(株)松田建設

当社は北アルプスのふもと・長野県小谷村に根ざし、地域の暮らしを支える土木事業を手がけています。夏には道路の新設や改修工事、土砂災害を防ぐ砂防工事、河川の補修などを中心とし、冬場は雪国に欠かせない除雪作業に注力。地域の人たちの役に立ち、道行く人に「ありがとう」と声を掛けてもらえる、やりがいある仕事です。

私は小さい頃からスキーをやっていて、当社を選んだのは第一に、仕事とスキーを両立できそうだったから。土木分野はまったくの未経験ながら、母の勧めもあり、地元で信頼のある当社を志望しました。
入社すぐの頃は使う道具の名前も分からず、戸惑うこともありましたが、外で体を動かして先輩の手伝いをするのは楽しかったですね。河川の補修工事ではコンクリート面を打設したり、ジョレンと呼ばれる泥かきを使って川底のゴミをすくったり。大変だと思う以前に、すべてが新鮮で、教わったことを吸収するのに夢中になっていました。
現場作業だけでなく、施工管理の仕事を任されるようになったのは7～8年目の頃。発注元とのやり取りや提出書類の作成、職人さんを取りまとめるのも大切な役割です。気をつけているのは実際に作業してくれる人たちの気持ちを考えること。工期を守ることももちろん大事ですが、気持ち良く現場を進められるよう、臨機応変な対応を心がけています。

降雪の多い12～3月は工事が全てストップし、代わりに夜間の除雪作業が主な業務となります。深夜1時頃から、人が行き来し始める早朝まで除雪車を運転。日常的に1m近く雪が積もるこの地域で、キレイに除雪された通りやすい道路を見ると、「やってやったぜ！」と達成感が湧いてきますよ。
除雪作業が終わればその日は自由時間になるため、私は近隣のスキースクールでインストラクターとして、地元の子どもたちやゲレンデのお客様にスキーを教えています。スクールがない時は、自由に滑りに行くことも。フレキシブルな働き方に惹かれて、私以外にもウィンタースポーツをするために他県からIターンで入社した人も多いです。
実際、小谷村は信州の雄大な自然に囲まれ、日本海にも北アルプスの山々にも、すぐに足を伸ばせるエリア。アウトドアが好きな人、自然の中で体を動かして働きたいという人には、当社の事業も雰囲気もきっとピッタリだと思います。
（工事部／田島直也／2014年入社）