最終更新日:2024/7/16

岡部(株)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 建材・エクステリア
  • 自動車・自動車部品
  • 金属製品
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 空間デザイン・ディスプレイ

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

製品を通して安全・安心な社会に貢献!100年を超える建材メーカー『岡部』の魅力とは

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okabe の未来を支える若手社員たちをご紹介!

●O.Kさん/2019年入社
東京支店 東京営業部

●Y.Sさん/2018年入社
技術開発部 構造グループ 鋼構造開発チーム

●I.Tさん/2018年入社
久喜工場 技術部 技術課

建設・土木関連資材メーカーとして100年超の歴史を誇る岡部株式会社。社会の安全・安心を守るために欠かせない同社の製品群は、どのように作られ、市場に送り出されているのか。「営業」「技術開発」「生産技術」と、部門の異なる若手社員3人に、それぞれの仕事やその面白さ、そして岡部の魅力について語ってもらいました。

先輩たちのある1日

都内の建設現場に足を運び、必要な建設資材を提案するOさん。最近では販売代理店の方と協力して、製品を販売していく仕事も増えてきたという。
最先端の設備が揃う総合実験センターに勤務するYさん。充実した設備のもと新製品の開発に勤しむ。総合実験センターでは他チームの実験も見学でき多くの刺激を受けている。
製造現場で設備の調整を行うIさん。ちょっとしたアイデアや工夫がコスト削減や生産効率向上など大きな成果を生むからこそ、やりがいは大きい。

okabeブランドの顔として、現場のニーズに沿った製品を提案(O.K)

就職活動をするなかで建材業界に興味を持ったのは、建物が世の中からなくならない限り、将来もずっと需要が続くビジネスだと考えたからです。業界の中でも岡部は上場企業という確固たる基盤を持ち、しかも100年以上の歴史もある。ここなら安心して長く働けると思い入社を志望しました。また、説明会では各部署の仕事内容について詳細な説明があり、入社後の具体的なイメージが描けたことも岡部を選ぶ決め手となりました。

入社後は東京営業部に配属。新人教育担当の「トレーナー」と呼ばれる先輩について、名刺の渡し方から商談での話し方まで丁寧に教わりながら仕事を覚えていきました。また、上司や仕入先の建材メーカーの方からも製品知識について教わるなど、たくさんの人のサポートのおかげで成長できたと思います。

営業として独り立ちしたのは1年目の冬からです。当社の営業は、建設現場にアポイントを取って訪問し、そこに常駐しているゼネコンの担当者の方にカタログで製品をご紹介するというスタイルです。建物の構造によって必要な資材も異なってくるため、工事内容やニーズを詳しく伺って最適な製品をご提案しています。岡部の製品はシェアが高く業界知名度もあるので、初対面でも話を聞いてもらいやすいのはありがたいですね。
ただ、扱う製品が非常に多いので、知識の習得が大変です。私も未だに全ては把握しきれておらず、お客さまからいただいた質問にすぐお答えできないこともあります。そんな時は正直に勉強不足なことをお伝えし、一度社内に持ち帰ってから上司や先輩に相談した上で正しい回答をするようにしています。価格交渉などで苦労することもありますが、お客さまと何度もやりとりを重ね、最終的に受注へつながったときはとてもうれしいですね。

今後の目標は、まず今年度の売り上げ目標を達成すること。その次に、これまで自分では扱ってこなかった工事の受注にもチャレンジしてみたいと思っています。材料と工事の両方を受注するとなると金額も大きくなりますし、そのぶん提案力や知識も求められます。社内には工事に詳しい上司もいるので、そういった方々からノウハウを吸収しながら営業としてスキルアップしていきたいですね。

最先端の実験設備を駆使し、新製品の開発に取り組む(Y.S)

小さい頃からモノづくりが好きで、大学は工学部建築学科へ進学。卒業後は大学院に進み、杭と基礎をつなぐ杭頭接合部について研究していました。当初はゼネコンの施工管理の仕事がしたいと思っていたのですが、研究室でさまざまな実験を行う面白さから研究開発の道を目指すようになりました。就職先として岡部を選んだ一番の決め手は、会社説明会で感じた社風の温かさに惹かれたから。また、100年を超える歴史の中で培ってきた技術力や、充実した実験設備も魅力でした。開発の拠点となる総合実験センターには、振動台実験装置など、実大の構造実験を可能とする設備が豊富に揃っています。ここで最先端の研究に打ち込みながら、社会に役立つ製品を開発してみたいと思ったことも入社理由のひとつですね。
入社1年目はトレーナーの先輩に教わりながら、建築構造製品の開発に携わりました。社会人は学生時代と違って限られた時間の中で結果を出さなければならないのが難しく、実務として研究開発をすることの厳しさを痛感しました。壁にぶつかることもありましたが、そんな時は一人で悩まず、周りの先輩方に相談するようにしていました。先輩方も「いつでも聞いていいよ」と声を掛けていただき、とても心強かったですね。
現在も私は建築構造製品の開発に携わっています。主に実験やデータ整理などの業務に取り組んでいます。目標とする性能にどうすれば到達できるのかが最大の課題。ただ性能を上げるだけではなく、コストとのバランスも考えなければならないので、そこが難しいところです。部内のメンバーとともに試行錯誤しながら製品の形状および優位性などを検討。試験を行い目標とする性能が出せたときは、最も達成感を覚える瞬間ですね。いずれ自分が考えた新製品が世に出て、お客さまから高い評価をいただけたりすると、もっとやりがいを感じられると思います。そして、今の目標は自分で一から企画した製品を世に出すこと。「この製品と言えばYさん」と言われるような画期的な製品を開発し、建物の安全を守ることで末長く社会に貢献していきたいと思っています。

アイデアと技術を駆使して、ものづくりの現場を支える面白さ(I.T)

子どもの頃から図工などの細かい作業が好きで機械にも興味があったので、大学は工学部機械工学科に進学しました。周りは自動車関連業界を志望する人が多かったのですが、私自身はそこまで興味が持てず、どうしようかと迷っていたときに出会ったのが岡部です。ちょうど大学の会社説明会に岡部が来ていて、製造現場を技術で支える生産技術という仕事があることを初めて知りました。また、最も印象的だったのが、免震・耐震装置などを作っている会社だということ。地震大国の日本において、そうした製品のものづくりに携われることに大きな意義を感じ、ここで働いてみたいと強く思いました。

入社後は本社での新人研修の後、約半年間にわたり久喜工場や茨城工場のさまざまな部署を回って研修を受け、自社製品に関する理解を深めました。特に私の配属先でもある久喜工場は、扱っている製品の品種が多いので覚えるのに苦労しましたね。
現在は久喜工場技術部の一員として、製造設備の保全・改良・改善・修理、製品図面の作成・管理、NC機のプログラム作成など、製造現場がスムーズに製品を製造できるよう技術面で支える仕事を担っています。設備の性能を高めて生産効率を上げることはもちろんですが、実際に手を動かす製造スタッフが作業しやすい環境を整えることも大事な仕事。そのために普段から製造スタッフの方々とこまめにコミュニケーションをとって、作業上での困り事や意見を聞くようにしています。先日は横に工具をかけられる作業台を作ったところ、便利になったと喜んでいただき、とてもうれしかったですね。

大学時代も図面設計の勉強をしていましたが、今は実務として設計を行うぶん、自分で創意工夫して物事を進めていくことの難しさを実感しています。発想力やアイデアがとても重要な仕事ですので、展示会に足を運んだり、プライベートでもお店に並んでいる金属製品を観察したりしてヒントにしています。これからもより良いアイデアを出して、工場の生産効率や品質の向上に貢献することが目標。少し大げさかもしれませんが、いつかは「Iさんに頼めばなんとかなる」と、みんなから頼られる存在になれたらいいですね。

学生の方へメッセージ

岡部の魅力のひとつに、社風の良さがあると思います。職場は明るくラフな雰囲気で、上司・先輩はもちろん他部署の人にも気兼ねなく相談できるので、不安を感じることなく仕事に取り組めています。就職活動中の皆さん、岡部には周りがサポートしてくれる心強い環境があります。必要な知識などが不足していても、私たちがフォローするので大丈夫。やる気ひとつを持って来てください。
(O.K)

風通しの良さや人の良さは岡部という会社の大きな魅力です。上司も親身になって悩み事を聞いてくれますし、入社前に説明会で感じた社風の温かいイメージは入社した後も全く変わらないですね。また、技術者にとっては総合実験センターの豊富な実験設備も魅力だと思います。資格支援などの制度も充実しているので、スキルアップを目指したい方はぜひ来てもらいたいですね。(Y.S)

就職活動ではできるだけ多くの会社を見て、たくさん悩んで、自分に本当に合う仕事や会社を見つけてください。私自身、就職活動するまでは工場の生産技術という仕事があることを全く知りませんでした。技術系の学生はやはりメーカーや開発職などに興味を持つと思いますが、製品開発以外の仕事にも、製品の製造を支えるものづくりの面白さがあることを知ってほしいですね。(I.T)

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100年以上の歴史を持つ会社だが、堅苦しさは一切なし!ベテランも若手も関係なく、対等に意見を交わしながら情熱を持って仕事に打ち込んでいる。

マイナビ編集部から

1917年の創業以来、100年以上にわたり真摯にものづくりと向き合ってきた岡部株式会社。同社が創業当初から守りつづけてきた企業理念は、「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」こと。創業7年目 で関東大震災に遭遇した同社は、耐震・免震製品にいち早く着目し、安全・安心な社会を守るための製品づくりに取り組んできた。その結果、多くの取引先から信頼を獲得。1991年には東証一部上場を果たし、業界内で揺るぎない地位を築き上げた。また、米国での自動車用部品の販売、海洋緑化、インドネシアでの建設資材の販売などの新事業にも果敢にチャレンジ。現在も新規事業の創出を目指し、力を入れています。技術力と、枠にとらわれない柔軟な発想力を強みに、社会に新たな価値を創造している。

そんな同社の隠れた魅力は何といっても社風の温かさだろう。取材でも上司や先輩の親しみやすい人柄や、部署を超えたコミュニケーションの取りやすさ、チームワークの良さといった多くのエピソードを伺うことができた。老舗の安定感に加え、自由闊達で居心地の良い職場環境がある同社。安定した経営基盤で将来を見据え、長期的なキャリアを築いていきたいと考える方にぜひ選んでほしい企業だ。

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役職や部署に関係なく、誰とでも気軽にコミュニケーションが取れる風通しの良さは岡部の魅力のひとつ。若手も不安を感じることなく、のびのびと成長することができる。

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