最終更新日:2024/9/3

旭ゴム(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • タイヤ・ゴム製品
  • 非鉄金属

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

メーカーと商社、ふたつの機能を活かし、ものづくり業界で存在感を発揮

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ゴムだけではない、製造業に必要なあらゆる製品を扱う商社

ゴム製品の商社からスタートし、現在は鍛造、鋳造、機械加工などの部材やユニット品を提供している旭ゴム(株)。今回は取締役部長と入社3年目を迎える若手社員が登場。社風が感じ取れるミニ対談にもぜひ注目を!

■仲 逸男さん(写真右)
2004年入社
営業推進部 取締役部長

■枡谷 弦さん(写真左)
2022年入社
営業部 堺営業所勤務

旭ゴムの良さを一言で紹介

「経営陣の意志決定が早いため、スピード感がある。取引先の業種が多岐に渡るため、景気の影響を受けづらい事業展開もメリットだと思います」(仲さん)
「長く取引のあるお客様との信頼を保ちながら、自分で戦略を練って新しいお客様への開拓にもチャレンジができる。仕事の幅を広げられる環境です」(桝谷さん)
同社では新卒入社の社員はここ数年、増加傾向にある。ベテランと若手がそれぞれの良さを発揮しながら活躍ができる、穏やかで風通しの良い社風が育っている。

手がけた部品が農機や建機の一部となり、街のインフラにつながっていくのを実感できる営業職

旭ゴムの特徴は大きく分けて3つあります。ひとつはゴムを素材とした製品のほか、さまざまな素材と機能を持った製品を多くのお客様へ販売している点です。仕入れ先は約2,000社、お客様は約500社。販売先が多いということは営業活動をする上でも強みになります。2つ目はお客様の業種が多岐に渡っていること。農業機械、建設機械、産業機械、製鉄など、さまざまな業種へ製品を販売しています。建設機械や農業機械が使われている場面は日常でも見ることができるため、自分が納品をした製品がこれらの機械の一部に使われ、街のインフラを支えていることを実感できるのは、やりがいにもつながるでしょう。3つ目はグローバル企業である点です。中国、タイ、インドネシア、インド、アメリカ、韓国などに製造や営業の拠点を置き、OEMによる製造も展開。自社製品を国内・海外の顧客へ販売する経験もできるため、ものづくりの感覚を得ながら活躍ができます。

営業職はルート営業が中心ですが、右から左へ商品を受け渡す仕事ではなく、自分の考えや戦略を持って取り組める営業であることも特徴です。たとえば、お客様はものづくりをしている企業ですので、常に市場の動向や新しい技術に敏感です。これらの情報を集め、それぞれのお客様の業種や課題に合った製品を提案するということは「戦略を持って、売りたいと思う製品を売る」ことにつながります。年間数千万円、OEM案件の場合は億単位が動くこともめずらしくない。ダイナミックな場面も経験できます。

ここ10年間、業績は増収増益傾向にあり、企業規模も拡大しています。当社の事業は企業間同士のBtoBであり、多岐に渡る業種のお客様を通して最終的にはインフラに関わる事業に携わっているため、景気の変動が少ないのも魅力と言えるでしょう。

営業所に配属される営業担当者は2人から4人。大人数の中のひとりではないので、自分が生み出した成果を十分実感できる規模だと思います。従来、中途採用を中心に組織づくりを進めてきましたが、ここ数年は新卒社員の活躍をとても頼もしく感じていますし、将来のポストチャンスも広がっています。ぜひ旭ゴムへ!出会いを楽しみにしています。
〈仲さん〉

「このお客様には私しかいない」。熱い気持ちを胸に、新たな信頼関係の構築に挑戦する

入社後、2か月間の研修を経て、現在の所属部署である堺営業所へ配属になりました。すぐに先輩から引き継いだのは建機や農機を開発・製造している大手メーカー。社内でも高い売上率を誇る大口のお客様です。私は同期入社の営業担当とともに農機、建機、産機の製造に必要なゴム、スポンジ状の吸音材、樹脂などの製品を販売しています。お客様から寄せられる部品の図面を確認し、部品メーカーへ製造を依頼。できあがった製品をお客様へ納品するのが一連の流れです。

当社の営業は長年取引のあるお客様へのルート営業が中心ですが、新規開拓にももちろん挑戦できます。私が大きなやりがいを感じたのも自分で開拓をしたお客様でした。そのお客様は道路の仕上げを行う建機のメーカー。もともと当社と取引があったものの活発化せず、積極的な提案ができていない状態でした。最初の訪問では挨拶と名刺を渡すのみでしたが、その後すぐに電話をもらい、早速訪問。そのときの案件は成約には至りませんでしたが、それ以降、部品の図面を渡してもらえるようになりました。要望をもらったら、すぐに行動する。困りごとを解決するために徹底的に製品を探して提供する。「このお客様には私しかいない」。そんな気持ちが行動へとつながり、うれしいことに、今でも取引が続いています。

私の営業スタイルは「商品を売り込むための話はしない」です。まずはお客様と関係性を構築するために、プライベートな話をして私という人間を知ってもらったり、世間話をするなどして話しやすい空気感をつくるよう心がけています。何気ない会話の中にお客様の悩みや求めているものへのヒントが隠れていて、そこから新たな提案や取引へとつながっていくことも実際にあります。既存のお客様への対応も新規のお客様開拓をする際も、どちらも変わらずありのままの自分で向き合い信頼関係を築くことを大切にしています。

また、提案する製品はゴムだけではなく、金属製品も提供できるのが当社の強み。幅広い商材と自由度の高い環境が旭ゴムの営業職の魅力だと思います。
〈枡谷さん〉

旭ゴムの社風を思い切り話そう!【取締役部長と入社3年目に突入する新卒社員のリアル対談】

仲:当社は中途採用が中心だったのですが、新卒社員も積極的に採用しようということになったのが、枡谷さんを採用した年度からなんですよね。最近は商談を行うお客様も若手の担当者が増えているので、同年代同士で共通する部分を見つけながら信頼関係をつくっていくのも良いのでは、ということで新卒採用を進めました。枡谷さんは学生時代からスポーツをしていたこともあり、人と関わることに対してとても前向きで明るい性格だよね。だから今回の取材も「一緒に画面に出よう」と誘ったんだ。

枡谷:そうだったんですね、ありがとうございます。私は小学校の頃から大学まで野球を続けていました。今でも休日は小学生にボランティアで野球を教えています。仲部長には新入社員の頃、研修の指導をしてもらいましたよね。「社会というものをまだわからないと思うけれど、あまり深く考えなくても大丈夫。もし失敗をして怒られるようなことがあっても、天井を見ていたらいい!」と言われて、気持ちが楽になったことをよく覚えています。実際には注意をされているときに天井は見ていませんが(笑)。

仲:そんなこともあったね(笑)。今でも枡谷さんや同期のみんなの仕事ぶりはちゃんと見ているよ。新卒入社の社員の魅力も再認識しています。

枡谷:仲部長と私は年齢が離れていますが、プライベートでゴルフに連れて行ってもらったり、とてもフランクに接してくださるのでうれしいです。当社は上司と部下の壁が厚すぎず、話しやすいので風通しの良さを感じています。ちゃんと手を止めて、質問に応えてくれる先輩たちの存在はとても心強いですね。

仲:少人数からスタートした会社なので、フランクな社風が根づいているのだと思うよ。新人・ベテランにかかわらず意見を言いやすく、それが良いものであれば採用もされる。若手のみんなにはどんどん活躍し、新しい風を吹かせて欲しいね。転勤もないので、腰を据えて取り組める環境も当社の良いところかな。

枡谷:私の入社理由のひとつにも「転勤がない」があります!今後の目標は、最近私の訪問で取引を復活できたお客様がいらっしゃるので、丁寧にかかわり、取引高を伸ばしていくことです。

仲:良い姿勢だね。これからも期待しています!

学生の方へメッセージ

◎当社はタイと中国に工場、インドネシアやほかの国にも拠点があるので、グローバルな活躍ができます。海外に興味のある方もぜひ選択肢に入れて欲しいですね。また、ゴムをはじめ、あらゆる素材の部品やユニット製品を扱っているため、技術営業に挑戦したい方や理系知識を活かした提案をしたい方にもやりがいの大きい環境ですし、もちろん、ものづくりに興味がある方もいろいろな経験ができると思います。私は営業推進部の役員ですが、部署の垣根なく、若手を含め一人ひとりの社員と関わっています。学生から社会人に大きく環境が変わるときには悩みも生まれやすい。そんなときにはぜひ頼ってください。
〈仲さん〉

◎就職活動を始めた頃は「正解」を意識し、多少身構えて面接に臨んでいました。その頃は思うような結果が出せずに悩んでいましたが、兄から「自分を出す」ようアドバイスを受けたことでリラックスして臨むことができるようになりましたね。旭ゴムは転勤がないことや、土日休み・完全週休2日制であることにくわえて、海外に拠点があることも魅力。海外出張の機会があるかもしれないと期待をしていたところ、早速、研修の一環としてタイ工場で製造工程を見学する機会が訪れ、その夢も叶いました。
〈枡谷さん〉

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ここ数年、本格的に新卒採用をスタートさせ、20代の若手社員が牽引する新たな社風も育ち始めている。新人をあたたかく支える上司や先輩社員も頼もしい存在だ。

マイナビ編集部から

社名から「ゴムを扱っている会社」をイメージする人は多いだろう。旭ゴムの設立は1950年。ゴム製品の専門商社としてスタートしたが、扱う製品の幅を徐々に広げ、プラスチック、鍛造、鋳造、機械加工、板金など、さまざまな素材や機能を持つ製品を手がける商社へと成長。タイ工場ではOEM事業も行っており、メーカーとしても機能。社名からは想像できない事業領域を持っている。インタビューに対応してくれた仲さんは取締役部長でもあり、採用にも関わっている。「ここ10年の間に事業は倍以上の規模に広がっています。従来、中途採用が中心でしたが、ここ数年で入社した新卒社員の活躍が目覚ましく、うれしいですね」と笑顔でその期待感を教えてくれた。

70年以上に渡り培ってきた仕入れ先や顧客との信頼関係は強固なものであり、同社にとっては無形の財産。世代を越え、脈々とつながれてきたものだ。今回の取材を終え、これから入社する社員にとっては、この恵まれた環境のもとでのびのびと活躍できるのが最大の良さであり、将来のポストチャンスが広がっていることも魅力のひとつだと感じた。海外の仕入れ先も多く、顧客となる海外のメーカーとの商談などで短期間の海外出張も発生するため、グローバルな環境を求めている学生にもうれしい環境だ。大規模な組織よりも比較的コンパクトな組織で、のびやかな社風のもと、成長をしたい人には注目して欲しい企業だ。

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ゴム、樹脂、鍛造など多彩な製品を産業界へ提供している同社。こちらは大阪市西区の本社内会議室。近くには公園もあり、緑が広がる穏やかなロケーションも魅力だ。

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