最終更新日:2024/8/30

瀬戸内スチール(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 金属製品
  • 鉄鋼
  • 建材・エクステリア
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 商社(鉄鋼・金属)

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

仕事も、プライベートもとことん楽しむ。この働き方が、瀬戸内スタイル。

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競技で、現場で、輝く3人のアスリート社員にインタビュー。

ものづくりを支える鋼材物流で、先進的な働き方改革で、そして3つの実業団で、多面的に存在感を高め続ける『瀬戸内スチール』。その最前線で活躍する3人の実業団メンバーに、仕事のやりがいや会社の魅力を伺った。

<写真左から>
鉄鋼営業部 杉山 佳樹(2019年入社)
製造部    神  京夏(2020年入社)
製造部   矢加部 翔互(2016年入社)

※取材当時の内容です。

仕事と競技の両輪で活躍する『瀬戸内スチール』の三勇士

「目標は、県リーグ1位を奪還して地域リーグに返り咲くこと。そのためにもまずは当社の社員だけでチーム編成できるよう選手を増強していきたいですね」と語る杉山さん。
決勝トーナメント出場を目指す神さんの練習は、平日の終業後と土曜の週6ペース。「ものづくりと協議の両輪で『瀬戸内スチール』の存在感を全国に示したい!」。
県大会歴代チャンピオンの矢加部さん。「いずれ競技体力は落ちても、仕事のキャリアはまだまだこれから。競技以外に熱意を傾けられるものがあるのも実業団の魅力ですね」。

実業団活動に対する周囲の深い理解と協力が、仕事への熱意を駆り立てる。

地元・愛媛で内定を得ていた私が急遽県外就職を決意したのは、子どものころから大学まで続けてきたサッカーへの未練があったから。サッカー実業団を運営する当社の存在を知り、「チャンスがあるなら挑戦したい」と進路を変更。入社後は2年間製造職に携わり、3年目からは営業部で主に福山~広島エリアの自動車関連商社や町工場などへのルート営業を行っています。

当社は自社工場を持つ鋼材加工メーカーですから、営業活動は本来、お客さまがどんな厚み・大きさの鋼材を必要としているかを聞き取るところからスタートします。けれど、私が営業部に異動したタイミングで世界的な鋼材不足が発生。「こんなものが欲しい」とご相談いただいても提供できるものがない状況に陥ってしまったのです。営業部に異動したばかりの私はもちろん、上司や先輩もかつて経験したことのない事態に戸惑う日々。ただひたすら情報収集とお客さまへの状況説明に奔走することしかできず、「なぜこのタイミングで営業に」と思ったことも数知れません。けれど、半年ほどしてようやく状況が改善すると、その“通常営業”できなかった半年間の“成果”を実感。取引先としっかりコミュニケーションを取り、情報共有や相互理解を深められたことで、より的確な提案ができるようになったと感じています。また、雑談の中で私の実業団活動についてお話しする機会にも恵まれたお陰で、ご相談をいただいた日程に試合が入っていると、「それじゃ、またでいいよ」と快く了解くださる方ばかり。社内の上司や同僚たちはもちろんのこと、お客さまにもご応援していただける環境でプレーし続けられるのはとても幸せなことだと感じています。

週末は大小の試合に出場することが多いため、練習はもっぱら平日終業後。一日8時間仕事に没頭した後、さらに何時間もの練習に参加するというと「大丈夫なの?」と心配してくださる方もいますが、仕事をしながら好きなサッカーにも全力で取り組めるのですから、これ以上の喜びはありません。仕事もサッカーも自分自身で選んだこと。だからこそ「どちらも手を抜かず、精いっぱいやり切りたい」という想いが、むしろ仕事の質を上げ、そして練習の密度を上げてくれているような気がしています。
◆鉄鋼営業部/杉山 佳樹(入社5年目)

仕事も卓球も全力モード! この上ない環境を生かして、さらなる高みへ。

『瀬戸内スチール(旧原田鋼業)』と言えば、地元卓球界では言わずと知れた強豪実業団。かつて卓球のトップリーグに名を連ねていた当社は、卓球少年だった私にも親しみを感じる存在でした。けれど私が当社への入社を決意したのは、そのためばかりではありません。工業系の大学に進学し、ものづくりの世界に魅せられた私にとって、鋼材加工を手掛ける当社はあらゆるものづくりになくてはならない確固たる存在。社員として日常業務にも携わる以上、誇りとやりがいを持てる職場に身を置きたいと考えたことが、最大の志望動機でした。

念願の製造部に配属された私は現在、シャーリングマシンと呼ばれる大型の装置を使って大きな鋼板を剪断し、複数の小さな鋼板へ切り出すラインを担当しています。入社当初に思い描いた通りのものづくりの一端を担う喜びもさることながら、今もっともやりがいを感じているのは業務改善プロセス。近年の当社の働き方改革については先輩方も語る通りですが、それが生産性の低下を引き起こしてしまっては意味がありません。そのため当社では外部講師の協力を仰ぎ、短時間でより生産力を高める業務改善に注力しており、入社4年目の私もそれに参画。指導内容や自分なりのアイデアを現場に落とし込みながら、日々機械の稼働率向上に取り組んでいます。材料加工の現場では最終製品を見届ける達成感こそありませんが、日々の数値変化を注視し、それが改善を示すものであれば、自分の仕事の成果もダイレクトに実感できます。「もっと改善する方法はないか」という探求心はそのままモチベーションともなり、技能職としての成長意欲もますます高まっているところです。

日中はそんな感じでどっぷり仕事に熱中している私も、終業時間を迎えると即卓球モード。残業がほとんどなく、また工場内に卓球場が整備された当社では、シフトチェンジするような気軽さでプレイヤーにスイッチングすることが出来ます。悔しいのは、それだけ恵まれた環境を与えられながら、団体戦では近年なかなか思うような成績が残せていないこと。一方個人戦はまずまずの善戦で、昨年1月には全国大会の舞台にも立ちました。次回はぜひ決勝トーナメントまで勝ち進めるよう、仕事に負けない熱意で練習に臨みたいと思っています。
◆製造部/神京夏(入社4年目)

自分のために、地域のために竹刀を握る。戦績だけではない実業団の存在価値。

当社に入社を決めた最大の理由は、待遇の良さが見込めたから。実業団の存在は大きな動機ではなく、剣道を通じた知人も多い当社なら溶け込みやすく、未経験からでも安心して仕事を覚えられそうだ、というのが正直なところでした。

そもそも、当社における剣道部の歴史は浅く、創部は2009年。翌2010年度の広島県の実業団が参加する剣道大会で2部優勝を果たしましたが、他の競技に比べると試合日数が短く、日々の練習もそれぞれが所属する道場で行うことがほとんど。傍から見るとそれほど活発に活動しているようにも見えなかったのです。

けれどそれでも当社が剣道部を立ち上げたのは、スポーツにはただ好成績を収める喜びよりもはるかに大きな価値があると考えてきたから。地域の試合に参加したり、子どもたちに指導したりといった活動は、70余年にわたり事業を営んできた広島・福山地域へ恩返しの一環でもあるのです。

一方、入社以来製造職に携わり、今やチームリーダーも務める私には、事業成長を通じた地域貢献の使命の一端も担っています。

現在は母材コイルをお客さまの要望に応じた寸法に剪断するレベラーラインを担当していますが、加工工程は機械操作が主で、加工した製品の梱包作業はなかなかの力仕事。製造部門では営業職のように「売れる醍醐味」をダイレクトに味わえるわけでもありません。淡々と与えられた仕事をこなすだけでは、正直時にしんどいこともあります。けれど、当社が加工・販売する鋼材はものづくりに欠かせない素材。決して生産を止めるわけにはいきません。その中で、今私が取り組んでいるのは、「少しでも楽に」「少しでもたくさんの数量を」加工することを目指した生産効率の向上。同じ機械操作でも、手順ややり方ひとつ工夫するだけで稼働率が上がり、一日の加工重量が増えればその分業務負担を軽減することにもつながります。幸い当社は、課題を見つけ、あるいは改善案を提案すれば、経営陣が即対応してくれる風通し抜群の風土。おかげでこの7年の間に担当ラインの加工重量は1.5倍以上に拡大しました。挑戦の成果が見えれば、それは日々の苦労に勝る喜びとやりがいに直結します。今後も自分のため、チームのため、当社のさらなる成長のために、一歩一歩成長していけたらと思っています。
◆製造部/矢加部 翔互(入社8年目)

学生の方へメッセージ

仕事のやりがいやプライベートの充実度は自分次第ですが、働きやすさ、特に「労働時間」の長短は自分でどうかできるものではありません。だからこそ残業がほぼなく、有給休暇も自由に取れる環境があるかどうかは、重要なチェックポイント。就職活動の際はそういった働きやすさをチェックするのも忘れないでくださいね。(杉山さん)

経験の多寡にかかわらず、能力と成果が公正に評価されます。若く経験が浅くても、実績を示せば相応のポスト・給与が与えられるので、モチベーションが停滞することがありません。もちろん意欲に対するバックアップ体制も万全で、業務に生かせる資格取得は全額会社負担。複数の資格取得が可能なので、向上心のある方にはオススメの体制ですよ。(矢加部さん)

アスリートにとって実業団の存在は当社のひとつの魅力ですが、何も選手だけが“特別待遇”を受けているわけではありません。近年働き方改革を推し進めてきた当社には仕事もプライベートどちらも「ON」という考え方が浸透し、終業後や休暇にスポーツやアウトドアレジャーを楽しむ社員も大勢います。法人契約しているスポーツジムは実業団選手以外も利用できるので、健康管理や体系維持目的で利用することもできますよ。(神さん)

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「当社の魅力は制度や環境だけではありません。競技者か否かに関わらず社員同士仲が良く、試合で仕事を離れる際も快く送り出してもらえるのが本当にありがたいですね」。

マイナビ編集部から

「好きなことを仕事にしたい」。これは老若男女誰にも共通する願いだろう。けれど、スポーツの世界において、プロの道を拓けるのはトップ競技者の中でもごく一部。そして、仮にプロとなって陽の目を見たとて、それは長く続くわけではない。競技によっては30~40代、早ければ20代で引退を余儀なくされるケースも珍しくないと思う。

そこに来て実業団の魅力は、いずれ競技生活を継続できなくなっても、なおそこで存在価値を示し続けられることだと考える。実際、同社剣道部は30代以上も多く、競技キャリアをビジネスキャリアにシフトチェンジしはじめたメンバーも少なくない。

確かに、競技生活と同等のエネルギーを日々の実務に投じなければならない難しさはあるが、「当社なら、それもまったく問題ない」と上記3名は口をそろえる。“瀬戸内スタイル”を掲げ、働き方改革を推し進めてきた当社のモットーは、仕事もプライベートどちらも「ON」。実業団選手のみならず、すべての社員が趣味やスポーツ、自分の時間を存分に満喫し、それぞれの理想のライフワークバランスを確立しているのが魅力的だ。

創業1945年と歴史は長いが、古い慣習にとらわれることなく次代の働き方を積極的に実現してきたのは、人材の前向きな意欲こそ事業成長の最大の原動力と考えるがゆえ。次代を繋ぐ若者にとっても恰好の舞台となるに違いないと思う。

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母材コイルを顧客のニーズに応じてさまざまなサイズ・厚みに加工するコイルセンターを擁す本社工場。3階には卓球・剣道の実業団選手が練習できる体育館も完備されている。

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