最終更新日:2024/6/24

イオンウエルシア九州(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ドラッグストア
  • スーパーマーケット
  • 調剤薬局

基本情報

本社
福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域の人々の健康な生活 を“かかりつけ”として支える

PHOTO

新業態店舗「ウエルシアプラス」で広がる薬剤師としての可能性

取締役副社長兼営業部部長
内田 悦郎

共にイオングループの上場企業である「ウエルシアホールディングス」と「イオン九州」による合弁会社として2022年に設立された「イオンウエルシア九州(株)」。調剤薬局併設のドラッグストアとスーパーマーケットが融合した新業態の店舗「ウエルシアプラス」を、2030年までに200店舗展開し、売上高1800億円をめざすという壮大なビジョンを掲げての始動となった。そのビジョンの背景にある想いや、同社で薬剤師として働くことで得られるチャンス、同社が必要とする薬剤師像などについて、内田悦郎副社長に話を聞いた。

町の健康ステーションをめざしています

2022年9月の会社設立時に行われた記者会見には多くのメディアが集まり、注目度の高さがうかがえた。この会見の場で、200店舗、1800億円という目標も発表された。
イオン九州の強みを生かした生鮮三品や総菜などに加えて、健康志向の高い消費者に向けた低糖質、脂質オフなどの商品ラインナップを強化することも計画されている。
日本全国に調剤店舗を約1600店展開し、年間1800万枚以上の処方箋を扱うウエルシア薬局が培ってきたノウハウや設備、教育システムなどを「ウエルシアプラス」でも活用する。

地域に寄り添い、健康について何でも相談できる「町の健康ステーション」をめざす

少子高齢化社会、人生100年時代へと世の中がシフトしていくなかで、ドラッグストアに求められるものは変化しています。行動範囲の限られた高齢者が多くなり、1店舗ごとの商圏が狭くなっていく時代にあって、低価格が売りのドラッグストアというだけではお客様ニーズを満たしているとはいえません。地域の人々が来店しやすく、気軽に健康に関する相談ができる店舗であることが、これからの時代に必要とされるドラッグストアのあり方ではないか、「イオンウエルシア九州」誕生の背景には、そのような想いがありました。

調剤薬局併設型店舗が全体の75%を占めるウエルシア薬局のノウハウと、生鮮三品(肉、魚、野菜)や総菜を扱うイオン九州の強みを融合して新たにオープンするのが「ウエルシアプラス」です。調剤機能を有しながら生鮮三品や総菜を扱うことで、毎日のように来店してもらえるという点が大きな特徴。さらに、OTC医薬品や健康食品、特定保健用食品、日用雑貨や化粧品にいたるまで多様な商品を取りそろえることで、自宅から近い距離で、ワンストップで、短時間に買物ができます。ドラッグストアであり、スーパーであり、コンビニでもある、そんな地域の人々にとって身近な“かかりつけ店”として、健康面のみならずライフスタイル全般の提案ができるのが「ウエルシアプラス」なのです。

ある時は処方箋を携えて、ある時はヘルスケア関連の商品を求めて、ある時は日々の食材の買物にといった具合に、いろんな使い方で日々来店してもらえることが「ウエルシアプラス」の大きな強みです。その強みを最大限に生かし、お客様と薬剤師が日々顔を合わせながらコミュニケーションを図り、体のことで気になる点があれば何でも相談できる“町の健康ステーション”をめざしています。

だからこそ、九州各地にできるだけ多くの店を構えなければ、地域の人々にとって身近な“かかりつけ店”にはなれません。2023年4月の1号店オープンを皮切りに、2023年中に8店舗、24年は16店舗、25年は24店舗、26年以降は28店舗と新規出店数を増やしながら、2030年には200店舗、売上高1800億円という九州No.1を見据えた大きな目標を掲げたのも、少しでも多くの地域において人々の健康な生活をサポートしたいと考えているからです。

長い目で見て安心して働ける環境のもとで、多様なキャリアパスが描けることが魅力

薬剤師としての就職先目線で「ウエルシアプラス」を見た場合、キャリアアップのチャンスの多さや、多様なキャリアパスが描ける可能性というのは、大きな特長といえるでしょう。毎年数十店舗の新店がオープンする計画なので、それだけの数の管理薬剤師が必要となりますし、複数の店舗を統括するマネージャーの役割も年々広がっていきます。確実にポストが増えていくので、頑張ればキャリアアップできるという道筋が立っているという点はモチベーションにつながります。また、調剤を極める道以外に、ドラッグストア×スーパーマーケットというこれまでにない業態である「ウエルシアプラス」の店舗運営に関わる選択肢もあります。薬剤師という職種の垣根をこえて、多様なキャリアパスが広がっている点も当社ならではといえます。

また、長い目で薬剤師としてのキャリアを考える際にも当社は強みを発揮します。オンライン服薬指導サービスの全店導入、オンライン資格確認の全店運用、電子処方箋応需を見据えた環境整備といった調剤分野におけるDXを推進するウエルシア薬局の教育プログラムをベースにした研修を行うため、調剤における先進的な学びを得ることが可能です。また、結婚などで九州外に転居することになっても、ウエルシアモデルで学んでいることから全国のウエルシア薬局で即戦力として活躍できるなど、安心感のなかで薬剤師としての長期的なキャリアを描ける環境です。

また、店舗内の調剤機器や設備の面でも、「ウエルシアプラス」はウエルシア薬局と同じ水準です。調剤や鑑査といった対物業務をできる限り機械化し、薬の専門家である薬剤師の本分である対人業務に集中できる環境があります。患者様のみならず多くの地域の人々と触れ合い、健康な暮らしのお手伝いをすることで地域貢献を果たす、これは「ウエルシアプラス」の薬剤師ならではの大きなやりがいです。

地域で必要とされる薬剤師にとって、学びを深め続けることが大切

薬剤師の仕事は今、変革期に差し掛かっています。ウエルシア薬局が積極的に機械化を進めている理由でもある「対物」から「対人」への業務のシフトが今後ますます顕著になり、調剤だけしていればいい、鑑査だけしていればいいという考えの薬剤師は、厳しい言い方をすれば淘汰されいく時代です。また、マイナンバーカードと保険証が一体化すれば、薬の記録や病院での検査値をはじめ、これまで以上に多くの情報が容易に入手できます。薬剤師はそれらのデータを元に患者様に服薬指導や健康管理のアドバイスをすることが求められ、知識レベルを上げていく努力が必須となります。

くわえて、地域に寄り添い“町の健康ステーション”をめざす「ウエルシアプラス」では、健康な人への未病や予防に関する取組みだけではなく、地域包括ケアシステムを構成する一員として、ケアマネージャーなどの他職種と連携し、在宅医療、終末期医療などに対応することになります。そのためには薬剤師が、がん、糖尿病、漢方、緩和ケアなどの専門資格を取得することも必要となるでしょう。

このように就職後も学びを深めることは、これからの地域で必要とされる薬剤師に求められます。これまでに紹介してきたウエルシア薬局の先進的な教育や、上場企業グループならではの待遇を生かしながら、学ぶことに貪欲な新人薬剤師を積極的に採用したいと考えています。患者様にとって一番身近な薬剤師として寄り添い、丁寧にコミュニケーションを図ろうとするマインド、地域に貢献したいという意欲も「ウエルシアプラス」の薬剤師には大切です。そして、新卒採用一期生である皆さんは、学びや地域への想いを後輩へと伝え、イオンウエルシア九州としての企業文化をつくっていくという大切な役割も担っているのです。

2030年に200店舗、売上高1800億円達成という壮大な目標に向かって動き始めたイオンウエルシア九州で会社と共に成長し、町の健康ステーションとして地域に貢献するというやり応え満点のミッションに、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。

学生の方へメッセージ

200店舗、1800億円企業への礎を築く新卒第一期生としての採用が、今まさにスタートします。一期生の皆さんに期待するのは、イオンウエルシア九州の企業風土をつくり、未来を担っていく活躍です。数年後には管理薬剤師となって後輩を育て、さらにマネージャーとして複数の店舗を管理するリーダーとして活躍してほしいと思っています。一人ひとりの取組みが、確実にイオンウエルシア九州の成長へとつながります。短期間で設定された壮大な目標に向かって、自分たちの手で一から会社をつくっていける、こんなチャンスはなかなかありません。

ウエルシアホールディングスとイオン九州という、上場企業2社による合弁企業ならではの充実した福利厚生についても注目してください。年間14日間の長期休暇が取得できるほか、仕事とプライベートのバランスをとりながら、長く安心して働くためのさまざまな制度を整えています。制度名だけでいえば、育児休業や時短勤務、住宅助成金、退職金など、目新しいものではありませんが、その制度の詳細まで掘り下げれば充実した内容です。説明会などで詳しく知ってほしいと思っています。

PHOTO
2030年の200店舗達成に向けて急ピッチでの出店を具体的に計画中。毎年、新卒の薬剤師だけで数十名規模の採用を継続する予定のため、大きなチャンスが広がっている。

マイナビ編集部から

九州・山口に300店舗以上を展開するイオン九州と、全国に調剤併設ドラッグストアを約1600店舗展開するウエルシア薬局、この2社が合弁企業「イオンウエルシア九州」を設立したというニュースを目にした人も多いだろう。共に上場企業である2社の強みを生かした新業態「ウエルシアプラス」の展開が、それだけ影響力のある取組みとして認識されていることの証であり、事実、同社が2030年までの目標として掲げる200店舗を達成すれば、九州内でのドラッグストアの勢力図を一変させる可能性を秘めている。

調剤併設のドラッグストアで食品を販売すること自体は珍しいとはいえないが、「ウエルシアプラス」の場合、イオン九州が得意とする生鮮三品や総菜まで扱うことで大きな差別化が図られている。そして、来店頻度を高めることによって地域住民に寄り添い、未病、予防の実現に貢献したいという想いを内田副社長から聞くことができた。

2023年4月の1号店オープンからわずか8年後の2030年までに200店舗をめざすというのは、ウエルシアホールディングス、イオン九州の2社がタッグを組んだからこそ実現可能な目標だと、取材を通じて感じられた。ベンチャー企業さながらの急成長や、それに伴うキャリアアップのスピードといった魅力を、上場企業2社の合弁による安定した経営基盤のなかで経験できる今回の採用は、またとないチャンスといえるのではないだろうか。

PHOTO
イオン九州出身の安倍俊也社長(写真)と、ウエルシアHD出身の内田副社長が互いの専門性を発揮しながら、「ウエルシアプラス」の出店準備が着々と計画されている。

トップへ

  1. トップ
  2. イオンウエルシア九州(株)の取材情報