお客さまに商品をご紹介したりできるようになりたいですね。営業するなかで環境への意識の高まりを顕著に感じているので、環境負荷の少ない化学品や石油製品の代替品について専門的に学び、変化するお客さまのニーズに応えていけたらと思っています。支えてくれるチームがいることも当社の営業の魅力の一つ。書類作成や在庫管理を担う営業サポート、船や飛行機といった輸送や倉庫の手配をしてくれるロジスティクス、法規をチェックするコンプライアンス。各部門のプロフェッショナルが支えてくれるので、営業はお客さま窓口として商談に集中することができます。
(M.Iさん)

【ロジスティクス】輸入案件のかじ取りを担当。国際物流のプロフェッショナルを目指しています

海外から出荷された貨物を、日本での通関手続きを経て受け取り、倉庫や納品先のお客さまにお届けする、その国際物流の一連の流れを全て管理するのが私たちロジスティクスの仕事です。私は医薬品・化学品のロジスティクスを担当。チームの営業担当が発注した案件のうち、当社が輸入を手配するインコタームズ(貿易取引条件)で契約した案件を月40件ほど管理しています。

船のほうが運賃が安いので、大量に輸入したいときには船を手配するのですが、納期優先の場合はエアーに切り替えます。そうすれば早く到着するのですが運賃は高くなるため、金額や納期の情報を早めに入手して営業担当に伝え、お客さまと確認・調整をしてもらいながら進めていきます。今は落ち着いてきたものの、コロナ禍では世界の物流が混乱して大変でしたね。アメリカのサプライヤーから購入した化学品の輸入を担当したのですが、人手不足によりトラックがなかなか手配できなかったんです。エアーに切り替えることも検討しましたが、早く届くぶん運賃はさらに高くなります。時間が経てば経つほど到着が遅れてしまうので、営業がお客さまと交渉をする間に、私はサプライヤーや運送事業者との中継ぎをしてくれる貨物フォワーダーと密に連絡を取りながら、進められるところを進めていきました。ニュースもこまめにチェックしながら情勢を把握し、営業と相談しながら調整。貨物が何とか日本に到着したときは「やっと来た」と心底ホッとしました。

最近は食品も一部担当することになりました。化学品は化審法(化学物質の審査および製造等の規制に関する法律)で認められた製品しか輸入することができません。コンプライアンス部門がこの法規と照らし合わせてOKが出たら、税関に提出する書類を作成していきます。この点で食品は、例えば放射線データが必要になるなど、輸入する国によって準備すべきものが変わってきますから、一から勉強しなければなりません。医薬品・化学品に加えて食品の輸入に関する法律や規制も学んでいけたら、当社が扱う商材をオールマイティに扱えるようになると思うので一つひとつ学んでいきたいです。
(M.Kさん)

【営業サポート】膨大な数の商材を適切に管理するための仕組みづくりに注力しています

サプライヤーからの購買とお客さまへの販売の両方を行っている営業担当の仕事を事務的にサポートするのが営業サポートの仕事です。受注時は納品情報を管理してシステム上で入出力したり、在庫品を管理して数量が不足している製品をサプライヤーから購入して備えたり。受注後にサプライヤーから輸入してお客さまに直送するケースも多いのですが、需要が多く国内の倉庫に常にストックしている商材も100品目以上あります。

難しいのは、私が担当している食品・飲料品は直接的に消費者の消費傾向とつながっていて、その年のはやり廃りによって受注数量が変わってくることです。需要がある商品を事前に選び、倉庫に数量を確保しておかなければならないため、「先を読む力」が必要なんです。今はコロナの影響を受けて大きく増減があるため、予想外の動向にいまだに慣れず、急いで発注することも少なくありません。でもだからこそ、読みが当たって事前に備えていた商材が出たり、「どうしても急ぎでほしい」とお客さまから短納期の注文を受けてサプライヤーと掛け合い、間に合ったときは達成感がありますね。取引先が製菓会社や食品メーカーなので、それが商品になって店の棚に並んでいるのを見たときにもやりがいを覚えます。

私が仕事において一番面白さを感じるのは、4名の営業サポートチームがどうすればチーム力を発揮し、業務を円滑に進めることができるか、その仕組みづくりを考えているときです。その人にしかできない仕事をつくってしまうと結果的に仕事が回らなくなってしまうので、私たちはリーダーを決めず、可能な限り業務内容を共有し、全員が空いたときにできることをする形をとっています。しかし一人ひとり性格や考え方が異なり、管理の仕方もさまざまなため、エクセルシートで情報共有する仕組みをつくったり、メイン業務をローテーションで回すようにしたり、席が近いので何かあれば口頭でも情報共有をしたり。全員で協力し合いながらバックグラウンドのシステム構築をしています。大学院での分析や研究がとても好きだったので、こうした作業がとても楽しく、性に合っていると感じます。

営業サポートとして学ばなければいけないことが、まだたくさんあります。まずは食品・飲料品の輸入の流れや仕組みの全容を理解し、営業に貢献していきたいです。
(M.Hさん)

学生の方へメッセージ

私のチームの営業は女性4人と男性3人で、産休から復帰している先輩も活躍中。テレワークやフレックス制を使って柔軟に働くことができ、休暇も自分で仕事内容を調整すれば自由に取ることができるので、ワーク・ライフ・バランスを実現しやすいんです。チームのメンバーとは気軽にオンラインミーティングやチャットで話し合うなど、コミュニケーションもとりやすいですよ。(M.Iさん)

当社は多様性が尊重されていて、韓国籍の私を含め、外国籍の社員にとっても働きやすい環境です。役職のある人との距離が近く、「さん付け」で気軽に話せる風土も心地よいですね。会社探しは大変かもしれませんが、必ず自分を受け入れてくれる会社に出会えますので、諦めず頑張ってください。理系商材に自信がない人も、当社はチームで動いているので働きやすく、周囲のサポートを受けて乗り越えていける会社だと思います。(M.Kさん)

社会人になっても学びの連続です。常に学びつづける姿勢があるからこそ成長できます。学ぶモチベーションを保つためにも、少しでも自分の興味のあることに関連している仕事や会社を選ぶことをおすすめします。当社は専門性の高い商材を扱っていますが、チーム制なので個人だけで頑張らなければいけないということはありません。みんなで学び、みんなで成長していける環境に興味のある方はぜひ検討してみてください。(M.Hさん)

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教育研修も充実しているため、理系出身者でなくても意欲があれば着実に知識を習得できる。DKSHのFantree Academyで英会話を学ぶことも可能だ。

マイナビ編集部から

150年の長きにわたって日本で事業を展開しているためか、DKSHジャパンには外資系企業でありながらも「日本らしさ」が共存している。チーム制が取り入れられており、社員同士で常にコミュニケーションをとり情報共有をする文化が根付いていると感じた取材だった。

同時に、現場レベルでアイデアを形にしていく自由でフレキシブルな風土もあり、これは外資系企業の良さだろうか。例えば、M.Hさんは趣味でイラストを描く。食事の席で営業担当にそんな話をしていると「絵を付加価値にできる。商材を購入いただいたお客さまに商品のPR素材を描いて差し上げたらどうだろう」と営業担当がアイデアを思いつき、先日それが形になったのだという。原料を購入してくださったジャムメーカーのお客さまに、M.Hさんはジャムの絵を描いてプレゼントした。

製品に付加価値を添えて販売するところに商社としての将来性をも感じさせるエピソードだ。自分の趣味や興味関心に仕事をひも付けられるという点では、社員たちもモチベーションが上がることだろう。チームワークを大切にする日本らしさと、自由で行動力のある外資系企業らしさが共存している同社で、これから何が生まれるか楽しみだ。

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時計や筆記具などの消費財、医薬品や食品、化粧品、化学品などの生産資材、最先端の機器やテクノロジーの3部門で、世界がつくる優れた商材を日本企業に紹介している。

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