(株)放送技術社【テレビ朝日グループ】

音声の仕事内容は皆さんがイメージされているように演者さんとロケに行った時にピンマイクを付けて音のバランスを調整します
またミキシングと言う仕事のイメージが強いかもしれませんが、他にも生放送であればスタジオの近くにあるサブでVTRやマイクの全体調整を行ったり、SEと言う効果音をタイミングよく出す作業もあります
またVTRを作る際の音の編集もします。仕事の幅は広く大変だと感じることもありますが、その分やりがいを感じられる仕事です

当時好きだったアーティストさんのライブに行った時に音が与える影響力の大きさに感動したのがきっかけです
初めて体感する音圧や臨場感に圧倒されると同時に、非現実的で夢のような素敵な時間を過ごすことが出来ました
この出来事をきっかけに音に関する仕事がしたいと思い、音響の専門学校に入学しました
しかし学校で勉強しているうちに中学時代の夢であったテレビ局で働きたいと言う夢を捨てきれませんでした
音響の仕事も音声の仕事も音で多くの人を笑顔にしたいと言う目標を達成出来ると思ったので音声の仕事に挑戦しました

北陸事業部では年に数回オーケストラアンサンブル金沢の中継をしたり収録をしたりしています。オーケストラでの音の調整は普段の仕事と全く別物です
一番の違いは5.1chサラウンド収録と言う点です
家のテレビは基本的に左右2chに分かれているステレオ再生だと思います。それに比べて5.1chサラウンドは左右と右後、左後、前、低音用とより立体的な音が楽しめるシステムです
その分マイクの数が多く音を聞き分けることが難しくなりますが今後は5.1chサラウンドでも視聴者に現場の臨場感が伝わり、聞きやすいと思ってもらえるような音作りをしていきたいです

音声という職種はあまり身近ではない職種であり難しい仕事だと思うこともあると思います
私は専門学校を卒業しておりますが全く知識がなくても先輩方が優しく教えて下さるので、やってみたいと言う思いがあれば誰でも出来ると思います
私自身もそうでしたがやらずに後悔をしたくなかったのでずっと興味があったこの職種を目指しました。今はとても大変な時期だと思いますが、自分自身が興味のあることやってみたいことを仕事にすることが大切だと思います
皆様が素敵な仕事に出会えるように応援しております