最終更新日:2024/5/31

(株)ローソン

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東京都

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

店舗勤務がすべての原点。自分が目指す、あらゆるキャリアに活かせる!

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チャレンジすることを楽しむ、ローソンのキャリアステップとは?

ローソンの企業文化は「チャレンジを楽しもう!」。社員の成長を大事にしている同社では、どんなキャリアステップを歩むのか。プロモーション部で活躍する先輩社員に聞いてみた。

マーケティング戦略本部 プロモーション部
M.Tさん
(2018年入社)

M.Tさんの1日

9時に出社。プロモーション部の朝会では「今日はこれをやります」とそれぞれのメンバーが自身の業務を報告したり、悩みの相談をしてから、1日がスタート。
その後は、打ち合わせや自分が制作している販促資材のチェックやデザインの確認、CMや商品、資材の撮影などが入る日もあります。
プロモーションの企画を練るときは、社内のいろいろな部署の人に相談。社外の取引先にプレゼンをすることもあり、ルーティンではなく変化のある毎日が楽しいです。

1年目は店舗勤務からスタート。すべての経験が現在のキャリアにつながっている

私は、現在ローソンのデザートやクリスマスケーキなどのCMや販促物をつくる仕事をしています。ですが、それは入社5年目から。ローソンでは、最初の1年間は店舗で現場を経験し、2年目に店長になり、その後、SV(スーパーバイザー)になるキャリアステップが一般的です。私も入社後は1週間の新入社員研修を経て、地元・神戸のローソンに配属されました。
1年目は、店舗勤務の基本業務を覚えることからスタート。そこからステップが上がると、商品の発注や売場づくり、いかに売上を伸ばすかというアイデアをどんどん試してPDCAを回していきます。1年目に大事なのは、こうした経験を積んでいくこと。それがすべてのキャリアにつながっていきます。

2年目には、別の店舗で店長になりました。店長とは、そのお店の責任者。いわゆる「ヒト・モノ・カネ」の全てを管理する仕事です。シフトを組むことから始まり、発注や売場づくりはもちろん、新入社員の育成やクルーさん(アルバイト)のモチベーションを高めたり、雇用を継続するかどうかの面談なども行います。2年目からいきなり店長というのは、不安もありましたが、時にはクルーさんに意見を聞いたり、助けてもらいながら徐々に慣れていきました。また、困ったときはSVの先輩社員に相談できる環境だったので、とても心強かったです。

ローソンは年間5000もの商品が登場するので、売場の訴求がとても大事です。売場づくりを工夫したり、セールに取り組んでも、なかなか数字が伸びず、壁に当たることもありました。だからこそ、自分がつくった売場やPOPを見て、お客様が立ち止まってくださったり、売上が伸びて直営店ランキングの上位に入ったりすると、達成感を感じることができました。店長は店舗の責任者として数字を全て任されています。自分が考案した取り組みやチャレンジしたことで数字が良くなることが、店長のやりがいです。また、働いてくれるクルーさんの信頼を得られて、「今がいちばん楽しい」「リーダークルーの試験を受けてみたい」などと言ってもらえたときも、とても嬉しく感じました。

店舗時代の経験は、今のキャリアにすべて活かされています。商品のアピールをするためには、現場のリアルな感覚がとても大事です。この2年間の経験が、現在の私の原点になっています。

SVは加盟店と本部を繋ぐ架け橋!FC加盟店オーナーさんのパートナーとして信頼を深める

私は3年目にSVのアシスタントになり、その半年後にSVになりました。ローソンは全国に約14,600店舗ありますが、直営店はわずか1%。そのほか99%の店舗は、フランチャイズ契約を結んだオーナーさんの加盟店です。そんな加盟店オーナーさんのパートナーとして店舗経営のアドバイスをすることもSVの仕事。SVは、ローソンの最前線で活躍する重要な役割を担っています。

私は当時SVとして8店舗を担当していました。SVは自分で店舗を運営するわけではなく、加盟店のオーナーさんに課題解決のアドバイスをするのがおもな仕事です。指導の内容は、発注や品揃え、衛生面、人材管理など多岐にわたります。オーナーさんの中には、守りに入っていて新しい取り組みに積極的でない方も多く、それが売上の伸びない原因になっている場合もあります。なので「こういう取り組みをしたら、より売上が伸びますよ」と根拠立てて説明し、加盟店の数字が良くなることがSVという仕事の醍醐味です。

そのため大事なのは、オーナーさんとの信頼関係を築くこと。特に私は新人でしたし、オーナーさんは年配で大ベテランの方が大半ですので、信頼を獲得するのは、容易なことではありませんでした。とにかく元気に、そして謙虚な気持ちで、オーナーさんとコミュニケーションをとることを心掛け、できるだけ店舗に足を運び「お店のことを考えている」という姿を見てもらうことで、信頼関係を築いていきました。

特に嬉しかったのは、ある店舗で「まちかど厨房」をスタートできたことです。これは店内に専用キッチンを作って、手作りのお弁当やおにぎり、サンドイッチを提供するサービスなのですが、改装が必要なので、どの店舗でも簡単に行えるわけではありません。そんな中、あるオーナーさんが私の提案を聞いてくださり、店舗に新設することに。
自分たちが1から作った新しい商品だからこそ、クルーの皆さんがとても愛着を持ってお客様へご案内してくださり、店舗全体のモチベーションが上がりました。結果的に、店舗の売上を伸ばすことができ、とても印象に残っています。

SVは課題解決の指導や提案はしますが、それを選択して実行するのは、あくまでもオーナーさんです。それが難しい点でもありますが、自分1人だけでなく、オーナーさんやクルーさんたち、みんなを巻き込みながら、チームでいろんな取り組みをしていけることもSVの面白さです。

プロモーションで大事なのは「お客様目線」。店舗経験を活かして、世間が注目する企画を目指す!

5年目からは本社勤務となり、プロモーション部に配属されました。この部署の仕事は、新商品などができたときに、どうやってお客様に届けるかを考えることです。メンバーはそれぞれ担当のカテゴリーがあり、私はデザートやクリスマスなどの催事を担当。ローソンのスイーツブランド「ウチカフェ」のCMやクリスマスケーキのカタログなどをつくってきました。どのように伝えたら、新商品が注目され、お客様の心に響くのか。それを考えることが、この仕事の楽しさでもあり、難しさでもあります。

そのためすごく役立っているのが、店舗時代の経験です。頭の中で「お客様目線」になることは誰でもできると思いますが、実際に現場を知っているかどうかで発想が全然違ってきます。私は店舗時代に接してきたお客様のことを考えたり、売場で実際に取り組んだことを思い出しながら、プロモーションのアイデアや新しい企画を練ります。また、今でも現場で働く人や当時お店で一緒に働いていた人たちからアドバイスをもらえるので、そういう意味でも店舗経験は自分の大切な財産になっています。

店舗時代の経験を活かして作ったCMやポスターが、SNSで「すごい可愛い」「美味しそう」という反響があったり、店舗で働いている人たちからPOPやカタログなどの販促物などに対して「イイね」「これを使って売り込みをしたよ」という声がもらえると、本当に嬉しいです。

私はいろんなことに挑戦したいタイプなので、商品の良さを伝えることも入社時からやってみたいことの1つでした。なので、その想いを社内でアピールしたり、店舗時代もPOPなどの販促物を自分でつくったり、売場づくりを工夫してきました。ローソンはチャレンジを楽しむことを大切にしている会社なので、そんな店舗時代の努力を認めてくれて異動が決まったのかもしれません。

今後の目標は、世の中の話題になるような企画をすること。当社だと過去に「プレミアムロールケーキ」や「バスチー」「盛りすぎチャレンジ」などが話題になりました。そういう企画に携わっていきたいですし、今までにはなかった、まったく新しいことにも取り組んでみたいです。たとえばコンビニのカウンターコーヒーは、今では当たり前になっていますが、当初はそれまでにはなかったサービスとして、とても画期的でした。私も何か新しいものを生み出して、より多くの方々にローソンの魅力を発信していきたいです。

学生の方へメッセージ

就職活動をしていると、自分と周りを比べたり、他の人からの見え方を気にしてしまうことがあると思います。実際コンビニ業界と聞くと、レジ対応や陳列など、できることが限られている仕事だと思う人もいるかもしれません。ですが、私は調べていくうちにローソンが想像以上に多くのことを経験できる会社だと知り、当社を選びました。その結果、店舗勤務、店長、SV、現在のプロモーションの仕事など、いろいろな経験をすることができ、今も毎日がとても楽しく、充実しています。

学生のみなさんも、周りの意見にあまり左右されず、自分がやりたいことをしっかり見つめて、就職活動に取り組んでいただきたいなと思います。迷うこともあると思いますが、会社に入ってから「やっぱり自分はここに入社してよかった」と感じることがたくさんあるはずです。悩まず、自分を信じて突き進んでください。

ローソンには、さまざまな部署があり、入社後も多彩なキャリアがあります。「自分が何をやりたいのかわからない」と迷っている人は、会社に入ってからやりたいことを見つけることもできると思います。コンビニは全国にあり、老若男女、あらゆる世代の方々に使っていただけます。身近な存在であり、大きなお金を動かす仕事ですので、影響力も大きいです。興味がある人は、ぜひこの会社のいろんな面を知っていただきたいです。

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学生時代にベトナムのビジネスプログラムに参加し、日本の商品の良さを伝えることに興味を持ったM.Tさん。その夢が実現できる会社だったことも志望動機の1つだった。

マイナビ編集部から

今回取材して強く感じたのは、身近な存在であるコンビニの業務において、私たちが見ているのはごく一部にしかすぎないということだ。M.Tさんの言葉にもあったように、ローソンの店長業務は、シフト作成や発注などの基本業務はもちろん、新商品のPRや売場づくりの工夫、新入社員やクルーの育成など、多岐に及ぶ。
しかも年商は1店舗あたり約1億8000万と非常に大きい。大学卒業後わずか1年で、これだけの経験をして成長できる環境はそう多くはないのではないだろうか。さらにSVになると経営コンサルタントの役割を担う。自身で経営をするわけではないが、加盟店オーナーのパートナーとして複数の店舗を担当し、18億から20億という巨大な金額に影響を与えるビジネスを行う。

また、損益計算書や経営指標などの数値を読み解く経営スキル、商品が大量かつ効率的に売れるように市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程に携わるマーケティングスキル、若年層のアルバイトから加盟店オーナーまで幅広い世代と信頼を築くコミュニケーションスキルなど、どんな企業でも必要になる普遍的かつ汎用的な能力が若くして身に付く。

ローソンは店舗業務以外にも多彩な部署があり、どの部署でもいろんなチャレンジができる。コンビニ業界に少しでも興味のある学生には、ぜひ改めて業界研究・企業研究をおすすめしたい。

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加盟店オーナーとローソン社員が一丸となって街に根ざしたお店づくりをするフランチャイズビジネスが同社の特徴。入社志望者は、この根幹を理解しておくことが大切。

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