最終更新日:2024/8/19

(株)南山堂

  • 正社員

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
東京都
PHOTO
  • 5年目以内
  • 薬学系
  • 医療・福祉系

個人在宅は患者様のご家族の気持ちにも寄り添うお仕事

  • K.O
  • 2020年入社
  • 東邦大学
  • 薬学部
  • 管理薬剤師

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 医療・福祉関連の仕事
  • 資格・専門能力が身につく仕事
現在の仕事
  • 部署名管理薬剤師

個人在宅のお仕事1

私は江東千石店に来るまで、在宅のお仕事は経験したことがなかったのですが、
隣のクリニックさんからの依頼で、あれよあれよという間に、
4件の在宅を担当することになりました。

もともと隣のクリニックの先生が在宅に積極的で、
南山堂にお話を持ってきてくださったことがきっかけです。

私も在宅にはチャレンジしてみたかったし、
薬局としても必要なことだと思ったので、お受けして在宅がスタートしました。

人数の変動はありますが、基本は全員週に1回訪問しています。

店舗は2人でまわしていますが、在宅に行く曜日を決めていて、
その時だけ応援の方をお願いしています。


個人在宅のお仕事2

基本は、医師が訪問して処方箋を出してくださるので、
それに沿ったお薬を用意して、患者様のお宅に伺ってお薬をセットします。

患者様のお宅に伺ったときに、どうしたらお薬が飲みやすいか、
何を必要としているかを聞き取ります。

例えば、皮膚の状態を見て、軟膏の提案をしたりと、医師が気付くこと、
薬剤師が気付くことを全部合わせて、次回の訪問に活かしていきます。

担当している患者様は、お薬を飲む意思はあって、
薬の管理自体は問題ないけど、嚥下に問題がありちょっと飲みにくい、飲めない、
という方がほとんどなので、飲み方についてのフォローをしています。

寝たきりの患者様に錠剤や粉の痛み止めが出ていて飲みにくいという場合は、
液剤の痛み止めを提案したり、とろみをつければ飲みやすくなると医師にお話をしています。

薬の管理が困難な患者様の場合は、毎回残薬を確認します。
薬を飲めていない方や、逆に飲みすぎているような方には、
お薬のセットも工夫して対応しています。

医師とヘルパーさん、ケアマネージャーさん、訪問看護師さんとのこまめな連絡が必要です。


在宅の患者様とそのご家族との関わり

在宅をしていると患者様が亡くなってしまうことも、もちろんあります。

終末期、看取りまで関わっていくということに関しては、
私は特にやりがいを感じてはいません。

ただ、家で看取りたい、その中に薬剤師として関わってくださいと言われたら、
できることは全部やりますと、ただ淡々と思うだけです。

感情的になりすぎたり、のめり込みすぎたりしないように、
冷静な目で関わっていけるようには気を付けていますが、なかなか難しいです。

患者様が亡くなってしまった後もご家族との関わりがあります。
遺されたご家族の方が、医師や訪問看護師さんに亡くなった方の話をするっていうのは、
少しハードルが高いですよね。

でも、そういう時は薬局に来てお話をしてくれたらいいなと思っています。
そういう立場でいられるのは薬局ならではですね。


患者様の喜びが仕事のモチベーション

私が在宅の患者様のお宅に行くと、とても喜んでくださるんですよね。

認知症が進んでいる患者様でも「おくすりやさん」と言って、
すごく歓迎してくださるので、私も嬉しいです。

お医者さんにはできない話だったり、薬に対しての不安だったり、
そういうことを話してくださいます。

外に出られない患者様には話し相手も必要で、でも関わる人間はとても限られている中で、
話をしやすい存在でいられていると感じて、行っていてよかったなと思います。

急に薬が必要だから持ってきてとか、
薬局を閉めた後にも対応しなければならないこともありますが、
嫌だと思ったことはないですね。

ただ、薬局内で働くのと、在宅での仕事では、
必要とされている知識が全く違うので、自分の知識の乏しさを歯がゆく感じることはあります。

患者様やそのご家族との関わりの中で、医師が気付けなかったことでも、
自分だからできたことというのもあるので、関わっていてよかったなと思います。


トップへ

  1. トップ
  2. (株)南山堂の先輩情報