最終更新日:2024/5/8

(株)マイナビ(WEBスペシャリストコース)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 広告
  • インターネット関連
  • 人材派遣・人材紹介
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

サイトに訪れるユーザーのインテントや行動を分析。メディアの進化につなげる

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既成概念にとらわれず自由なアイデアを持って取り組める仕事

大規模サイトかつ事業主の視点でマーケティングに携わりたいと考え、マイナビに入社したT・Yさん。キャリア入社から約4年、業務経験を積んだ彼に、WEBマーケティングの仕事に取り組む醍醐味を語っていただいた。

■T・Yさん
デジタルテクノロジー戦略本部 CXマーケティング統括本部 コンテンツプランニング統括部
コンテンツプランニング2部 アルバイトコンテンツ推進課
経済学部経済学科卒/2018年キャリア入社
※記事内容は取材当時のものになります

T・Yさんの横顔

ユーザー動向をロジカルに分析する一方、大きな流れにも着目しているというT・Yさん。仕事の奥深さを知れば知るほど、ますます探究心に拍車がかかるという。
学生時代の友人へのサプライズイベントを行ったときのショット。人を喜ばせたい、驚かせたいという気持ちも、ユーザーに働きかける今の仕事につながっているようだ。
仲間を集めてよくキャンプやBBQをしていたそう。就職活動が始まるまではアルバイトに打ち込む一方、仲間とのレクリエーションをめいっぱい楽しんでいたという。

これから、WEBの時代が来る──その将来性を確信し、この世界に飛び込んだ

大学では経済を専攻。特にその頃は、ITやWEBビジネスに高い関心を持っているわけではありませんでした。たまたま私が卒業する頃にスマホが普及しはじめ、一世を風靡。その便利さに圧倒されるうち、なんとなく「WEB関連のビジネスが主流になるだろう」ということを、肌で感じたんです。また、手のひらの小さなガジェットを使って商品やチケットを購入できること自体、スマートでかっこよく映りました。そして、こういう事業を手掛けている会社でキャリアを形成したいと考え、この業界を選びました。

現在、私はアルバイトの求人情報やその周辺情報、企画コンテンツなどを掲載しているサイト『マイナビバイト』の管理・運用業務にあたっています。日々、サイトのブラッシュアップを重ねているわけですが、理想は、ユーザーとアルバイト求人をより早く、より正確にマッチングさせることです。それをサイト上で実現させるためにユーザー動向や世の中のトレンドを把握して施策を考案・実装しております。

例えば、私が担当する仕事として、SEO(検索エンジン最適化)という取り組みがあります。わかりやすく言うと、ユーザーが任意のキーワードで検索をした際、検索結果の上位に『マイナビバイト』のサイトを表示させるにはどうすればよいかを分析し、対策することです。検索エンジンのランキングロジックは、単にキーワードの出現数だけでは決められていません。特定のキーワードのみならず、それと同時に使われる関連性の高いキーワード(=共起語)が、どれだけコンテンツの中に含まれているか。さらに、しっかりした文章として組み立てられており、ユーザーにとって有益な情報が提供されているかといったところに、重点が置かれています。

私たちにとって、検索エンジンのアルゴリズムがどのような仕組みになっているかは、まったくのブラックボックスです。それだけにアプローチの仕方は決して一通りではなく、数え切れないほどあるといっていいでしょう。非常に難しい領域の仕事ではありますが、試行錯誤を重ねながら日々取り組んでいます。

サイトの向こう側にいるユーザー像を仮定し、打つべき施策を考える面白さ

前職で、私はSEOコンサルタントとして仕事をしていましたが、『マイナビバイト』のサイト運営側にまわることで、業務内容の幅が広がりました。具体的には、自ら考案したコンテンツを最終的にサイトに反映させ、公開するところまで手掛けるようになったことです。コンサルタントの場合は、分析結果に基づいてプレゼンし提案するところまでが仕事。しかし今は、自らサイトを分析し、具体的な施策案を考え、不備なくサイトに反映せているため、日々、緊張感を持って取り組んでいます。

私たちにとっての第一目標は、『マイナビバイト』のサイトからより多くの応募を獲得することです。私が取り組むSEOも、それを実現するための一手段にすぎません。
どのようなコンテンツやサイト上での仕掛けを用意すればユーザーを集客できるか。強いては応募を獲得することができるか。それを考えるうえで重要になるのが、検索インテント(=検索の意図)を読み解くことです。ユーザーはどのような状況で、何を知りたいのか。そして、どういう行動につなげていきたいと考えているのか。検索キーワードや共起語をつぶさに見ていくことで、検索行動の裏側にあるユーザーのインテントやニーズを読み解くヒントを得ることができます。このような作業を重ねていくと自分の中でユーザー像が出来上がり、より具体的なアプローチができるようになります。

また、サイト上でユーザーがどのような動線をたどっていたのかを分析することも、施策を考える上でのヒントになります。一連の動線のなかに、親和性の高いコンテンツや特集ページに誘導することで、ユーザビリティを向上させ、応募獲得に貢献できるのではないかということを考えています。

今日では、施策を考える上で役に立つ、便利なツールがたくさんあります。しかし私の場合、まずはあえてそうしたツールを使わずに、自分なりに考え、仮説を立ててから動くことが多いですね。なぜなら、細かい事象ばかり追っていると、本当に大事なところに気付かずに見逃してしまう場合があるからです。ツールを使うシーンは自分の中で考えがまとまった後、答え合わせをする感覚で活用しています。仮説を立てる作業も、この仕事では非常に重要になります。

ラテラルに既成概念を疑ってみる。その姿勢を培ったことが、最大の収穫

まだ入社4年目ですが、マイナビに加わることで、とても内容の濃い時間を過ごすことができていると思います。これまで手掛けた業務の中で特に印象深かったのは、新しいWEBコンテンツの立ち上げに参加したことです。それは、『マイナビバイト』のなかにある『HAMIDEL-はからずも未来に出会える』というコンテンツで、2020年1月頃構想が浮かび、協議を重ね、2020年6月にリリースし、連載が開始されました。その企画意図は、まだ働くということ自体が身近に感じられていない学生に向けて、仕事に一生懸命取り組むことの魅力を伝え、憧れの気持ちを喚起しようというもの。話題の企業で働く社会人にインタビューし、仕事に向き合う姿勢や、日々どんな気持ちで取り組んでいるのか、ワーク・ライフ・バランスをどのように実現しているのか、といったことを紹介しています。こうした企画の立ち上げメンバーに抜擢してもらえたこと、コンテンツ制作に本格的に取り組むことができた点で、とても印象深い仕事でした。

マイナビに入ってよかったと思えるのは、やはり、新しいことに取り組みながら、視野を広げることができた点ですね。もちろん、一つひとつの仕事を成功に導くためには、いろいろな情報を収集し、それを形にしていかなければなりません。自分の決断が事業運営に直結しているため、とても慎重に物事を検証するようになったと思います。
しかし、ロジカルに考えすぎることで視野を狭めてしまうのも、この仕事ではあまりよいことではありません。そこで、心掛けているのは、ラテラルに考えてみることです。(水平思考)
これまでのセオリーや既成概念を疑い、自由にアイデアを広げていく姿勢。マイナビで働くようになった4年間で最も培われたのは、この部分ではないでしょうか。

将来は、自分が主体となって新しいメディアや、コンテンツを立ち上げてみたいと思っています。今回、幸運にも 『HAMIDEL』 の立ち上げに参加したことで、その面白さや難しさを実感することができたからです。加えて、社内のいろいろなポジションにいる人に向けた、SEOやWEBマーケティングに関する啓蒙活動にも取り組んでみたいと考えています。

学生の方へメッセージ

WEBマーケティングにおいても、ユーザーの断片的な動きを追うのではなく、俯瞰的に、大きな傾向を読み取っていくことが求められます。こうしたスタンスは、就職活動に取り組む皆さんにとっても、非常に大切なことだと思います。例えば、自己分析を行う際にも、自分はどういうときにどんな行動をとったのか、どんなことに喜びを感じたのかなど、大きな視点に立って見つめ直すことで、貴重なヒントや意外な発見が得られると思いますね。

社風ということでいえば、少なくとも私の課については、とにかく明るい。一言で言うなら、これに尽きます。仕事に対しては、一人ひとり、ストイックに真剣に取り組んでいます。その一方で、いつも笑いが絶えない印象がありますね。例えば、ミーティングを開始した最初の5分間など、アイスブレイクとして、ざっくばらんな会話で盛り上がったりします。また、会議自体も肩の力を抜いた雰囲気で進行していくので、誰もが、発言しやすい環境にあります。例えば、新入社員であっても「この考えは間違っているんじゃないか」とか「こんなこと、取り上げてもらえないんじゃないか」と考え、口をつぐんでしまうことはないと思います。とにかく風通しが良い雰囲気なので、すぐに溶け込むことができると思います。だから私自身、仕事をするのがとても楽しいですね。
(T・Yさん)

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T・Yさんが働くオフィスは、明るく開放的な雰囲気。コミュニケーションのとりやすい環境のなか、気軽に声をかけ合いながら、快活に仕事を進めている社員の姿が見られた。

マイナビ編集部から

SEOをメインとした仕事に取り組むT・Yさんの仕事は、デジタル社会の進展とともに、ますます重要なものとなってくるだろう。まさに、将来有望な専門分野であり、学生の中にも、この仕事にチャレンジしたいと考える人は多いはずだ。華やかな印象があるかもしれないが、「データ収集など、地道に重ねていく部分も多い」と述べていたことも、付け加えておきたい。

また、インタビューの中で強調していたのが「働きながら学ぶこと、学びながら働くこと」の大切さだ。もちろん、最初は働きながら、わからないことに遭遇したら学ぶという流れが多いだろう。しかし、目の前の仕事が苦もなくできるようになると、次は、新しいことを自発的に学び、自分の武器を増やしていくことが重要になってくる。さらに、WEBマーケティングの世界では、日進月歩で新しい技術が生まれている。そういう意味でも、常に最新動向をキャッチアップしていかなければならず、学びが先行する働き方が必要となる分野なのだ。

T・Yさんに「WEBマーケティングに向いている人とは?」という質問を投げかけてみると、即座に返ってきたのは「目に入ってくることを、そのまま受けるのではなく、その背後にあることを読み取ろうとする人」という回答。ネットの向こうにいる、無数のユーザーをプロファイリングしていく仕事は、知れば知るほど奥深いようである。

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マイナビが目指すのは、ユーザーの人生、暮らしのインフラになること。社名に込められた「わたしの(=マイ)ナビゲーター(=ナビ)になりたい」を具現化することだ。

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