最終更新日:2024/10/7

(株)レヴェル

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

さらなるレベルアップを目指して、いつまでもチャレンジし続ける

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文系出身エンジニアたちの活躍に迫る

少数精鋭の組織ながら信頼されるシステム開発を手がけるレヴェル。マネージャー、サブリーダー、若手と立場が異なる3人の先輩社員たちにこの仕事にかける想いなどを伺った。

・矢部 憲一
SI本部 流通ソリューション部 マネージャー
法学部法律学科卒
2000年キャリア入社

・金子 慎吾
SI本部 産業ソリューション部 サブリーダー
経済学部経済学科卒
2011年入社

・中平 彩也香
SI本部 産業ソリューション部
経済学部経営学科卒
2022年入社

先輩の横顔

信用され、いい提案を行い、次につなげていくことを意識している矢部さん。エンジニアが現場で実績を残しているからこそ、同社は営業を配置していないそうだ。
金子さんは、親交を深める目的で設置されている「社員会」の会長を務めている。飲み会の開催や誕生日祝い、休憩のときのお菓子設置など、楽しい取り組みをしている。
現在はテレワークと出社のハイブリッド勤務が主流。中平さんは積極的にコミュニケーションをとることを大切にしており、社内のイベントなどでも楽しく交流している。

【矢部さん】社会的影響力の大きなシステムを形にするために

当社では、ITベンダーとの協業のもと日本を代表するような企業の業務システムの開発に取り組んでいます。約30名のコンパクトな組織ながらも、システムの企画や仕様の検討に始まり、要件のヒアリング、設計、製造開発、テスト、運用までを総合的に手掛ける力を有しており、開発上、重要な部分を任されるケースも少なくありません。私自身もこの10年間、物流企業の荷物をリアルタイムで追跡するシステムの開発や運用に携わってきました。新機能を作るときのプロジェクトリーダーを任せられることが多く、ITベンダーの担当者やその先にいる物流会社のエンドユーザーと対話しながら、あるべきシステムの形を模索しています。

日本全国の人々の暮らしに密着した物流網を有する企業だけに、システムのスケールは巨大そのもの。求められるレベルも高く、毎回のように調整に苦労します。だからこそ、全員で一緒になって対策を練り上げて何とか実現できる形で合意が取れ、開発したシステムを「いいね!」と喜んでいただけたときは、何年キャリアを積んでも嬉しいと実感します。また、このシステムはインターネット上で誰もが利用できる機能が含まれているだけに、子どもや友人に対して「自分が作った」と自信を持って言えることも開発者冥利に尽きます。

開発のピークでは協力会社を含めて20~30人規模のプロジェクトに発展することもしばしば。その責任者として心がけているのは、楽しく仕事を進めること。大変なときも笑顔で接していれば、メンバーたちも笑顔が多くなり、苦労も自然と乗り越えていけます。一方で社内的にはグループマネージャーという立場でもあり、部下の育成も私の使命のひとつとなっています。昔はすべて自分で仕事を完成させてしまうタイプでしたが、それでは部下が育ちません。なるべく部下たちが自由に意見を述べ、自分で行動できる機会をつくり、それぞれの主体性を育んでいこうと心がけています。

私自身、既に20数年のキャリアとなりましたが、これから先は役員も目指したいと考えています。たたき上げが経営陣になれる会社でもあるだけに、その可能性は十分にあるはず。目標実現のためにも目の前の仕事を一つひとつ堅実に積み重ね、確かな信頼を獲得し続けていく姿勢を貫いていこうと思っています。

【金子さん】お客さまの重要システムを丸ごと支えていく仕事

大学に入学した頃は漠然と食品や自動車などの営業職になろうとイメージしていたのですが、インターンシップで出会った情報系の企業の業務に興味を抱き、システムエンジニアを目指すようになりました。人数の少ない中小企業なら密度の濃い人間関係の中でモノ作りができると考えた結果、出会ったのが当社。柔らかな会社の雰囲気が自分の肌に合うと感じて、当社に入社することを決めました。

新人研修修了後は矢部マネージャー率いる流通ソリューション部に配属となり、倉庫業や運輸業のシステムに携わりました。2016年からは当社のもう一本の柱である産業ソリューション部の建設業向け案件に取り組んでいます。当社は、要件定義や設計といった上流工程、開発製造、テストなどの下流工程までの一連の流れを任される機会も多く、すべての工程に関わっているからこそ、責任は重大。お客さまが求める機能をただ作るだけではなく、作りたい背景や実際に利用する方のことを考えたモノ作りを意識しています。

新規システムを導入する場合、2年もの開発期間を要することもしばしば。それだけに本稼働を迎えるその日は、決して失敗をしてはいけないとプレッシャーを感じつつも、無事に稼働したときは毎回、非常に大きな感動を覚えます。一方、最近は稼働中のシステムの運用保守を依頼されることが多くなり、お客さまのシステム利用上の課題解決に臨むケースが増えています。万が一、システム稼働がストップしてしまえば、お客さまに莫大な損害を与えかねないからこそ、円滑な業務環境を支えられたときのやりがいは大きいですね。

新人時代、パソコンの操作もおぼつかない私でしたが、周囲の先輩の支えのもとで、ここまでやってくることができました。次は後輩たちをしっかりと育て上げることが私の使命。後輩たちの成長に貢献できる存在になりたいですね。

【中平さん】先輩たちの温かな指導を受けながら、一歩ずつ成長し続ける

就職活動では食品やメディア、営業会社などを幅広く調べていたのですが、企業研究を続けるうちに、まったく学んでこなかったIT企業への興味が深まりました。ITに目を向けて最初に出会ったのが当社。少ない人数の組織だからこそキメ細かく指導をしてくれるのがわかりましたし、人間関係の良さも感じられ、文系出身という不安はありましたが、思い切って入社を決めました。

新人研修では先輩が講師となって、ほぼマンツーマンで指導してくださいました。習熟度に合わせた教育なので順を追って覚えていけましたし、単に答えを示すのではなく「どうやったら答えに近づけるか」を、対話を通して指導してもらえたので思考力も鍛えられました。また、「自信がついてから配属」のことば通り、9月半ばまで研修期間を設けてくれるなど、手厚いサポートを受けられたのも心強い限りでした。

研修を終え、産業ソリューション部に配属となり建設工事会社の業務システム開発に取り組んでいます。現在はプログラマーとして画面作りに挑んでいますが、まだまだ迷う場面は少なくありません。それでもスケジュール通りに進めなくてはならないので、立ち止まってばかりいられないのが悩ましいところ。そのような中で頼りになるのは先輩の存在です。「こんなに基本的なことを聞いてもいいのだろうか?」という部分まで優しく、丁寧に説明をしてもらえるので、開発できる範囲が広がっています。

1年目のときは週4日テレワークだったのですが、2年目になってから週3日となりました。会社で顔を合わせる時間が増えましたので、細かなコミュニケーションも取りやすくなり、一人で抱え込みそうな悩みも解決できることが助かっています。理解度も上がった分、スケジュールを見ながら時間配分を考え、先回りした開発もできるようになり、成長を遂げた自分がいるのを実感しています。

知識ゼロからスタートした私が、システムを形にできるようになっているのですから、おのずとモチベーションは上がります。社内の雰囲気は和気あいあい。出社が増えてからは飲み会なども定期的に開催され、他部署の人たちと交流しながら楽しい時間を過ごしています。雰囲気の良さに魅かれて入社しましたが、就活当時のイメージのままだと実感しています。この働きやすい環境の中でさらに学びを重ね、会社にも社会にも貢献できるエンジニアに成長していきたいです。

学生の方へメッセージ

■一口にIT業界といっても、幅広い業態が存在しています。実際、当社のように企業向けのシステムの受託開発をしている会社もあれば、パッケージソフト開発/販売に特化している会社、サーバーなどのITインフラを得意としている会社など、そのスタイルは多種多様。もしIT業界を志望するのであれば、あなた自身が何を作りたいのか、どのような立ち位置で仕事したいのかを考えた上で、目の前の会社の事業内容と得意分野を調べて、はっきりとしたビジョンを持って選考に臨んで欲しいと思います。
<矢部さん>

■システムエンジニアには技術的な要素が必要ですが、お客さまに提案や交渉する機会も多く、コミュニケーション能力も求められます。技術的な部分に漠然と不安があるけど、人と話すのが好き・得意だと思う学生にもこの業界を候補の1つとして考えてほしいですね。会社選びをする中では直接、話を聞いた方がわかることも多いですから、積極的に説明会に参加しましょう。
<金子さん>

■多くの会社を見れば見るほど、何が判断のポイントなのかがわからなくなってしまうもの。だからこそ、あらかじめ自分の軸を決めた上で、そこは絶対にブレないようにして企業を見ていくと、自分とマッチする会社と出会いやすくなります。社会に出るとどうしても苦しい場面とは出会うもの。しかし、軸と合致している企業であれば前向きな気持ちで頑張り通せると思います!
<中平さん>

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テレワークと併用中だが、本社で業務をする社員も増えてきた。客先常駐ではない案件が主体なので、おのずと顔を合わせる機会も多いという。

マイナビ編集部から

(株)レヴェルは独立系ソフトウェアハウスとして、企業向けのシステムの開発を上流工程から下流工程、運用・保守まで一括で請け負っている企業である。先輩社員たちの話にもあったように、少数精鋭の組織ながらも名だたる企業の案件を数多く手掛けており、技術力と問題解決力の高さに絶大な信頼が寄せられていると感じた。

社員教育に力を注いでいる会社でもある。新人育成で言えばeラーニングによる内定者研修に始まり、入社後の技術研修は先輩社員が講師となり基礎からじっくり進めていく。講師のノウハウと現場での経験を取り入れた、業務に基づいたカリキュラムだからこそ、配属後、すぐに業務に入ってもギャップが少ないそうだ。研修期間は3カ月をめどにしているが、本人のペースに合わせて延長しており、キメ細かく教えてくれる環境が整っているため、未経験者でも着実にステップアップできるのであろう。

ワークスタイルとしてはテレワークと出社を併用している。リモートであっても親身になって支えてくれる先輩がいるから、一人で悩む時間も少ない。制度面のみならず、手厚くフォローする文化が構築されているのが同社の大きな強みではないかと取材を通して感じた。

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日本橋にある本社オフィス。部署を超えてのコミュニケーションも活発で、全社が一体となって一つのモノ作りを進めていく空気が根付いている。

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