最終更新日:2024/5/30

住友林業(株)

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業種

  • 住宅
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 建設
  • 不動産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

“木”を中心とした持続可能な循環型の事業を展開

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人事部採用グループのメンバーが語る「住友林業」

◆鎌田 匡美(1995年入社)
◆本行 拓実(2014年入社)

就活中の学生に一言

「就職は人生の大きなターニングポイント。いろいろな人と会って、話を聞いて、納得した上で会社を決めてください」(鎌田さん)
「就職は選ばれるためのものではなく、学生自身が選ぶための活動です。納得できるまで企業を見てください。最終的にみなさんの選択が当社ならばうれしいです」(本行さん)

300年以上の伝統と挑戦者精神が融合する

鎌田/住友林業が現在の形態になったのは1948年ですが、創業は1691年(元禄4年)にまで遡ります。実に300年以上もの歴史を有しています。

本行/住友グループの中でも2番目に古い会社なんですよね。ただ、当初は山林事業に特化しており、現在のような形になったのは約70年前から。木材・建材を国内外から仕入れる商社機能が加わって、社内の体制が大きく変わりました。

鎌田/戦後、社会は変革する中、山林事業だけでは生き残れないからといち早く時代のニーズを汲み取り、私たちは組織を変革させたのです。実際、高度経済成長期に突入すると、海外の木材がどんどん国内に入ってくるようになり、価格や供給量の違いからとても社有林だけでは勝負できなくなっていきました。今の私たちがあるのは、早い段階で木材の商社として転換したのが功を奏したのでしょう。

本行/それから10年後にも大きな変革が訪れています。今や住友林業の代名詞のひとつである住宅事業がここからスタートし、注文住宅を中心とした“家”をトータルに提供するようになりました。住友林業を住宅メーカーだと思っている学生は多いのですが、意外にも住宅系の企業としての歴史は新しいんですよ。

鎌田/そもそも、住宅事業が登場したのは、住友林業は社会の基盤事業でありたいとの私たちの思いが反映されています。約60年前の当時、日本の住宅はウサギ小屋などと言われ、決して充実したものではありませんでした。そこで、良質の家を我々の手で作ろうと事業を開始。以来、その良質の住宅が評価され、国内に快適な住まいを追求するという考え方がより強く根付くことになりました。

山林から、資材調達、住宅、そして植林。有機的につながる住友林業の輪

本行/こうして当社の歴史を振り返ってみると、300年以上の歴史を有しながら、時代の要望に合わせて変化する柔軟さが住友林業の強みのひとつなんでしょうね。

鎌田/だからといって、300年の歴史を軽くみているわけではないんですよね。創業以来の伝統は忠実に受け継がれています。ちなみに創業時から続いているのは山林事業ですが、この300年の中で社有林が拡大し、今では住友林業の社有林は日本の国土面積の約800分の1に達しています。

本行/大型テーマパークで言えば、約900個分にも及ぶそうです。このスケールの大きさに驚く学生も多いですね。

鎌田/いずれにせよ、木を植え、育て、商社として木材を流通させ、メーカーとして住宅を建設する。現在の当社は木にかかわるすべてのプロセスにかかわる総合力を有しています。同業他社は、山林や商社機能、住宅などの各機能を単独で持っているだけのところがほとんど。だからこそ、住友林業には他社にはできないことが山ほどあると感じています。

本行/例えば、将来的な住宅のニーズを想定して、あらかじめ仕入れる木材の量を調整するなんてことも可能です。横の連携がスムーズなので、スピーディーに自慢の総合力を駆使することができますよね。

鎌田/総合力という意味では、環境への貢献も当社には欠かせない要素。近年、各社が環境保護を目的にボランティア的な立場から植林をしていますが、当社の植林はあくまでも事業活動の一環です。ビジネスをすることが環境保護につながるという側面も大きな特色でしょう。

変わり続けてきた住友林業。その未来はどうなる?

鎌田/今後は更なる変化が求められますね。現在、従来の商社と住宅という2つのコア事業のますますの拡大に加え、その他、重点収益事業の成長が必要であると言われています。

本行/重点収益事業というのは海外、生活サービス事業、木化事業などですね。中でも海外に関しては特に力を入れており、山林資源の確保、建材部材の海外工場での生産、そして海外での住宅販売などに力を注いでいます。

鎌田/海外で言えば、環境や社会貢献と融合した動きもあります。最近、インドネシアで「社会林業」をスタートさせたのですが、これは当社が現地の空いている土地を借りて植林をお願いするとともに、木が成長する約10年後に改めて木材を購入するというプログラムです。環境面への貢献は然ることながら現地の人々の生活水準向上にも一役買うため、これからもさらに力を入れていく考えになっています。
これからの当社は新しいことにどんどん挑戦していくことになるでしょう。その中では、若い人の感性が重要になってくるのは間違いありません。新たな時代を切り拓く自主性がある学生のみなさんと、お会い出来るのを楽しみにしています。

学生の方へメッセージ

■2023年度の採用ステートメントは「本気で考え、本気で行動し、その先にある感動をつかめ。」といたしました。
“木”でつながっているとはいえ当社の各事業は、仕事としてはそれぞれがガラリと異なる内容となっています。当然、業務に必要な具体的なスキルも千差万別ですし、仕事の99%は辛いものかもしれません。ですが、仕事に対して本気で取り組み、本気で取り組んだ先にある1%の「感動」は99%の「苦しみ」にも勝るものだと私たちは考えています。
本気で何事にも取り組める人財に出会いたいと我々は思っています。(鎌田さん)

■採用ステートメントにかける思いは私も同じ。あえて付け加えるならば、「選考では自分らしさを素直に表現してください」といいたいですね。必ずしもこういう人財でなければならないという希望はありません。みなさんのよさは、それぞれで異なるということを忘れないでください。(本行さん)

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マイナビ編集部から

住友林業では会社の未来を担う若い人財が、早い段階で自立した行動を実践できるようにと、教育研修制度の充実化を図っている。例えば、資格やスキル系の研修で言えば、宅建、ファイナンシャルプランナー、1、2級建築士、1、2級施工管理技師といった住宅系の講座は一通り網羅、これに加えてプレゼン研修、営業力アップ研修、マネジメントなどのビジネススキルアップ研修なども用意している。さらには国際舞台で活躍しているだけに、海外トレーニー派遣として、海外研修に送り出しているという。このほかにも国内MBA留学制度などの国内外留学制度も完備。多彩なメニューがあるだけに、どの社員も積極的にスキルアップに励んでおり、個性あふれる同社の社風をさらに豊かなものにしている。自ら学び続けられる人財には、最高の環境が同社には整っているのである。

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住友林業の住宅といえば、高品質の注文住宅が自慢。顧客の細かなオーダーを取り入れ、理想の家を提供してくれる

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