和光技研(株)

　私の所属する『水工部』は、主に河川構造物の計画・設計を行っています。『大雨や地震等の自然災害に負けない河川を作る仕事』とも言えます。
　河川構造物と一言にいってもその種類は多様であり、河川の氾濫を防ぐ『排水工』や『樋門』、河岸が河川水により削られるのを防ぐ『護岸』等々。これらの構造物は災害を防ぐために設計されるものであり、人々の生活を守るために設計されるものです。
例えば樋門を作るとき、その設計図面には樋門を作るための様々な情報が詰め込まれていなければいけません。その作業は簡単なものではなく、時には気が滅入るようなこともありますが、完成した設計図面は自分の努力の結晶であり、業務が終わった時に作図した図面を眺めるときの達成感に比肩するものはありません。
　現場状況を把握するために現地に行くことがあります。その時には北海道の大自然に触れ、現場作業をしながらも気分のリフレッシュを行うことが出来ます。ゆっくりと川を眺め、『ここにはどんなものができるのかな』と思いを馳せつつ、会社に戻って作業に勤しみ、設計図面を眺めて達成感に浸る・・・中々に充実した仕事ではないかと私は思っています。