最終更新日:2024/7/8

(株)宮本金型製作所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 金属製品
  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
奈良県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

文理問わず「やりたい」に挑戦でき、プロとして成長できる会社です!

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モノづくりの根幹に挑む若きエースたちにインタビュー

「情熱をかたちに」をテーマに高い金型技術で国内外のモノづくりに貢献する宮本金型。入社1年目から金型の設計や仕上げに関わる先輩たちに、仕事のやりがいや目標、知識ゼロから学べる環境についてお聞きしました。

■谷口晃さん(写真右)
2022年入社 仕上課
奈良県立奈良朱雀高校 機械工学科卒

■杉本剛洋さん(写真左)
2022年入社 設計課
龍谷大学 文学部 歴史学科卒

■川原一樹さん(写真中央)
2022年入社 仕上課
帝塚山大学 心理学部 心理学科卒

先輩たちの仕事風景

「図面からデータを起こし、レーザー加工機でパーツをつくっています。いろいろな機械操作は、丁寧な指導で学べるので安心です」と谷口さん。
「モノづくりの上流工程なので目には見えませんが、自動車やバイク部品など幅広い分野の金型設計に関わるので、やりがいも大きいですよ」と杉本さん。
「機械加工では出来ない微細な仕上げを行い、金型精度を高めていきます。世界に誇る日本のモノづくりの高品質を担保する仕事だと思っています」と川原さん。

1年目からレーザー加工を担当。新人にも責任ある仕事を任せてもらえる環境です!

小さい頃からブロック遊びに夢中になるなどモノづくりが好きで、学校で機械工学を学びました。当社への入社を決めたのは、一つの金属から複雑な形ができる「金型」に興味を持ったからです。さまざまな工業製品を支える「金型」でモノづくりに貢献したいと思いました。

現在は仕上課で、機械課で加工した金型を完成させるためのレーザー加工や3D測定機を使った精度製品の検査に携わっています。レーザー加工機の基本は学校でも習ったのですが、全くの別物。最初は戸惑いましたが、先輩がわかりやすく教えてくださったことが嬉しかったですね。レーザー加工機でパーツを切るためには、まず図面からCADでデータをつくります。この分野は得意なのですが、出来上がったパーツの形が違えば、データをつくり直して再チャレンジ。完璧なパーツができるまで検証と加工を行います。覚えることが多く大変ですが、早くから責任ある仕事を任せてもらっていて「期待されているな」と感じています。

これまでで一番楽しかったのは、新人社員が集まって社内用の照明器具をつくったことです。みんなで学んだ知識を出し合い、設計から溶接、塗装までを仕上げました。私はレーザー加工機でパーツをつくることを担当。鉄の支柱で自立でき、キャスターもつけた照明器具が完成した時はみんなで喜び合いました。モノづくりの面白さが味わえた出来事でした。

当社は若手にもどんどん仕事を任せてくれるので、自分で考えアイデアを生かして作業できます。今はレーザー加工を集中的に学んでいるため、金型そのものの知識はまだまだ。いつかは金型づくりに挑戦したいと思っています。目標は、直属の上司から「谷口くんがいないと仕事が進まない」と思ってもらえるくらいの存在になること。これからもしっかりと学び、私にしかできないことを見つけていきたいと思っています。
(谷口さん)

文系から金型設計者に。知識ゼロから成長できる環境がここにあります!

文系出身ですが、もともと手を動かして形を考えることが好きだった私。さまざまな業界の説明会に参加するうちに、モノづくりの仕事に興味を持ちました。製造業を中心に15社ほど回り、モノづくりの上流である「金型」に魅力を感じて当社を選びました。

入社後は半年間にわたる研修がありました。設計の基本用語もわからなかった私に、直属の上司がCADの使い方から設計の基本業務までをしっかり教えてくれました。最初は戸惑うことばかりでしたが、この研修で不安なく実践に臨めたと思っています。現在はCADやCAMなどの設計ソフトを使って、お客様から預かったデータを形にするための設計業務に携わっています。難しいのは、画面上のデータが実際に製造できるかどうか。頭の中で考えてイメージを膨らませることが大事で、スキルはもちろん想像力が必要な仕事だと感じています。

これまでで一番嬉しかったのは、自分が設計したものが実際の金型となって現場に並んでいるのを見た時です。画面上のデータが、実際のモノとなる喜びは大きいですね。金型は工業製品のモノづくりの基盤となるものですから、微細なズレも見逃せません。納得がいかなければ検証し、完璧な仕上がりにすることを大事にしています。また製造現場や他部署との連携も必要で、設計者一人ではなく多くの人と情報共有しながら進める仕事だと思っています。

学ぶことの全てが学生時代には経験のないことばかりですが、どんな業界に入っても最初は誰もが素人だと思います。大切なのは、プロとして成長できる環境があるかどうか。私自身、上司や先輩のサポートで着実に成長しています。直近の目標は設計者として独り立ちすること。社内外問わず信頼される存在となり、いつかは指導者として新人のサポート側にまわりたいと思っています。
(杉本さん)

全ての学びは現場にある。文系から金型製造の最前線で活躍しています!

就職活動を始めた時はやりたいことが見えていなかったため、さまざまな業界の説明会に参加。その中で小さい頃に祖父のモノづくりを手伝っていたことを思い出し、製造業に興味を持ちました。文系出身者でも活躍できる当社を志望し、選考過程で学生の私にもしっかりと向き合ってくれる姿勢に感銘。「ここなら自分らしくモノづくりに挑める」と思い入社を決めました。

現在は仕上課で、金型を最終製品にするための仕上げ工程に携わっています。金型製造は、まず設計課がCADで図面を作成、その図面をもとに機械課が機械加工で実際の形にしていきます。私が担当するのは製造工程の最終段階。今までの工程でミスがないかをチェックしながら、機械で加工できなかった微細なRの仕上げや精度を上げるための研磨を行います。さらに何百トンもの油圧プレス機械を使い、金型精度が合格するまで検査を重ねて調整します。難しいのは、どこを直せばいいのかの見極めです。先輩に聞きながらも、日々できることが増えていくことにやりがいを感じています。

印象に残っているのは、初めて挑戦したモノづくり。プレス機で押した後に金属片が出るのですが、それを効率よく逃すためのスクラップシュートをつくりました。入社して2カ月目の私に「やってみるか」と声をかけてもらい、任せてもらえたことが嬉しかったですね。この経験で、モノづくりの醍醐味が少しだけわかったと感じています。

私は文系出身で、何もかもがゼロからのスタートでした。最初は不安でしたが現場でしかわからないことが多く、机上の知識より現場で学ぶことの大切さを実感しています。マンツーマンで機械の使い方も丁寧に教えていただき、仕事の一つひとつを現場で学べたことが大きな財産となっています。今後は一人で全部の工程をやり遂げられるようになるのが目標です。
(川原さん)

学生の方へメッセージ

社会に出れば周りはプロばかり。でも当社は新人の気持ちになって考えてくれる会社です。失敗はしっかりフォローしてくれますし、社内用の金型を1から考えてレーザー加工でつくった時は「使いやすい」と褒めてもらいました。最初から大きなやりがいを感じなくても、好きな仕事を選べば頑張れると思います。
(谷口さん)

文系出身でも、モノづくりに興味があれば気負うことなく当社の門を叩いてください。研修や丁寧なOJTで、知識ゼロからでも成長できます。当社は社員同士の仲がよく、部署間の風通しも抜群なので一人で悩むこともありません。細かい数字を大切にする几帳面さと、イメージを膨らませる想像力のある後輩に期待しています。(杉本さん)

文系理系を問わず、自分のやりたい仕事をするのが一番だと思います。当社の金型は自動車やバイクなどの部品製造に使われるので、自動車が好きな人ならモチベーションが上がりますよ。社内ではゴルフコンペや旅行などのイベントも多く、部署を超えてみんなと交流できるので新人もすぐに溶け込める環境だと思います。(川原さん)

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ゴルフコンペや草野球、バーベキューなど社内イベントも盛りだくさん。現在は自粛しているが社内旅行もあり、社員同士の交流も活発だ。

マイナビ編集部から

金型は、自動車業界はもちろん家電製品から建築、プラント、航空機まで、あらゆる工業製品製造の根幹となるものだ。宮本金型製作所は「社会的価値ある仕事に魂を込めて創出する。全社員の幸せを実現する」を企業理念に高品質な金型を世に送り出し、国内のみならず海外のモノづくりにも貢献する会社である。

モノづくりの根幹となる技術系の仕事だけに理系の独壇場というイメージがあるが、同社では文系出身者が数多く活躍している。実際、今回お話を伺った先輩のうち2名も文系出身者だ。「誰もが最初は素人」と知識ゼロからチャレンジし、周りのサポートを受けながらプロとして成長する姿が頼もしく印象に残った。充実した研修やマンツーマンのOJTで新人を手塩にかけて育てる環境が成長を後押ししているのだろう。

同社が求めるのはモノづくりに興味があり、日々挑戦を続けられる人だ。真面目に仕事に取り組み、わからないことを積極的に聞く姿勢があれば金型のプロフェッショナルが目指せる。文理問わず、自分の技術で社会に貢献したいという人にとって最高の環境となるに違いない。

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未来はこの手でつくる!MIYAMOYOにはモノづくりの根幹である金型に情熱をかける社員たちが集結し、世界に誇れる金型を世に送り出している。

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