最終更新日:2024/4/24

(株)ワールド

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • アパレル(メーカー)
  • 専門コンサルティング
  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • 商社(インテリア・住宅関連)

基本情報

本社
東京都、兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

積極性を生かしてチャンスを掴める会社。新たな価値創造にチャレンジしています!

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ECを舞台に活躍する2人の先輩のキャリアストーリー

多業態・多ブランド展開で、幅広い世代に支持されているワールド。近年はブランド事業で培ってきた基盤を新たなビジネスに拡げており、幅広い挑戦を続けている企業だ。同社で活躍する若手社員2名の姿を追った。

■有光 聖さん(2018年入社)
OMO推進部

■鶴岡 里彩さん(2017年入社)
アンタイトル販売課 ECMD

先輩の横顔

オフはお酒を飲みながら「こんなことをやりたい」とラフな仕事のアイデアを考えていることが多いですね。いつも話を聞いてくれる先輩にとても感謝しています!(有光さん)
趣味は激辛フェスへの参加や、激辛ラーメンを食べること。業務に集中したい日にはテレワークも活用しつつ、たくさん散歩をして気分をリフレッシュしています。(鶴岡さん)
EC部門で活躍する2人に共通しているのは「この仕事をやりたい」と常に積極的に発信している点。意思があれば、年齢を問わずチャンスを掴める風土だ。

EC分析から公式LINEの運用、公式アプリの開発まで幅広い経験を積んでいます/有光さん

ファッションや美容に興味が強く、学生時代にはワールドのメンズブランドを扱う店舗でアルバイトを経験。学生にも親身に接してくださる本部社員の姿勢に好印象を抱いていました。会社探しでは化粧品業界も検討しましたが、やはり服の魅力を伝える仕事をしたいと方向性を定め、アルバイトを通じて魅力を感じた当社への入社を決めました。

店舗で経験を積んだ後は、主に3つの領域を経験しています。まずはEC部門のCRMサービス部で顧客管理や商品分析に従事。毎シーズン、全ブランドのデータを分析し、改善提案をする役割を担いました。各ブランドの顧客層や傾向についてはよく理解できましたが、PCに不慣れなこともあり、当時は業務についていくのに必死でしたね。自分からアクションするための知識や経験も不足していると痛感しました。一方で、数字を見る力やプレゼン力はかなり磨かれた手応えがあり、店舗への改善提案を行うにあたっては、店舗内のオペレーションを理解できていることが非常に役立ちました。

続いて担当したのが、ワールド公式LINEの運用業務です。当社はティーン世代から大人世代まで幅広いブランドを展開しているので、年代別・購入者向けに、細かく告知内容やテイストを工夫していました。開封率アップを目指すために、他社の公式LINEも数多く参照しましたね。開封率をアップさせ、サイトへの流入を増やすには、冒頭13文字に徹底してこだわることが重要だと見出しました。画像素材などは他部署のクリエイティブの方々にお願いしていたので、周囲を巻き込み、協力していただきながら自分のやりたいことを進めていく力も磨かれた1年間でした。

そして現在は、現部署で公式アプリの開発・改善業務を担っています。前部署のように定型化されたプラットフォームがなく、ゼロから自社で作っているものなので、各画面のデザインや遷移についても全てチームで考えていく必要があります。開発ベンダーに依頼するための要件定義・基本設計までが主な仕事ですが、知識がほぼゼロの状態で半年後の全面リニューアルに向けて取り組むことになったので、序盤は思わず心が挫けそうになった場面も。「システムでできること、できないこと」もわからない状態でしたが、それでも「こうしてみたい」というアイデアは積極的に伝える姿勢を心掛け、無事にリリースまでたどり着けた瞬間の達成感は非常に大きかったです。

店舗経験を通じて「当ブランドのお客さま」を想像できることが、EC部門でも役立っています/鶴岡さん

幼少期より洋服が好きだったことから、服飾系の大学に進んで服づくりを学びました。就職の際は「仕事としてどう洋服に関わっていきたいか」を熟考し、接客や販売系の仕事に進もうと決意。携帯ショップのアルバイトで接客の楽しさを知ったことも、理由のひとつです。アパレル企業は大手を中心に幅広く検討して、当社の説明会や選考では毎回“学生に対して楽しんで話を聞いてもらおう”というポジティブなマインドや歓迎ムードが伝わってきて「すてきな会社だな」と魅力を感じたことから入社を決めました。

入社後はまず3年間、アンタイトル新宿伊勢丹店で販売業務を経験。年齢的にもブランドに馴染みがなかったので、まずはお客さまや商品の理解に努めました。序盤はとにかく勉強々々の毎日でした。それでもお客さまが気にされるポイントや、それに対してどう答えると良いかを徐々に見出すことができ、心から接客を楽しめるようになり、お客さまが笑顔で満足して帰っていただける瞬間には、毎回やりがいを感じていましたね。

通常の接客からさらに一歩踏み込んで「自分がお客さまなら、この場面でどうされるとうれしいか」を考えて行動するようになってからは、接客の質を一段上げられた手応えがあり、本当の意味での“お客さま目線”を掴めた気がします。店舗全体にチーム感があり、メンバーと助け合って励める環境だったこともモチベーションにつながっていました。

その後、現在のEC部門に異動し、MD(マーチャンダイザー)として、主にECサイト内の特集の企画や進行、メルマガ配信を担当しています。お客さまの悩みや、反応をいただけそうなアプローチ方法を考える際には、店舗での経験が大いに役立っています。工夫して作成したメルマガ経由で多くの流入があり、売り上げにつながった時は特にうれしいです。10名のチームで連携し、売上目標を達成できた時に「チームの一員として貢献できた」とやりがいを感じます。

また現在は、ECと店舗のつながりを強化する取り組みも推進しています。店舗イベントをECサイトで告知したり、店舗で自社ECサイトの会員数を増やすための取り組みを行うことで相互送客を図っています。そうすることでサービスの幅が広がり、お客さまの購買体験を向上させることを目指しています。どちらに訪れても今以上に楽しい体験が提供できるような新しいアイデアはないか、日々チームで検討を重ねています。

「自分の事業を持ちたい」「EC店長を目指したい」2人のこれからの目標

【有光さん】
昨年公式アプリをリニューアルした後、継続的に改善業務に取り組んでいます。画面表示の速度が大幅に速くなり、遷移のストレスを減らせたことで操作性についての社内評価は改善しましたが、一方で問い合わせ窓口やアプリのレビューでは率直な改善希望の声を多数いただいている状況です。自分でもユーザー目線で使ってみて気付いた点があるので、1日でも早く反映したいですね。継続的により良いアプリにブラッシュアップしていきたいです。

入社前は「メンズの商品作りに携わってみたい」と思っていましたが、今はEC部門での仕事がとても楽しいです。自分のアイデアによって影響を与えられるお客さまの範囲が広く、また仕事の成果がリアルに数字として跳ね返ってくるので、一喜一憂しながらいろいろなチャレンジをしています。アイデアは熱心に考え、発信していますが、実現力を上げていくことが現在の成長課題ですね。30歳までに事業をマネジメントする立場になって、お客さまにサービスを届けていくことが、今後のキャリアにおける目標です。

【鶴岡さん】
EC部門に来てからいっそう心掛けているのは、積極的に周囲とコミュニケーションを図る姿勢。店舗と本部では仕事のしかたが異なり、周りのメンバーの動きが店舗よりも見えにくい分、自分から働きかけて進捗を把握するようにしています。また最近は、後輩にレクチャーする機会も増えており、各自が独り立ちできるようにサポートしていきたいです。

今後の目標としては、EC店長を任される人材になること。上司にも伝えており、そのために必要な勉強や経験について随時、相談に乗っていただいています。若手にもどんどん新しいことを任せてくれる職場なので、多様な業務を経験しながらECの全体像をしっかり把握していきたいです。

自分のやりたいことを発信する大切さは、EC部門への異動時にも感じました。私は学生時代にECコンサルティングの企業でインターン経験があり、店長との何気ない会話のなかで「EC関連の仕事をやってみたい」と話していました。まさか実現するとは思っていませんでしたが、少し時間を空けてチャレンジの機会をいただきました。さまざまな仕事のポジションがある会社なので、これから入る方々も“やりたい意思”を発信しながら目の前の業務に励んでいれば、どんなルートであれ自分らしいキャリアを描いていけると思います。

学生の方へメッセージ

ワールドはブランド事業の基盤がしっかりあり、その上でいかにプラスアルファの価値創造ができるかに取り組んでいる企業です。ベースがある分、やりたいことを発信すれば高い確率でチャレンジする機会のある会社なので、果敢に「やりたいです」「自分がやります!」と言える人と相性がいいと思います。

私自身、現在のデジタルサービス開発への異動はかなりのチャレンジでしたが、自分でできる領域以外のことは先輩たちもサポートしてくださる職場なので、失敗もしつつ、安心して業務に励めます。30代で事業部長を務めている先輩もいて、若手でもキャリアアップを望める会社なので、アグレッシブにチャレンジしたい方はぜひ検討してみてください。
(有光さん)

企業研究の際には、さまざまなところへ足を運ぶことが有効だと思います。私も企業研究中は多くの企業の話を聞きに行き、説明会やイベントに参加するたびに、会社の空気感や社員の皆さんの人柄にどんどん惹かれていったのが当社でした。働いてみたいと思うブランドがあれば、説明会や店舗に足を運んでみて、肌で雰囲気を感じとってみると、自分との相性が見えてくると思います。

また、私自身もそうでしたが、アパレルのアルバイト経験がなくても「周りの方に助けていただきながら成長していこう」という気持ちがあれば、ゼロからも一人前になれる環境があるので、その点は心配無用です。
(鶴岡さん)

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入社後3年間は店舗で実務研修を行い、月に1回集合研修で進捗状況を共有。直にお客さまと接するからこそ見えてくるものは多く、後のキャリアに役立つヒントが詰まっている。

マイナビ編集部から

学生世代にもおなじみのブランドを多数有しているワールド。消費者の立場から見れば、アパレル企業としてのイメージが強いだろう。しかし今回の取材を通じて見えてきたのは、強固なブランド基盤を強みに、多彩なビジネスにチャレンジする企業としての姿だ。

社員を支える制度面も幅広く揃っているが、特筆すべきはキャリア形成支援制度。体系だった研修プログラムのもと、入社1年目から「自らのキャリアをどうしていきたいか」を意識しながら、やりがいを持って取り組める環境を整えている。

3カ年プロジェクトとして店舗経験を必須としているのも、自分の手で新たな価値やビジネスを創出するために必要な力を身に付けられるように、という考えからだ。その後は、希望や適性にあった事業へと配属となり、6年目以降にはマネジメント・エキスパート・クリエイティブのいずれかの方向性を定めていける。意欲や実力に基づいた公正な評価も徹底されており、常に「自分が何をやりたいか」を考えながら目の前の仕事に意欲的に取り組める人には、非常に満足度の高い環境だ。

変革期にある業界で、一歩先のチャレンジをしつづけている企業のため、新しいことをやってみたい人にもマッチする企業だと感じられた。今回取材したのは、まさにその人物像を体現している社員たち。2人の仕事姿勢や考え方に共感を覚えた方は、より深い企業研究をしてみてはいかがだろうか。

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MDやプレス以外にも、店舗開発や貿易・物流、デジタルマーケティングやシステム開発など、幅広いキャリアを望める。多事業展開を行う企業としての同社の側面にも注目だ。

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