最終更新日:2024/9/17

(株)北海道丸和ロジスティクス【AZ-COM丸和グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

北海道を拠点に先進のロジスティックサービスの提供を行う企業。外国人雇用もスタート

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老舗+新たなことにチャレンジする物流会社と巡り会えたワケとは

会社選びの際には、着眼点を変えて魅力を感じる仕事と出会えた社員。日本で働くことに憧れ、今は新社員の指導も担う社員に、就活時の様子を伺った。

・時代が変わっても、なくならない仕事を軸に就職活動を展開
石狩物流センター S.Kさん(2023年入社)(写真右)

・アニメをきっかけに日本に憧れ、大学院を経て道内で就職活動
石狩物流センター S.Aさん(2022年入社)(写真左)

職場の様子、大切にしていること。

「庫内の業務を行っている経験豊富なパートさんからの提案を大切にしながら、作業が円滑に進むよう調整する日々。私も徐々に提案できるようになってきました」(S.Kさん)
「庫内ではどのように商品を配置すれば運びやすいかを工夫したり、事務処理をこなしたり。さまざまな業務に関われることが楽しいですね」(S.Aさん)
2人は同じ職場。「庫内の業務すべてを動かしていきたい」(S.Kさん)、「フォークリフトの運転などもこなしたい」(S.Aさん)と目線は常に前を向いている。

就職活動に奮闘した学生時代。着目した物流業界で見つけた魅力ある仕事。

公務員試験や、専攻していたスポーツマネジメントなどの知識を活かそうと指導員なども目指しましたがうまくいかず……。そうしたなか視点を切り替えて目を向けたのが、時代が変化してもなくらないもの。コロナ禍の影響を色濃く受ける業界などもあるなか、常に安定して取り組める仕事に就きたいと考えるようになり、自動車、携帯電話、保険などの業種とともに、現在、携わっている物流業界に着目しました。

北海道丸和ロジスティクスへの入社を決めた理由は、物流マネージャーという倉庫への出入庫や、そこに携わる人の管理などを行う仕事に魅力を感じたからです。クルマを運転することが好きで、トラックドライバーも視野に入れるなか、トラックによる運輸事業を行っている当社の話を合同企業説明会で聞き、この仕事に関心が向きました。よく利用するコンビニエンスストアの商品も扱っており、誰もが知る商品がどのようにして世に出るのかといった流れにも興味を覚えました。

就職活動の企業研究で私が意識していたのは、自ら調べる機会を持つこと。合同企業説明会では、さまざまな会社の話を聞くことができますが、その説明内容をただ受け止めるだけでなく、興味のある企業に関しては積極的に情報を探すようにしていました。なかでも、教育制度についてはよく調べました。大学を卒業して働く会社は社会人としての基盤がつくられる場。そのための研修が充実しているかどうか、気になったのです。当社では入社前から宿泊研修で社会人の基礎を学び、入社後のフォロー研修も行われることに魅力を感じたのを覚えています。

私は小学校の頃からバレーボールに取り組み、高校では主将、大学では副キャプテンを務めました。面接ではその点をアピールしようと考えましたが、長年競技をしていたとか、部活で頑張っていたというだけでは何も伝わらない。そう考えて、たとえば主将を経験するなかで、リーダーシップを発揮し、集団をまとめる力が身についたといった、一歩踏み込んだアピールを専攻対策として意識していました。入社時は自分の業務を行うだけで手一杯でしたが、それでも倉庫で商品管理に携わるパートさんの様子など、視野を広げて関連する業務にも目を向けられたのは、そんな経験の賜物かなと思っています。
(S.Kさん)

日本で働くことを実現させてくれた北海道丸和ロジスティクス。新社員の育成も担当するようになりました。

母国であるドイツ・ミュンヘンの大学を卒業した後、来日して北海道大学の大学院に進みました。日本のアニメが好きだったのと、私の大学には日本人の留学生が多く、交流を深めるなかで日本という国に興味を抱きました。在学中、札幌に留学もしており、将来は日本で働きたいと思うようになったんです。私は人やものを管理するような業務に就きたいと考え、いろいろな企業の話を聞くなかで、北海道丸和ロジスティクスのことを知りました。

当社に魅力を感じたのは、物流マネージャーという、私が希望していた管理系の仕事で募集が行われており、日本で働くための就労ビザの取得も可能だったからです。グループ会社では外国人が働いていますが、当社ではちょうど雇用を始めたタイミング。その第1号として受け入れていただきました。成長を続けている企業であることや、海外との取引も視野に入れているという話を就職活動の際に聞かせていただき、外国人としての視点や、ドイツ語・英語を活かして活躍できるチャンスもあるのではないかと希望を抱けたことも入社の決め手でした。

物流マネージャーとして、私はコンビニエンスストアに配送する商品の出荷準備などを担当しています。商品には、さまざまな種類のものがありますが、私が取り扱っているのは主にお酒。ケース単位ではなく、1個単位でオーダーされ、必要な本数を配送する、バラというセクションの責任者を最近、任されるようになりました。また、後輩の新社員が配属されるなか、その指導も担当しています。多岐にわたる仕事を教えることは簡単ではありませんし、同時に業務の効率化にも気を配らなければならず、大変なこともありますが、人を育てることにおもしろみも感じています。

メーカーが梱包したケースに入っているお酒ならスムーズに運ぶことができますが、1本、1本にバラした瓶のお酒は、配送時に壊れないよう梱包しなければなりません。その作業を、いかに早く、的確に行えるかが私の仕事の重要な部分です。梱包して、それを段ボールに入れて運べる姿にしますが、その作業は工夫次第でスピードアップが図れます。慣れてくれば、自然に早くできるようになりますし、メンバーと競争して作業を行うのが私は好きで、楽しく仕事をしています。自ら考えて、それを実行に移せることに、やりがいを感じますね。
(S.Aさん)

明るい雰囲気の職場、親や家族を大切にできる各種制度にも支えられ、前向きに楽しく働いています!

【個性的な仲間との触れ合いが楽しい職場です】

私は現在、主に当社の石狩物流センターの庫内で業務を行っています。倉庫と聞くと、あまり人と触れ合うイメージはないかもしれませんが、当社では日々、多くの方々とのやりとりがあり、そのことにおもしろみを感じています。商品の搬出・搬入や整理を担っているパートさんや、物流の要といえる配送ドライバーに指示を出したり、業務の調整を行ったり。さまざまな個性をもつ仲間との触れ合いが楽しいですね。

職場の上司・先輩はいつも明るく、優しく指示を出してくれるなど和やかな雰囲気ですが、大切な商品を扱う業務に向かうときは真剣そのもの。メリハリよく働いている現場ですね。会社の制度の一つに報恩感謝制度という、親孝行のために使える休暇制度があります。私はまだ入社半年足らずですが、一度この制度を利用して連休をいただき、両親と旅行に出かけました。そのように人を思う気持ちが強い環境のなか、安心して働けることも魅力の一つ。今はまず、広大な庫内で行われているすべての業務を把握することを目標としています。
(S.Kさん)

【社長の勧めで育休を取得しドイツに帰国しました】

私が今の職場にやって来た当初、外国人ということで庫内の業務を行うパートさんは不安も感じていたようですが、今では日本人の社員とまったく区別なく、普通に接してくれています。初めの頃は漢字表記の配送店舗名に少し苦労しましたが、社員やパートさんに支えられたおかげもあって、すぐに馴染むことができました。職場は明るい雰囲気で上司や先輩も気軽に話しかけてくれますし、堅苦しさはまったくないですね。最低限の日本語力は必要ですが、外国人でも溶け込みやすい企業だと思います。

入社2年目を迎える直前の1月に子どもが誕生し、1カ月間の育児休暇を取得しました。ドイツの実家で約2週間を過ごし、札幌に戻って2週間。子どもとずっと一緒にいられた時間はとても貴重なものでした。もともと、私は育児休暇を取ろうとは考えていませんでしたが、遠藤社長から「ドイツにはなかなか帰れないのだから、育休を取らないか。1カ月くらいがいいかな」と積極的に勧められ、取得することにしました。母国の両親にも初孫を見せることができ、嬉しかったですね。とても恵まれていると感じますし、物流に関して知識を身につけて、戦力になりたいと思っています。
(S.Aさん)

学生の方へメッセージ

物流業界の仕事はサービスを売ることだと言えるでしょう。お客さまに時間通りに、安全・安心に物をお届けするというサービスの特性上、学歴や資格よりも人柄を重視する企業も多いと思います。その企業がどんな人物を求めているのかという部分も企業研究時のポイントの一つとしておさえてみてください。

当社で活躍している社員たちは、明るく元気で素直な人が多く見受けられます。物流センターではさまざまな年代の従業員と一緒に働くこともありますし、事務職であっても従業員同士のコミュニケーションが大切です。学生時代は、アルバイトでもサークル活動でもいいので、集団の中で行動する経験をしておくことをお勧めしたいです。さまざまな人と関わる経験は、社会に出てから必ず生きてくると思いますよ。

(人事担当/C.Aさん)

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職場の様子や、上司・先輩、後輩がどんな雰囲気の関係なのかを知ることも大切なポイントの一つ。仲の良さが感じられる職場なら、ぐっとハードルは下がるかもしれません。

マイナビ編集部から

1972年に北海道リード(株)として創業し、およそ半世紀にわたって物流業務に携わってきた北海道丸和ロジスティクス。北海道内8拠点をはじめ、全国に広がるネットワークを通して、小口配送・宅配からチャーターまで、多様な配送形態に対応している。また、長年にわたる運送・配送および保管の経験を生かし3PL事業にも力を入れている。Third Party Logisticsの頭文字をとった3PLは、倉庫における在庫管理や輸送などを専門的なノウハウのある第三者(Third Party)に委託する形態のことで、同社ではそのサービスを「AZ-COM」と名付け、物流・保管のコンサルティングを行いながら、さまざまな業界の企業などに提供している。

先進のサービスを積極的に展開する同社は、北海道発の物流会社としては老舗と呼べる企業だが、その歴史を大切にしつつも常に新しいことにチャレンジし、時代の先駆けとなるべく活発に変革を行っている。その一つが、外国人の雇用。グループ企業では実績があるが、同社が雇用の門戸を開いたのはこれまでになかった視点を取り入れようという気風が感じられる。入社2年目にして「物流に関する、あらゆる仕事ができるようになりたい」と話すドイツ人のS.Aさんの言葉には、しっかりと職場になじんでいる様子がうかがえた。また親孝行のために取得できる報恩感謝休日制度を設けるなど、社員のことを第一に考える風土を強く感じた取材だった。

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大手家電量販店などの業務において、宅配に加えて家電設置・工事までをカバーする事業、農産物の産地と食品スーパーを結ぶ事業など、多様な活動を展開している物流会社だ。

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