最終更新日:2024/4/8

全国共済農業協同組合連合会島根県本部(JA共済連島根)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 共済
  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 生命保険
  • 損害保険
  • その他金融

基本情報

本社
島根県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会のために、地域のために、仲間のために。誰かの安心と幸せを願う気持ちが原動力。

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「相互扶助」の精神で地域社会に貢献する意義、やりがいとは

若手からベテランまで幅広い世代が活躍する「JA共済連島根」。中でも、目覚ましい成長を遂げる若手3名に、日々の仕事を通じて実感する働きがいや成長の軌跡について話していただきました。

(写真左から)
■普及事業部・普及企画研修グループ/内田晴己さん(2019年入会)
■普及事業部・普及企画研修グループ/伊藤早紀子さん(2013年入会)
※2019年に産休・育休取得。2020年7月より復職
■自動車損害調査部・松江損害調査サービスセンター/藤田大祐さん(2020年入会)

学生のみなさんに いま、伝えたいこと。

就活では出身学部に連動する仕事に目を向けがちですが、思いもよらぬ世界で新たな可能性が開かれることもあります。固定概念を捨て、ぜひ広い視野で臨んでみてください。
「一人は万人のために、万人は一人のために」。当会の事業理念「相互扶助」の精神は、組合員やご契約者さまだけでなく私たち職員のやりがいや働きやすさの礎でもあります。
入会前は「社会人=忙しい」イメージがありましたが、私の部署では平日も基本は定時退社。同僚との野球部活動など公私ともに充実した毎日を送っています。

思わぬ形で生かされた理系学部での学びと、コロナ禍で見えた新たな飛躍への原動力。/普及事業部・内田

普及事業部の使命は、その名の通り、JA共済連の事業施策の普及を図ること。とはいえ、実際に地域の組合員・ご契約者さまへのご案内や相談対応を行うのは、JAの渉外担当者です。私たち普及企画研修グループでは、「ライフアドバイザー」と呼ばれる渉外担当者に対し、JA共済の普及推進活動に必要な知識やスキルを身に付けるための研修の企画・運営を担当しています。

普及推進活動には共済の基礎知識だけでなく、社会保険制度や税金などさまざまな知識が求められます。渉外担当者にとっては研修での学びがその後の活動に影響するため、私たちが担う責任は決して小さくありません。質疑応答を織り交ぜながら一人ひとりの参加意識を高め、必要な知識・情報を正確かつ確実に伝えることを心掛けています。

大学では機械・電気系を専門に学んできた私にとって、保険も税金も未知の世界。JAグループの安定基盤や事業規模、地域貢献への姿勢に引かれ入会したものの、研修担当を任された当初は果たして自分にできるのか不安もありました。けれどもいざ挑戦してみると、新たに学び得た知識を伝えることは大学時代の研究発表に通じ、より分かりやすい資料づくりにはレジュメ作成のノウハウが発揮されるなど、大学で培ってきたスキルや経験が生かされる場面も多々ありました。回を重ねるごとに、参加者の理解度を測りながら自分なりの工夫を凝らす面白さも感じられるようになってきたところです。

しかし、そんな矢先の新型コロナ感染症拡大。それまでは先輩に倣っていれば着実に成長できる環境にありましたが、対面研修からリモート研修への舵切りは上司・先輩方も未経験。前例のない事態に戸惑ったのは私だけではなかったはずです。けれどこんな時代だからこそ、当会の相互扶助の精神に立ち返ろうと、先輩方と協力してオンライン設備の選定やリモートに適したプログラム策定に奔走。試行錯誤の末に無事、リモート研修体制の確立にこぎつけることができました。

入会3年とまだまだ未熟な私ではありますが、今回の経験は自身の活躍の場を広げるひとつのきっかけになったのではないかと感じています。今後も助け合いの姿勢を大切にしながら、前向きに挑戦し続けたいですね。

充実制度&相互扶助の精神を味方につけ、さらに理想的なワークライフバランスの実現を/普及事業部・伊藤

JA共済連の事業施策の普及・推進を担う普及事業部・普及企画研修グループでは、研修事業以外にも、広報や地域イベントなどさまざまな事業活動に取り組んでいます。中でも私が担当するのは、JA共済代理店に対する支援業務。JA共済代理店の新規設置から廃止の際などに発生する事務手続きやコンプライアンス指導・監査、各種キャンペーンの通知、表彰などを通じ、JA共済代理店の円滑な運営をサポートしています。

JA共済連の事業サービスを組合員・ご契約者さまに提供するJA共済代理店は、いわばJA共済の顔となる存在。一方で、その管理・手続きを一手に担う私は、約1年間の産休・育休を経て昨夏復職し、現在も午後4時までの時短勤務。フルタイム職員でないにもかかわらず責任ある仕事に携われるのは、周囲のフォロー体制が確立されているからこそ。妊娠中の時短勤務や検診休暇制度など各種制度も整備され、性別やライフステージに関わらず誰もが着実にキャリアを築ける環境が整っていることはJA共済連島根の大きな魅力のひとつではないでしょうか。

とはいえ、はじめから現在の働き方を見通せていたわけではありません。「復帰後子育てをしながら働く中で、周囲に迷惑をかけてしまうのでは」という不安もありましたが、そんな私の想いを一蹴してくれたのは、部内の上司や先輩たち。復職の際は育児を最優先できるよう、スケジュール調整のしやすい業務へ分担変更していただきました。その後会外との関わりの多い現部署に異動しましたが、依然として周囲のフォロー体制は万全。育児を存分に楽しみながらも、職場ではJA共済代理店の成長・発展に寄与し、次なるキャリアを築きはじめられていることに大きな喜びを感じています。

そんな私の目下の目標は、すべての職員の指針となるような理想のワークライフバランスを確立すること。JA共済連島根はより自分らしくのびのびとキャリアを構築できる職場でありたい。その実現こそ、これまで私を支え助けてくれた当会、上司・先輩方への恩返しになるのではと考えています。

当事者の想いに寄り添い不安を安心に変える、共済事業の意義を実感/自動車損害調査部・藤田

私がUターン就職を決意したのは、県外の大学に進学したことで島根の魅力をあらためて実感したから。帰省のたび、豊かな自然や地元の人たちの優しい人柄に触れ、「卒業後は、自分を育ててくれたこの町のために働きたい」と思うようになりました。なかでも当会を志望したのは、「相互扶助」の理念に強く心惹かれたから。日々の仕事を通じてより良い地域社会づくりに貢献できる最適な環境と確信し志望しました。

現在私が携わっているのは、自動車損害調査業務。主に物損事故における加入者支援を担い、自動車事故に遭われた際の損害査定や修理工場への連絡、保険会社との示談交渉、適正な共済金の査定・支払いを通じて、ご契約者さまが安心して日常生活に戻れるようサポートしています。

これまで何件もの事故対応に携わってきましたが、今も自分の働き方の原点として度々思い出すのが一年目の夏に担当したある物損事故。ガードレールとの単独自損事故で、幸いにも人命に関わるものではありませんでしたが、ご契約者さまは非常に動揺している様子。高齢であることも考慮し、急遽、面談の手はずを整えました。
器物修理のみの事故対応であれば、通常は電話面談で完了することが大半です。けれどこの時ご契約者さまのもとに駆け付けたのは、ご契約者さまの不安を理解したうえで解消し、一刻も早くご安心いただきたいと考えたから。実際、その後の手続きやサポートについて対面でご説明をするうち、ご契約者さまの表情はみるみる変化。ひと通りのご説明を終えると、最後には笑顔で「ありがとう。よろしくお願いしますね」と安堵した様子で私を見送ってくださいました。

望んで事故に遭う人はいらっしゃいません。事故を起こしてしまったショックや不安は、当事者の日常を大きくかき乱してしまうものです。けれどその時、常に傾聴し不安に寄り添ってくれる存在がいれば、前向きな気持ちを取り戻す原動力となる。この経験を通じ私は改めてこの仕事の意義を実感することができたと感じています。

学生の方へメッセージ

この先数十年の人生の舞台を探す活動期間において「誰のために、何をしたいのか」を熟慮することは非常に大切です。

長く安定して働けること、大きな仕事にチャレンジできること、自分の力が認められることも、重要な一要素です。けれど、そういった明確な目的・目標を達成したその先も、あるいは昨今のコロナ禍のようにたとえ世情が大きく変化しても、やりがいを失うことなく働き続けられるのは、自分自身の信念にかなう職場だからこそではないでしょうか。

ですから、企業研究に当たってはまず自らに向き合う時間を持ち、「自分にとって仕事をする上で何が一番大切か」をしっかりと考えてみてください。そして企業選びの際は、その仕事や事業が目指しているものを見極め、その内容と自分自身の理想が合致しているか、改めて確認してみてください。同じものを目指しているのであれば、そこに、未来の成功への第一歩があるはずです。
<総務部・人事担当/清水>

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JA共済連島根は、金融業界でありながらとてもアットホーム。まず「相手のために」動く職員ばかりですから、どんな不安や疑問も安心してご相談ください。

マイナビ編集部から

「相互扶助」を事業理念に、「ひと・いえ・くるまの総合保障」の提供を通じて、70年の長きにわたり地域の産業、経済、そして安心安全な生活を絶え間なく支え続けてきたJA共済。中でも島根県本部は、深い歴史と豊かな自然のもとで培われたものだろうか、今回インタビューに協力してくれた4名の話しぶりは例外なく穏やかで、言葉選びひとつにもその人柄の良さがうかがわれた。

やりがいや働きやすさは「誰と働くかがカギ」とよく聞くが、実際、各リサーチ会社が公表する退職理由の上位に常に「上司・同僚との関係不和」が挙がることを鑑みれば、職場の人間関係の良し悪しが一時的な感情論で片づけられない問題であることは確かだろう。裏を返せば、ここJA共済連島根の定着率の高さは、良好な人間関係が築かれていることのゆるぎない証でもある。

仕事内容そのものとの相性は、実際にやってみれば分からないことも多い。しかし、そこでどんな人が働いているか、どんな思いで仕事に臨んでいるかに触れる機会は自分次第で増やすことができる。この原稿も、ひとつの好機になるかもしれない。ここを訪れてくれたみなさんにも、その魅力が少しでも伝わったなら、この上ない喜びだ。

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交通安全や防犯活動のほか小中学生向けのコンクールや野球大会、さらにはSDGsの取り組みまで、住みよい地域づくりに貢献する活動にも積極的に取り組んでいる。

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