最終更新日:2024/7/29

オーテック電子(株)【セコムグループ】

  • 正社員

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • セキュリティ

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

技術の力で、日本のインフラを守り通す仕事

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技術・営業が力を合わせ、日本のインフラを支える

大規模施設を守り抜くセキュリティシステムの開発・販売を行う「オーテック電子株式会社」。技術職・営業職として成長、活躍を続ける3人の先輩に、同社の役割、仕事のやりがいなどについて語ってもらった。

今林 岳さん(写真右)
プラント技術課/2015年キャリア入社

廣瀬 良さん(写真中)
大阪支社 営業課/2020年キャリア入社

内田 裕太郎さん(写真左)
開発課/2017年キャリア入社

この会社の魅力は?

「自分で調べてもわからないことがあったら素直にわからないと言える。助けてくれる人が多い会社ですから、そんな姿勢で仕事に臨める方にはいい環境です」(内田さん)
「大小様々な案件に、社内のメンバーと協力して取り組むことができること。仕事を通して、お客様との信頼関係をどんどん深めていけるのが一番の魅力です」(廣瀬さん)
「仕事をしていくなかでカメラやセンサー、ソフトウエアなど多角的な技術に触れていくことになります。幅広く経験できるのが当社で働く醍醐味です」(今林さん)

【内田さん】知らなかったことを知ることができる。その喜びがモチベーションに

新製品開発を全般的に担う開発課に所属している私は、入社してからの数年間、セキュリティシステムの重要部品であるセンサーの開発を専門に担当していました。当社ではフェンスに張り巡らせたワイヤーで侵入を検知するテンションセンサーのほか、赤外線やマイクロ波、画像、振動など多彩なセンサーを活用しています。私はそれらのセンサーが安定して機能を発揮できるか否かを測るべく、主に評価試験を任されていました。

電気電子系学科出身とはいえ、センサーについて専門的に学んだわけではないので、一から知識を身に付けていくのは大変ではありました。しかし、苦労を感じたことはありません。知らないことを調べ上げ、それでもわからないことは先輩たちや協力メーカーに確認しながら新しい知識として身に付けていく。そのプロセスが非常に面白いと感じる日々でした。

マイクロ波センサーと赤外線センサーを組み合わせた複合センサーを新規導入したときは、私が評価試験を担当しました。そもそもマイクロ波センサーがどんな特性を持つのかさえもわからない状態だったものの、それまでに蓄積してきた経験をもとに試験の進め方なども柔軟に考え、何とか形にしていくことに成功。大きな手応えを得ることができました。

現在はプログラム担当となり、ソフトウエア開発を中心に手がけています。学生時代にプログラミングを学んでいたので挑戦してみたかった分野であり、念願が叶って担当できることになりました。今は顔認証端末のソフトウエア開発に携わっていて、サーバーと通信して認証データを受け取ったり、関係者の登録や削除などを行えるように開発を進めています。

今なお試行錯誤の連続ですが、自分で考えた流れに沿って、自己裁量で仕事を進められるのが非常に面白いと感じているところです。以前使用予定だったメーカー端末の生産中止が発生し、急きょ、別の端末を手配して、検証用のプログラムを作って緊急対応しました。自分の判断で全てを進めて何とかやり切り、予定どおりに開発を終えたときは達成感が大きかったですね。

ソフトウエア開発の多くは外部企業に依頼していましたが、私が担当になってから徐々に内製化を進めています。ソフトウエア開発はまだまだ社内では発展途上の分野。私自身も使える言語を増やしたり、公的資格などを取得したりしてスキルアップを目指して頑張っていきたいですね。

【廣瀬さん】専門的な知識“ゼロ”から、第一線の営業パーソンへ。安心して挑戦し、成長できる環境が魅力

当社に入社するまでは約7年間、イタリアンレストランのキッチンで仕事をしていたのですが、ワークライフバランスを考え転職を決意。未経験でも挑戦できる営業職を軸に会社選びを進める中で、当社の存在を知りました。入社の決め手としては待遇面もさることながら、人事担当者の気さくで、話しやすい雰囲気。そして何よりも、土日休みの完全週休二日制で、帰りが夜遅くならない点に魅力を感じたことが大きかったですね。知識ゼロからのチャレンジということで不安がなかったわけではありませんが、「専門的な部分は技術職がサポートするので、大枠を理解できれば大丈夫」という話を聞き、思い切って飛び込むことにしたんです。

2020年に入社後は大阪支社の営業部の一員として、電力・エネルギー関連の大型プラント施設や国の重要施設、ビルや工場、駐車場など一般施設等を運営しているお客様への、セキュリティシステムの営業に携わっています。基本的には、既存のお客様から各種機器のメンテナンス、更新、定期点検等に関するお問い合わせを受けて、技術職と連携しながらきめ細かに対応。お客様と密にコミュニケーションを取り合うことで信頼関係を構築し、新たな案件の受注に結びつけていきます。

仕事をする上で心掛けているのは、お客様の立場で物事を考えること。お客様からお問い合わせをいただいたときには、緊急性を考慮しながら、できるだけ速いレスポンスを取るようにしています。重要設備の制御機器の一括更新など、大型プロジェクトを無事に完了できたときには、大きな達成感とやりがいを感じられる仕事です。専門知識が求められる場面も少なくありませんが、勉強会に積極的に参加するなど、各方面にアンテナを張り巡らせて、新たなテクノロジーに関する情報を収集するように努めています。

今後の目標は、数多くの大型案件を受注し、確実にやり切る力を身につけること。後輩社員を育成することです。将来的には管理職として、支社を盛り上げていける存在になりたいと思っています。皆さんの中には「セキュリティ=堅苦しい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当社には営業職・技術職を問わず、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れる雰囲気が浸透しています。チームワークを発揮しながら、責任感と誇りを持って仕事に取り組むことができる会社です。安心して飛び込んできてください。

【今林さん】人との信頼が大規模プロジェクトを前に進めていく

私が所属するプラント技術課では、発電所などのセキュリティシステムの設計に取り組んでいます。営業と共に、システムそのものを提案するところから私たちの仕事はスタート。仕様などの打ち合わせを経て正式に受注をすると、ソフトウエアとハードウエアの両面から設計を進めます。ある程度形になったら、設計通り動作するか試験を繰り返した上で、現地に各種機器を収めていくことになります。工事は弊社で行う場合もあれば、お客様で行っていただく場合もありますが、私たちも現場に同行して実際に稼働するまで調整していきます。セキュリティシステムが形になる最初から最後まで携われるのは、この仕事の面白みの一つです。

私自身、先輩のサポートを受けながらではありますが、1年目から第一線で仕事をさせてもらっています。心に残っているのは、最初にプログラミングしたあるソフトウエア。後日、別件で現場を訪れたときに、自分が作ったソフトウエアが使われている様子を見て、誰かの仕事に貢献できているという実感を得ることができました。

一人で一つのセキュリティシステムを任されるようになったのは3、4年目の頃。
お客さまはもちろん、社内の上司や後輩、盤メーカーや施工といった協力会社など、多くの人と関わりながらプロジェクトを進めていきました。心掛けてきたのは、誰に対しても誠実な姿勢で仕事をすること。うそをつかずに真っすぐに人と向き合えば、自然と信頼が生まれ、困難を乗り越えていくための力となります。

発電所のセキュリティを守る仕事はスケールも大きいですし、不具合が大変な事態を招きかねませんから責任も重くのしかかってきます。一人でできることは限られますが、チームで一丸となれば課題を解決に導くことができると思っています。協力しながらセキュリティシステムを形にしていくのが楽しいと感じている毎日です。

目指しているのは尊敬している上司のように、誰にでも誠実に接して人として信頼される人になること。そのためには、目の前の仕事を丁寧に、正確に進めていくのはもちろん、自分の担当以外の業務にもアンテナを広げて自発的に勉強していかねばならないと思っています。

学生の方へメッセージ

コロナ禍の影響を受ける業界、企業が多いなか、セキュリティシステムという世の中に必要不可欠な分野を手掛ける当社の事業は、安定性が高いといえると思います。
安定性が高いというと、仕事内容に変化が少ないと思われるかもしれません。しかし、当社は一般社員と経営層との距離が近く、自分のチャレンジしたいことを上司に伝えるチャンスも多いのが特徴。社長室のドアも常にオープンです。
自ら積極的に発言し、挑戦する意欲を評価する社風もあります。どんな仕事にも興味を持ち、わからないことは先輩たちに臆することなく質問し、コミュニケーションを取っていくことで、成長の機会が得られるはず。受け身にならずチャレンジできる、そんな方と一緒に働きたいと思っています。
【管理部管理課 田中さん】

当社では「最先端のオーダーメイドセキュリティシステムを提供する」ことの実現を目指し、専門性の高い事業を展開しています。そのため、学生時代の研究が直接役立つということは少ないかもしれません。必要なのは、学ぶ意欲。あとは現場で仕事をしながら育成しつつ、研修や勉強会に参加して専門性を磨いていくことで、プロフェッショナルとして活躍できるよう支援します。
現在人事制度を改革し、積極的に仕事に取組み成果を上げた社員を評価する体制にもなりました。様々なことに興味を持ち、専門性を磨きたいという方にピッタリな環境です。
【管理部管理課 杉本さん】

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「仕事をする上で大切にしたいことは何か、を考えることが重要です」と、採用担当のふたり。新人の想いを導き成長を支える先輩たちがいる。

マイナビ編集部から

創業以来、セキュリティシステムの設計や設置などトータルに手掛けてきたオーテック電子。監視カメラシステムや侵入警戒システムなどをさまざまな施設、企業へ提供し、社会の安全を守るインフラとしての役割を守り抜いてきた。

同社のクライアントは国の重要施設、大規模施設が大半。細部にも目を光らせる必要のある施設に対して、セキュリティシステムの提案から構築、保守まで全てに対応できるのも同社の大きな特徴だ。営業担当と技術担当が一緒にクライアントのもとを訪問し、要望にあわせてオーダーメイドのシステムを提供できることが強み。同社の社員は職種を超えた連携をしながら幅広い業務に携わり、そのキャリアをより充実させていくことができるだろう。
人々の生活に欠かせない施設の裏側に入り、その安全を守るのが同社の使命。技術的に求められる難易度が高いことに比例して社会貢献度が高い仕事だということも、3人の社員インタビューからうかがえた。

現在同社では、社員の教育体制などを新たに整備しているところだという。昨年には人事制度を改定し、社員の昇格や等級、評価の見える化やグレードに合わせた研修を実施。さらに360度フィードバックとして部下が上司を評価する取り組みを採用し、独りよがりのマネジメントにならないような取り組みも進めている。
より風通しよく働きやすい社風へと進化する過程を共につくっていける、その面白さも感じられるだろう。

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集中とリラックス、しっかりメリハリをつけた働き方をする社員が多い。リフレッシュルームでの交流は、社員間のスムーズなコミュニケーションに一役かっている。

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