山形県信用保証協会

信用保証協会は、公的機関として金融機関が企業へ融資する際に、企業の保証人となることで、金融機関からの融資を受けやすくするという役割を担っています。私が担当する保証審査部門では、企業の事業内容の把握や申込金額の妥当性、返済能力の有無、将来性等を総合的に判断し保証に繋げています。企業の挑戦を応援するため、柔軟な対応と顧客目線での審査を心掛けています。また、金融機関とのつながりが深く、金融機関の担当者との信頼関係の構築もとても重要になってきます。

日々の業務において、事務所内でのデスクワークが基本的な業務形態になりますが、新たに事業を開始する方をはじめ企業へ直接お伺いする機会もあります。事業に対する誇りや情熱を持った企業の方々のお話を聞くと、少しでもお役に立ちたいという思いが自然と溢れてきます。また、普段利用している飲食店や美容室も保証協会を利用していることを知り、実際に街を歩けば、自分が保証した企業を見つけることもできます。保証協会は企業にとってなくてはならない存在であると実感し、まさに地域貢献を肌で感じることができる、保証協会ならではのやりがいです。

充実した人材育成制度です。入協後3年以内の職員を対象としたOJT制度は、日常業務を通じてマンツーマン指導を基本とした研修制度です。入協半年ほど経過すると、少しずつ保証の相談にも携わりますが、財務内容の見方や金融業界特有の用語・知識に関しても一歩一歩学ぶことが出来ます。通信教育講座などの自己啓発制度では、資格取得に向けたカリキュラムが確立されており、研鑽を深められます。金融・経済分野の仕事はとっつきにくいと感じる方もいらっしゃると思いますが、周りの上司・先輩方からサポートしていただきながら取り組めるところも当協会の魅力です。

「興味のある業界」を徹底的に調べることも重要ですが、初めの段階は「業界をしぼりすぎない」ことも肝心なことであると就職活動を通して感じました。私自身、様々な業界の概要を知り体験させていただくことで、より明確な自己分析を作りあげることが出来ました。自分の適性を見極めるために情報収集することは、今私がしている保証業務に通ずるところがあり、企業体質や事業形態を判断するために必要不可欠です。活動期間中はネームバリューに目が向きがちですが、広い視野を持ち自分の強みを活かせる仕事は何かを考えていただき、是非、当協会にも興味を持って頂けると幸いです。