最終更新日:2024/3/1

(株)日本触媒

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現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 化学

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

積極的な海外展開と研究開発力を武器に、会社の成長を担う!

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先輩社員が語る日本触媒で働く魅力

海外勤務の夢を実現し、グローバルに活躍中の福嶋さんと、4歳児と8歳児の子育てと研究開発職を両立している波元さんに、仕事内容、やりがい、今後の目標、会社の魅力などについて伺いました。

◆福嶋 秀一さん
吸水性樹脂事業部 吸水性樹脂営業部(現:アクリル事業部 吸水性樹脂営業部) 課長代理
政治経済学部 経済学科卒/2003年入社

◆波元 冬子さん
機能性化学品事業部 機能性化学品研究部(現:インダストリアル&ハウスホールド事業部 インダストリアル&ハウスホールド研究部) アシスタントシニアリサーチャー
工学研究科 分子化学専攻修了/2005年入社

※役職については当時のものを使用しています

(仕事場拝見!)

「会社とお客様をつなぐ架け橋として双方の間に立ち、バランスよく調整していくのが営業のミッション。誠実に対応するよう心がけながらビジネスを推進しています」(福嶋)
「企業の研究開発の目的は製品化。高い専門性だけでなく広い視野を持ち、コストや開発期間、市場動向などを総合的に判断する力を磨きながら取り組んでいます」(波元)
「経験や立場に関係なく、若手もどんどん意見が言えて、上司もそれを歓迎するような風通しの良い社風です。若手社員がパワフルに活躍しています」と話す先輩社員のお二人。

国や言葉が違っても根本は同じ。お客様やスタッフと信頼関係を築きながら海外営業に挑む!─福嶋 秀一

入社後の3年間は吹田工場で総務・労務を担当。その後は東京本社のEO事業部で6年間、川崎工場で生産されているエチレングリコールの営業に携わっていました。大きな転機が訪れたのは入社10年目の秋のこと。インドネシアでSAP(高吸水性樹脂)のプラントを立ち上げ、それを現地で販売していくという一大プロジェクトに、マーケティングデパートメント営業部のマネージャーとして参画することになったのです。もともと海外勤務には興味があり、チャンスがあれば行ってみたいと考えていたのですが、「SAPを扱ったことがない自分に背負えるのか?」という不安が…。でも、上司に「フォローするからやってこい!」と背中を押していただき、チャレンジすることを決意しました。

SAPは主に紙おむつなどに使われる高吸水性樹脂で、人口も多くマーケットが大きいインドネシアでSAP事業を展開することになったのですが、それに加えてこれまで日本から輸出していたアジア諸国に、インドネシアからも輸出することになりました。最も苦労したのはローカルスタッフのマネジメント。「どうすれば部下たちが動いてくれるのか…」と悩み、海外赴任経験のある先輩にアドバイスをもらいながら試行錯誤を繰り返していくうちに、国は変わっても、根本は同じであることに気がついたんです。つまり、コミュニケーションをしっかりと取り、信頼関係を構築すること。それを実践していくうちにチームの絆が強くなり、スタッフが自分からすすんで仕事をしてくれるようになりました。インドネシアをはじめとするアジア諸国は経済成長率も高く、このプロジェクトはとても手応えがありましたね。

4年3カ月をインドネシアで過ごした後は本社へ戻り、現在の吸水性樹脂営業部で欧州やアメリカ、南米などへの営業に携わっています。言葉や国、文化、商習慣が変わっても基本は同じ。インドネシアでの経験をベースに、今後もお客様やスタッフと信頼関係を構築し、要望や期待に応えながら成果を出していきたいと思います。

組織を超えたチームで課題をクリアしながら一つの製品を作り上げ、成果の最大化をめざす!─波元 冬子

日本触媒の研究部門は大まかに、新規事業や新規分野への参入を目的としている事業創出本部の研究センターと、既存事業の拡大とその染み出し分野への参入を目的とした事業部研究部の2つに分かれています。私が所属している機能性化学品研究部は事業部研究部の一つで、機能性ポリマーの開発をメインに行っている部署。私は入社当初、新規事業への参入を探索するテーマに携わっていましたが、現在は自動車塗料用のポリマーの開発に取り組んでいます。具体的には、顧客ニーズに合わせたポリマーの設計から合成方法のラボ検討、パイロット・実機生産へのスケールアップ、製品の立ち上げまでをトータルに担当。また、自動車関連材料は海外での需要も多く、国内だけでなく海外生産拠点での立ち上げにも深く関わっているため、アメリカやヨーロッパ、中国といった海外への出張もあります。心がけているのは、主体的に動くこと。さまざまな経験を積ませてもらうたびに、「これは自分自身の成長につながるチャンスだ」と考えるようにしています。

お客様からのさまざまなご要望にお応えすることは容易ではありません。それだけに、少しずつ改良を重ね、最終的に当社の製品の品質や性能を認めていただき、採用が決まったときは大きなやりがいを感じます。また、製造処方の確立や製品の品質管理など、トラブルや課題の解決に日々苦労していますが、研究・営業・製造といった組織を超えたチームで課題をクリアしながら一つの製品を作り上げていくところがこの仕事のおもしろさ。お客様との信頼関係を築いていくことはもちろんですが、社内の関連部門の人々に対しても誠実さや心遣いを大切にしながら、成果の最大化をめざしています。

直近の目標は、現在取り組んでいる国内外の製品・生産拠点の立ち上げをやり遂げること。そして、将来的にはその実績を機能性ポリマーのグローバル市場への拡販チャンスにつなげていきたいですね。

社員の成長を温かくサポートする社風が魅力。若手社員でもさまざまなことにチャレンジできる!

【福嶋】日本触媒は、長期目線で社員を育て、さまざまなチャンスを与えてくれる会社です。規模が大き過ぎないので上司の目が行き届き、一生懸命に取り組んでいれば必ずそれを見ていてくれるところが魅力。私の場合は入社前から海外勤務への憧れを抱いていたのですが、英語があまり得意ではありませんでした。そこで、入社してから研修などを活用して語学力を磨いた結果、TOICEの点数が大幅にアップ。その後、海外への異動が決まりました。努力が報われたと思いましたね。
また、困っているときは多方面からサポートしてもらえるので、安心して新しいことにチャレンジできます。当社は海外展開や新規事業の立ち上げにも積極的なので、「会社の成長に貢献したい」「新しいことにチャレンジしたい」という意欲溢れる人には、非常に魅力的なフィールドが広がっていますよ。

【波元】日本触媒では各キャリアステージで必要なスキル・知識を習得するために設定されている研修に加え、各自が自主的に選択して受講できる自己選択型研修もあり、自己研鑽を積むには最適な環境。産休・育休・時短勤務といった各種制度も整っているので、ライフスタイルに合った働き方を選ぶこともできます。
また、研究開発力も当社の魅力の一つ。世の中にまだ存在していない新しい技術・機能の探索から、短期で製品化が必要な角度の高い開発まで、幅広いステージの研究を行っています。私自身もそれが入社の決め手になりました。製品の立ち上げといった企業ならではのさまざまな経験もできるのも当社で働くおもしろさ。自分次第できっとやりたいことが見つかる会社だと思います。自分の可能性を試してみたいと考えている学生の皆さんと一緒に、新しいモノづくりにチャレンジできることを楽しみにしています!

学生の方へメッセージ

日本触媒は会社の規模が大き過ぎず、社員数も多過ぎない、少数精鋭の会社です。そのため、若手にも責任のある仕事を任せる風土が根づいていて、意欲があれば活躍のチャンスが豊富にあります。また、上下の壁も、部署間の壁もなく、縦・横・斜めにコミュニケーションが取りやすいのも当社の特長。これから入社される新入社員の皆さんも意見やアイデアを発信しやすい職場環境です。

そんな当社が求めているのは、「自ら課題を形成し、解決できる自律型人材」「自己および組織を柔軟に変革できる人材」「高度の専門性を有し、発揮できる人材」「国際社会に通用する人材」です。入社後にそのような人材へと成長していただけるよう、素地として論理的思考力、説明・説得力、理解力(コミュニケーション)、責任感、積極性、協調性(姿勢・態度)を重視しています。

現在、当社の海外での売上は全体の半分を占めており、今後もさらに海外展開に注力していく方針。海外拠点で活躍する機会が豊富にあるのはもちろん、国内にいながら、海外のお客様と関わる仕事もたくさんあります。また、新規事業にも積極的に取り組んでいく予定ですので、グローバルな活躍や新しいことへの挑戦といったことに興味のある方に、ぜひ入社してきていただきたいと思います。

【人事部】

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「日本触媒では、文系・理系を問わず、幅広く人材を求めています。また、充実した教育研修制度で社員の能力開発を支援。各人が理想の自分へと成長できる環境です」

マイナビ編集部から

日本触媒はその“触媒”技術で発展を遂げてきたメーカー。最終製品ではなく、企業へ「素材」で提供されるため、皆さんの目に触れる機会は滅多にないが、様々な産業や自然環境保全になくてはならない存在である。主力製品はアクリル酸と高吸水性樹脂。同社が開発したアクリル酸の製造技術は海外の大手メーカーに採用されており、同社も世界トップクラスの生産量を誇る。また、高吸水性樹脂は全世界に流通する紙おむつの約4分の1に採用されるなど、国内はもとより、世界レベルの実力派企業だ。

また、さらなるグローバル展開を推進する同社では、年次が浅い社員にも海外出張や駐在の機会が豊富。幅広い視野が身につくと同時に、現地では価値観やビジネス慣習の異なる人とのコミュニケーションの深め方が体感できるのは大きな魅力だ。

今回の取材を通して感じたのは、人を大切にする温かい社風の中で若いうちから様々な挑戦ができること。「新たな自分の可能性を発見したい」「グローバルな活躍がしたい」という方には理想的な企業だ。

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「衣服、台所用洗剤、紙おむつ、印刷インキ、ペットボトル、自動車塗料、液晶ディスプレイなど、私たちの身の回りの多くの製品に日本触媒の技術が活用されています」

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