最終更新日:2024/8/22

大洋エーアンドエフ(株)

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 農林・水産
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

食の安定供給を通じて社会貢献を目指す大洋エーアンドエフの挑戦

PHOTO

先輩社員に聞く仕事のやりがい

漁業、養殖、農水産物の製造・加工・販売を通じて、「食を通して健康文化を創造し、社会に貢献」という企業理念を掲げる大洋エーアンドエフ(TAFCO)。若手・中堅社員に仕事のやりがい、同社の風土について伺った。

小川 晃さん(写真右) 
養殖事業部/2008年入社

鶴岡 智史さん(写真左) 
加工食品事業部/2010年入社

吉岡 耕平さん(写真中央) 
水産営業部 かつおまぐろ営業課/2019年入社

TAFCOの魅力

周囲は気のいい人が多く、困ったときには助けてもらえること。クロマグロの養殖は扱う金額が大きく、『すごい仕事をしている!』という達成感を得られます(小川さん)
興味を持ったことにチャレンジできる風土があること。程良い人数で年齢層のバランスも良く、役割分担ができているので仕事がしやすい環境です(鶴岡さん)
周囲は豪快な人が多いですが、雰囲気が良く、過ごしやすい職場です。試食や大漁祈願、飲み会など、何かにつけて親睦を深める機会が多いのも魅力です(吉岡さん)

裁量権を与えられ、川上から加工販売まで手掛けられる醍醐味がある

子どもの頃から魚に興味があり水産大学校に進学。研究所の教授に当社を紹介されました。入社後は、一貫してクロマグロの養殖事業に携わっています。6年間、東京本社で全国各地の事業所で養殖されたクロマグロを卸売業者に販売する業務を担当した後、高知県の柏島事業所、長崎県の五島事業所の生産現場で計8年にわたり養殖業務に携わりました。

当社の養殖事業は、原魚となるクロマグロを漁師に依頼するところから始まり、3~4年かけて肉付きよく、味や色の見栄えも意識して高品質のマグロに育てています。エサの品質がマグロの品質に直結することから、生育状況に応じて配合飼料の割合を変える等の工夫も行います。また、マグロを泳がす生簀(いけす)に関しては、網が破れていないか毎日潜水して確認するなど、細心の注意を払っています。生き物が相手で、いけす一つで数億円ともいわれる高級魚を扱う難しさはありますが、エサのやり方次第で生育状況が目に見えてよくなることがやりがいです。

2022年に本社に戻り、再び販売担当に。毎朝卸売業者に必要な本数を確認して各事業所に依頼し、市場まで配送の手配を行います。その後、卸売業者から仲買業者の手に渡り、そこで解体されて小売業者や飲食店の元へ運ばれる仕組みです。時には消費者向けに加工されたマグロを店舗に見に行って品質を確認し、脂が少なければ養殖場に伝えるなど、フィードバックしてより良いマグロを育てることを目指しています。

当社では、入社後早い時期から裁量をもって業務にあたることができ、周囲は経験豊富で面倒見の良い先輩が多いので、わからないことは聞きやすく、成長していける風土があります。海外市場も見据え、社内の語学研修を活用して中国語や英語を勉強し、さらに業務の幅を広げることを目指します。
(小川さん)

顧客の幅広いニーズに対応し、感謝されるやりがいがある

大学では経済学を専攻し、研究室の教授に勧められたのが当社。漁業だけでなく、冷凍野菜の輸入、養殖事業など幅広い事業を展開しており、「やりたいことが見つかってからその道に特化することもできる」との教授のアドバイスで入社を決めました。

入社以来、冷凍野菜の営業を担当してきました。問屋、弁当業者、外食産業、社食、工場向けに業務用冷凍野菜を輸入し、生産現場である中国工場の視察や在庫管理も行います。当社の強みは顧客のニーズにフットワーク軽く寄り添えるところ。少量多品種で、献立に応じた切り方など加工技術にもきめ細かく対応しています。長年取り引きを続けている顧客が多く、一度信頼関係を築くことができればそれだけ仕事がしやすくなるところがありますね。

営業活動においては難しい対応が求められることもありますが、顧客のニーズに臨機応変に対応することで感謝される機会が多いことが励みになっています。人数も多くないので部署内で役割分担ができていて、ある程度裁量を任されているので仕事もしやすいです。

2022年からは担当が調味料に変わりました。素材の持ち味を生かし、白菜、たまねぎを熱水で抽出・濃縮してつくる野菜エキス類、アサリなどの魚介エキス類を中心とした液体調味料や、乾燥してパウダー状にした粉末調味料など豊富なラインナップが特徴です。

最近は休日に飲食店に出掛けては、仕事に生かせるところはないかアイデアを練っています。冷凍野菜の営業で培ったコミュニケーション・提案力を生かし、まずは担当している調味料で新規顧客を開拓し、いずれは新商品の開発に取り組んでみたいと思います。
(鶴岡さん)

新規事業のカツオ及びキハダマグロの加工販売に手応え。海外市場にも挑戦したい

商学部でマーケティングを専攻。食品業界に関心があり、マルハニチログループ傘下で漁業という川上から加工販売まで手掛けていることに魅力を感じました。入社後は東京本社で営業補佐として見積書の作成などを経験した後、焼津営業所で新規事業のカツオ及びキハダマグロの加工・販売を担当に。まき網漁の水揚げに立ち会い原料を確保して、加工会社や冷蔵会社と折衝し、加工後はマルハニチログループ内や全国の卸売業者に販売しています。

自然が相手なので、漁獲量が天候に左右される難しさはありますが、年間24,000トン近い水揚があり、川上の漁業会社として原料が豊富なのは当社の強み。一連の業務全てに早い時期から裁量をもってあたることができ、量販店に自分が携わった製品が並んでいるのを見ると達成感が味わえます。

漁業会社とはいえ、当社は実際には獲るだけでなく、養殖や加工・販売、冷凍野菜や調味料の輸入販売も行うなど、思っていた以上に業務の幅が広く、年次にかかわらず大きな仕事を任されることにダイナミズムを感じています。周囲は豪快な人が多いのですが、雰囲気が良く、働きやすい環境です。試食など仕事を通じて食べる機会が多いのも当社ならではだと思います。

カツオ及びキハダマグロの加工・販売事業は始まったばかりですが、おかげさまで順調に日本各地に販路を拡大しています。近年、カツオのたたきは欧州でカルパッチョとして人気を集め、需要が増えています。マルハニチログループのネットワークを活用しつつ、将来的には自社だけで海外市場を目指せるように販売を強化していきたいですね。
(吉岡さん)

学生の方へメッセージ

興味の湧いた企業は実際の現場を見て、自分に合うか見ておくことをおすすめします。研究室の教授に勧められて知った当社でしたが、実際に養殖場を訪ねて所長にも話を聞き、仕事内容や風土を確認した上で入社を決意しました。ブリや鯛の養殖は60年以上の歴史があるのに対してマグロはまだ30年ほどの新しい養殖事業ですので、新しいことに取り組んでみたい方には面白い分野だと思います。(小川さん)

私はもともとスポーツ推薦で大学に入学し、学生時代をサッカー三昧で過ごしてきたので、当初はスポーツやイベントに関連する企業を軸に考えていました。ところが一番行きたかった企業で面接が進むにつれ、違和感を覚えるようになり、その後、教授の勧めで知ったのが当社でした。視野が狭いところがあったので、教授のアドバイスはありがたかったです。皆さんも先輩や教授など、人生の先輩のアドバイスにもぜひ耳を傾けてみてください。(鶴岡さん)

仕事をしていて何より大切だと感じるのは、人と人との付き合いです。実際の企業の雰囲気はホームページや説明会だけではわからないので、ぜひ気になった企業は訪問してみて、できるだけその場にいる社員と話をしてみてください。雰囲気や社風がつかめるのではないでしょうか。その上で「ここでならやっていけそう。面白い仕事ができそうだ」という直感を大切にしてほしいですね。(吉岡さん)

PHOTO
少数精鋭で幅広い事業を手掛けるので、さまざまな国のいろいろな考えを持った人と交渉する機会も多い。周囲と協力して柔軟に対応するコミュニケーショ力が磨かれる環境だ。

マイナビ編集部から

マルハニチログループ傘下で、漁業はもとより、養殖、水産物や農産物の買い付け、乾燥食品の加工・販売など、漁業の枠にとどまらず幅広い事業を手掛ける大洋エーアンドエフ。世界中の海で操業し、海外で複数の合弁事業を展開するダイナミックな側面を持つのが特徴だ。

今回インタビューした若手・中堅3名の先輩社員は、所属部署の川上から川下まで全ての流れを把握。多様な業務に携わるなかで、それぞれ手掛ける事業の課題や方向性について当事者として率直に語ってくれたのが印象的だった。少数精鋭で早い段階から現場で裁量をもって任される風土が経営者的な視点を育てるのだろう。水産物、農産物という自然条件に左右される商材を扱う難しさはあるが、それゆえにチームでの協力が欠かせず、社員の結束を深めていることが感じられた。マルハニチロの研究所では現在、陸上養殖の研究が進められ、グループならではのスケールメリットを生かした新規事業の計画も進んでいる。豊富な研修の機会を活用してビジネススキルを磨ける環境も整っている。早くから商売の川上から川下まで全てのプロセスに携わることができ、商売のダイナミズムを体感できる企業として注目しておきたい。

PHOTO
ペルー、ミクロネシア、ナミビアなど世界に広がる大洋エーアンドエフのネットワーク。グループの新規事業も進行中で世界の海をフィールドに若手の活躍の場が広がっている。

トップへ

  1. トップ
  2. 大洋エーアンドエフ(株)の取材情報