忠類農業協同組合

もともと人と話すことが好きで、「人と関われる」仕事を探していたところ、JA忠類の求人を見て興味がわき、農協の仕事について調べました。JAバンクやJA共済の事業をはじめ、農業関連資材の仕入れ・販売をする購買事業、農畜産物の販売事業など、驚くほど多彩な事業を手掛けていることを知り、ジョブローテーションでさまざまな仕事を経験できて大勢の人と関わることができるところに魅力を感じて当組合を志望しました。

現在所属しているのは、生産販売課の畜産担当です。組合員さんが生産した生乳を乳業メーカーに出荷する際の手配や手順の管理と、生乳の検査業務をメインに行っています。検査用の生乳サンプルは毎朝、組合員さんが届けてくれます。検査は2種類あり、一つは「畜産検査センター」に生乳サンプルを送って調べてもらうもので、朝9時半が提出期限です。もう一つは部署内で行いますが、生乳サンプルを専用ペーパーディスクに浸してシャーレ内の寒天培地に置き、保温庫で3時間ほど置かないと検査結果が出ません。午後2時までには組合員さんに結果を伝えたいので、逆算すると11時までに全ての作業を終わらせる必要があり、午前中は時間に追われていますね。検査自体は専門研修もあり、先輩たちが分かりやすく教えてくれたので、それほど難しく感じたことはありません。ただ、大切な生乳の出荷の可否に関わる検査なので、判断を間違わないように責任感を強く持って臨んでいます。午後は組合員さんに検査結果を伝えたり、牛の耳に付ける耳標や、月に1度行う牛の健康診断「乳牛検定」の診断書を配りに行ったり、メールに返信するなど、たまっていた仕事を片付けます。

先輩はパソコンに詳しい人や生乳の知識が豊富な人がいて、それぞれが得意分野を生かし、協力して仕事に当たっています。質問にも丁寧に答えてくれるので、とても仕事がしやすく、成長させてもらっています。入組して1年が経った今は、自分で考えて工夫しながら仕事をするように意識しています。できることや組合員さんに「ありがとう」と言っていただく機会も増えて、やりがいを実感しているところです。今後は相手発信だけではなく自分発信でも意見を出して、より良い仕事につなげたいと思っています。
仲谷 悠那さん／営農部 生産販売課 畜産担当（2023年入組）