●私自身も最初は企業やプロジェクトの規模感、福利厚生などを重視して企業研究を行っていましたが、それよりも自分が入社してから携わるのはどういうプロジェクトなのか、そのプロジェクトに対してどういう役割を担うのかといったことをよく考えたほうがいいと思います。入社すれば1日の3分の1の時間は仕事をすることになります。商品やプロジェクトに対して、どういう役割をする会社なのか、その中で自分はどういう仕事をしていくのかが大切ではないでしょうか。また、その会社の社風が合うかどうかも重要だと思うので、入社後の自分の姿を思い描きながら、多角的に検討してみてください。(日野さん)
●大学生になったら、あるいは企業研究を始める頃には、ご自身が描く未来像ができあがってくるのではないでしょうか。「こういう企業に入って、こういうキャリアデザインをして……」というイメージが固まってくると思うのですが、必ずしもそのイメージどおりにいくとは限りません。考えが変わることもあるし、どんな素晴らしい出会いがあるかもしれない。そういう意味で、企業研究を行う段階では、あまり業界を狭める必要はないと思います。IT志望の人なら、「IT人材を求めているけれど、IT企業ではない」というところに敢えて飛び込んでみるのもおもしろいのでは?(我妻さん)