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最終更新日:2024/9/26
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部署名【検査職】岡山研究所 病理 係長
私は、組織診と細胞診に大別される病理検査の仕事に携わっています。組織診では、私たち臨床検査技師が患者さんから採取された検体(胃・大腸・婦人科・皮膚などの検査材料)から標本を作製し、病理医が顕微鏡下にて観察することにより診断を行います。標本の作製にはいくつかの工程があり、役割分担をしています。その中で私は、前処理され、パラフィンブロックになった検体を3μmの薄さに切ってスライドに貼り付けるという作業を受け持っています。一方、細胞診は、腫瘍の疑いがある検体を標本化して顕微鏡下で観察し、良性か悪性かを判定し、悪性が疑われるものを診断医に提出しています。それには細胞検査士の資格が必要ですので、私は入社して3年目に資格を取得しました。私が所属する岡山研究所では、山口県を除く中国地方と四国4県の病院やクリニックからの依頼を受けており、件数にすると1日組織診が150件、細胞診は250件受注しています。
私たちの仕事は診断に直結するので、責任重大であるとともにそこにやりがいを感じます。組織診の標本作製における薄切は、手作業でいかに均一に3μmという薄さに切り出すか、技術が求められる作業です。それだけに仕上がった標本の美しさで、レベルアップが分かり、そこに自分の成長を感じることができます。一方、細胞診には、検体それぞれで見方や考え方が異なるという面白さがあります。細胞診に携わるために細胞検査士の資格を取得しましたが、試験は、筆記、面接、実技テストにわたり、これまでの中で一番勉強したのではないでしょうか。業務と並行しながらの受験勉強は大変ではありましたが、資格は自分にとって大変有益だと思っています。現在、業務に対しては自信がついてきましたので、今後はマネジメントを学び後輩の育成にも注力したいですね。
私は徳島県出身なのですが、地元のかかりつけ医がファルコの顧客で、コーポレートマーク(ファルコマーク)の付いた車を見かけていました。中高時代から医療職に就きたいと思っていた私は、ファルコを何となく意識していたと思います。大学で臨床検査技師を目指し、就職時には病院よりも企業に就職する方が自分に合っていると考え、企業を対象に就職活動をしました。その中でファルコに決めた理由は、広域な事業展開をしているので、多くの人に貢献できるのではないかと思ったからです。今、ファルコに対して抱いているイメージを言葉で表すと、信頼と誠実です。働きやすさの面では、組織の規模が大きいゆえに幅広い年齢層の方がおられ、相談ができる友人や仲間もできること、整った福利厚生などが魅力ですね。
私たちの仕事は医療の発展とともに、日々勉強することが求められます。そのことをまず念頭において、社会人としてスタートしていただきたいと思います。仕事をしながら勉強することは大変ですが、様々な資格もあり、自分のレベルアップを目指しやすい分野でもありますので、向学心を持ち続けていただきたいですね。