日本調剤(株)【ヘルスケアアテンダント(医療事務職)・管理栄養士職】

来局された方にお声掛けをして体組成計や血管年齢等の測定器を利用していただき、健康相談を承ります。月に1回の健康イベントを通じては、普段薬局に来ない方の健康相談に応じることもあります。その他にも薬局内で飲料中の砂糖量を掲示する等をして疾患に関する啓発をしたり、地域でのイベント開催、医師の指示に基づく栄養指導の実施なども行います。患者さまからは、「ここに来ると健康に気をつけようと思う。」「いつも色々教えてくれるから勉強になる、ありがとう。」「私も栄養士になりたい。（お子様より）」とおしゃっていただけて嬉しく思います。

今年の夏頃、医師より栄養指導指示箋を出していただきました。患者さまはHbA1cとTGが高値で、何をしたらいいか分からない、継続する事が苦手な方でした。初回は食事と生活状況を聞き取り、取り組める事を決めていきました。その後、食事を変える提案や、記録用紙に記載する指導等を実施しました。初めの1ヵ月は数値改善がなかったですが、患者さまについてより知ろうとする姿勢を応対で示し、サポートしたいという気持ちをお伝えし続けました。その後、1ヵ月取り組んでいただくことができ、患者さまより「岩崎さんと一緒だから頑張れます。」とおしゃっていただけました。指導内容は医師にフィードバックしているため連携をとることができ、今では数値改善に繋がっています。患者さまが私の指導を受け入れ、実際に頑張って下さったことや、医療機関と連携を取りながらの指導にやりがいを感じました。

当時の私の就活においての軸は、管理栄養士の資格を生かして高齢者の方の健康寿命を延ばすことができる仕事に就くことでした。様々な企業を見ていくうちに気軽に栄養相談をしてもらいたい、高齢者のみならず幅広い人と関わることで自分を成長させたいと感じ始めました。日本調剤は来局される方以外にも、健康イベントを通して地域の方など様々な方と関わることができ、管理栄養士としての仕事も自分次第で広げられ、新しいことに挑戦して行けると感じました。また、自宅から通える範囲で店舗が決まるため転居後でも働ける点や、面接時は和やかな雰囲気で自分のことを深く話せた事も決め手になりました。実際に入社して3年が経ちましたが、患者さまの血液検査値改善に繋がったり、近隣クリニックと連携した栄養相談の実施や、地域でのセミナー主催など当時思ってもいなかったことを沢山経験できています。

健康サポート薬局の認定を取得したので今後はより一層地域に根付いた薬局となるよう、管理栄養士として日々の栄養相談の質を高め、健康イベント等を通して未病層にもアプローチしていきたいです。また、認定栄養ケアステーションの認定に向けて取り組み、今後は薬局外でももっと管理栄養士としての仕事を広げていけるよう努めていきます。

自分がやりたいこと、自分の才能を発揮できること、誰かのためになること等、どんなことでも構いません。働く目的がきちんと見出せる会社に就職することが大切だと思います。そのためにも自分のことを見つめ直し、多くの企業を見比べて、自分の将来像が想像できるそんな会社に出会える機会を増やせるといいと思います。また、悩んだ時は仲の良い友人や身近な家族に相談して、客観的に自分を捉えてみるのもいいと思います。就職活動は大変な時期ではありますが、是非自分の将来のために頑張って下さい。