最終更新日:2024/9/5

宝和ホールディングスグループ【宝和ホールディングス(株)/宝和運輸(株)/宝和鋼業(株)/福山海陸運輸(株)】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 海運
  • 商社(鉄鋼・金属)

基本情報

本社
広島県

取材情報

事業について伝えたい

物流を総合的に支援する戦略的総合物流プロバイダーです。

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新ビジョン策定プロジェクトを推進中!

1946年の創業以来、鋼材加工事業から鉄の総合商社、さらに大型貨物の輸送、荷物を保管する倉庫事業と成長を続ける宝和ホールディングス(株)。総合物流プロバイダーとして、社会の活性化に貢献しています。

今回は、経営管理本部 課長の來山さんがグループ各社の代表取締役を務める藤本社長にインタビュー。グループ各社の事業内容と強み、グループ全体で取り組んでいること、今後の展望などについてお話を伺いました。

●代表取締役社長/藤本 俊さん(写真左)
●インタビュアー:宝和ホールディングス(株) 経営管理本部 課長/來山 雅一さん(写真右)

宝和ホールディングスグループの魅力

「当社の環境は、社員を指示待ち人間にはさせません。経験を積みながら、自ら考えて行動する力が自然と身に付くはずです」(藤本社長)
資格取得支援制度やリスキリング制度などが充実しているのが特徴。ライフワークバランスを実現しながら、キャリアアップできる環境だ。
土日祝休み、残業平均10時間以内と働きやすさを誇る。今後も毎年行われる待遇改善により社員が「入ってよかった!」と思える環境実現をめざす。

グループ会社のシナジーを高め、発展させていくための組織改革に取り組む。

――グループ各社の事業内容と強みを教えてください。

藤本:まずは、グループの中核企業である「宝和ホールディングス」から。同社は現在、運送業に携わっていますが、2025年を目処に完全なホールディングカンパニーへと移行する予定です。

移行後は、各社の経営管理や経営支援を行い、グループ全体をサポートします。

グループの起源でもある「宝和鋼業」は、鉄の総合商社としてお客さまの要望に応じた鉄材を販売するだけでなく、精度の高い加工技術を誇っています。特に「宝和鋼業」が手がける冷間曲げ加工は、船舶や体育館など巨大な建造物には欠かせないものです。

例えば、東京六本木にある高層ビルのパズル式駐車場に使用されている鉄の95%が「宝和鋼業」のものなんですよ。ほかにも海外の鉄鋼メーカーと組み、鉄の品質向上に貢献してきた自負もあるため、社員たちはどの取り引き先企業に対しても対等に話ができることが自慢です。

鋼材事業の運送部門としてスタートしたのが「宝和運輸」です。現在も鋼材のトレーラー輸送は変わらず行っており、加えて自動車部品の輸送や倉庫業と事業を拡大しています。

主な取引先は大手鉄鋼メーカー、自動車部品メーカーなどで、高い水準の安全管理が求められます。要求に応えるのではなく、要求される前に水準をクリアしてきたのが「宝和運輸」です。

例えば、ドライブレコーダーの導入、事故を未然に防ぐ安全装置の導入など。先行投資の「宝和運輸」として、この辺りでは名の知れた存在であると誇りを持っています。

人手不足が叫ばれる物流業界ですが、「宝和運輸」はドライバーが知人を紹介してくれたり、親子で活躍してくれている社員もいたりします。これは待遇面含め、働きやすさの証だと自負しています。

「福山海陸運輸」は、M&Aにより2020年にグループ化されました。もともと岸壁にて船から鋼材を陸揚げするという特殊な事業を行う会社でしたが、今後は「宝和鋼業」と「宝和運輸」とのシナジーを発揮するため邁進してまいります。

グループ全体として、2024年、2025年には大規模な投資を行い、さらに事業を拡大する計画を立てています。

すべてのことに感謝を忘れず、顧客の真の課題を解決する力を養ってほしい。

――今後の「宝和グループ」がめざすものを教えてください。

藤本:現在、グループ全体のビジョン策定に取り組んでいる最中です。そのためにさまざまな立場の社員と意見交換をしているのですが、みな素直で真面目な人ばかり。私が勉強させてもらうことも少なくありません。

さらにグループすべての社員に共通しているのは、自ら考え行動するなどの主体性を持っているということ。特に営業スタッフは上からの指示を待つのではなく、自由に動いてもらっています。

これは権限委譲が進んでいる証拠です。会長の代から社員一人ひとりを持ち場のプロと尊重し、すべてを安心してお任せしています。私自身、営業出身者のため、ついつい営業したくなるのですが……そこはしっかりと自制しています。

ビジョン策定中のいま、私から言えることは、すべてのことに感謝してほしいということ。我々のお給料はお客さまからいただいています。営業スタッフが安心して商談できるのは、事務スタッフの活躍があるからです。

そのように関わるもの、人、すべてに感謝の気持ちを忘れないでほしい。特に同じ会社の社員同士、日頃から「ありがとう」と言い合える関係を築いてほしいと思います。

――その中で、お客さまから求められるものとは何だと思われますか?

藤本:ずばり、課題解決です。ただ「宝和グループ」が考える課題解決は、お客さまの要望を叶えるだけではありません。

「◯◯がほしい」「◯◯を運んでほしい」などお客さまの要望を叶えるのは、ただの御用聞きです。それに対して「◯◯の方がベストですよ」と提案するのが、本当の意味での課題解決であると考えています。

社員たちには常々「お客さまの言いなりにだけはならないでほしい」と伝えています。

2025年はさらに変化を遂げ、社員ファーストを徹底していく

――社員たちの働く環境については、どのように考えていらっしゃいますか。

藤本:めざしているのは、すべての社員が「この会社に入ってよかったな」と思える環境です。そのために、毎年必ずいくつか待遇改善を行うよう肝に銘じています。

最近では、子どもがいる家庭への手当、物価上昇に伴う生活応援手当、永年勤続表彰、外部研修の参加費用の補助、確定拠出年金の加入などがあげられます。

ほかにも本社を改装したり、営業所の新築移転を行ったりなど、会社としてさまざまな形で社員たちをサポートしています。

――SDGsの取り組みについても教えてください。

藤本:弊社では、SDGsの前身であるMDGsのころより社会貢献に取り組んでおります。

営業車はすべてハイブリッド。1.2倍の燃料で1.8倍の貨物が運べるフルトレーラーを導入するなど、環境の保全に取り組んでいます。温室効果ガス削減目標を定める企業に与えられるSBT認証の取得も検討中です。

ほかにも社内に設置した自動販売機の売り上げの一部で発展途上国に安全な飲料水を届けたり、自社の備蓄食料をフードバンクに寄付したりと、事業以外でもSDGs実現に向けて行動しています。

また、2023年6月、国土交通省港湾局が創設した「みなとSDGsパートナー」に登録されるなど、持続可能な社会づくりへ積極的に貢献しています。

――では最後に、DXの取り組みについても教えてください。

藤本:現在は鋼材の販売や運送に、自社開発したシステムを使用しています。他にも必要に応じて導入したさまざまなシステムがあるのですが、それらのシステム連携が進んでおらずバラバラの状態です。

今後はERPでデータ連携強化を行い、またRPAでバックオフィス業務の効率化も行うことで、部分最適化から全体最適化へとDXを推進していく計画です。

いま取り組んでいるビジョンを策定し「宝和グループ」が向かうべき方向を明確にしてから、大きく舵を切ろうと考えています。

これからも社員には、当社のビジョンをよく理解し、会社のリボーンを一緒に推進してほしい。新卒1期生にご入社いただく2025年は、大きな変化の年となるでしょう。

学生の方へメッセージ

企業研究では「聞いたことのある会社」や「イメージしやすい業種」などに目が行きがちです。特に当社のようなB to B企業は一般的に馴染みがないため、学生のみなさんにとっては働く姿が想像しにくいかも知れません。しかしB to B企業の中にはグローバルに躍進する企業もあれば、おもしろい事業に取り組む企業もあります。最初から業種を絞り込むのではなく、できるだけ広い視野で情報収集に取り組んでほしいと思います。最近では当社を含め、各企業がSNSや動画配信を活用して自社をPRしています。そんなところにも注目してみるといいでしょう。

当社の先輩社員の多くは「転勤することなく地元で働きたい」や「地域に貢献したい」という気持ちを持ち入社した人が多いです。地域に根差した地盤の強さに加え、SDGs実現やDXにも積極的に取り組み、社員にとっても地域にとても欠かせない存在へと進化し続けます。当社は、地域に貢献しながら大きな夢を叶えられる環境であると自負しています。
(人事担当/今野 美幸)

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「地元の社会人サッカークラブとゴールドパートナー契約を締結し、地域のスポーツ活動や地域コミュニティの発展を支援しています」(今野さん)

マイナビ編集部から

1946年の創業以来、鉄材の販売と加工を足がかりに、鉄鋼専門商社から流通・物流を総合的に支援する戦略的総合流通プロバイダーへと変革を遂げた宝和グループ。毎年必ずいくつか待遇改善を行うことにより、時代に即した働きやすい環境をめざしていることがうかがえた。

2025年を目処に完全なホールディングカンパニーへと移行する予定の同社では、現在グループ全体の新しいビジョンを策定中。その中身はまだ教えてもらうことはできなかったが、藤本社長がたびたび口にしたのは「感謝」のキーワード。同社が進むべき方向を示す新ビジョンは、2024年早々に発表される予定だという。

新ビジョンを掲げ新しく生まれ変わろうとする同社。今後もますます発展を遂げるであろうエネルギッシュな同社が楽しみだ。

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働きやすい環境のもと、さまざまな事業活動を通じて社会貢献に努める同社。社員たちはそれを誇りに感じ、生き生き、伸び伸びと活躍している。

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