(株)ケイコーポレーション

―このままでは、太陽光パネルが膨大なゴミの山になる―

当社の事業の中で急速に業績を伸ばしている分野が、太陽光パネルの買取・再販事業です。実はこの分野は「2040年80万t廃棄問題」に直面しています。太陽光パネルの設備は、2012年からスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」をきっかけに日本全国で爆発的に増えました。現在は自然災害・発電事業の終了による入れ替えに留まっていますが、2030年頃から経年劣化による交換ニーズが急速に伸びる予測があるのです。

そんな市場予測をいち早く捉えた当社では、業界に先がけて太陽光パネルの分野に取り組んできました。2021年の買取実績（10万枚）は、実は国内でも5本の指に入るほど。買取ったパネルのほとんどはリバリューしてミャンマー・ドバイなどに販売しました。

―持続可能なエネルギーが自然を破壊している―

皆さんも旅行に行った時に、山の斜面を覆いつくす太陽光パネルを一度は見たことがあるのではないでしょうか？あれを見て、「地球にやさしい」と思う人は少ないと思います。しかも技術革新によって太陽光パネルが今の形をなさなくなったら、すべてがゴミになってしまいます。そういった意味で、太陽光パネルの買取・再販事業を通じて、地球環境の保全に一役買っていると言えるでしょう。

―アイデアで、「ゴミ」は「価値ある製品」に化ける―

太陽光パネルのガラスは、粉砕して砂にする処理にもコストが嵩むことから、再資源化を事業にしづらい課題があります。でもそこで思考を止めてしまっては何も始まりません。例えば粉砕した砂をゴルフ場のバンカーで使ったら、ゴルフ場運営者からするとSDGsの観点から「うちのバンカーには粉砕したガラスを再利用している」とPRができます。これはあくまでアイデアに過ぎませんが、当社が目指すリバリューとはまさにこういうことです。

―新人だって、1年目から何でもチャレンジできる―

1本のメールを3人が検閲する。郵便物を送るにも3人のハンコがいる。これは大企業のやり方です。やっと30人を超えたばかりの当社は、3人でやることをいかに1人でやるか？どこよりも早く一歩を踏み出すか？を追求することで、競争が激しい業界で存在価値を高めてきました。言うなれば「ベンチャー」ならぬ、「アドベンチャー」。手を挙げれば誰もが新しい取り組みの先駆者になれる会社なのです。