最終更新日:2024/8/23

ホーチキ(株)【東証プライム上場】

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現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • セキュリティ
  • 設備工事
  • 機械
  • 精密機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

防災設備業界のトップランナーを支える、若きビジネスパーソンに訊いた

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2つの分野で活躍する、先輩社員による直球トーク!

防災設備の分野で、確固たる地位にあるホーチキ。老舗メーカーの最前線を支えるのは、若手社員の情熱にほかならない。生産技術、メンテナンス営業、人事の各分野で活躍する先輩に、仕事の醍醐味を語っていただいた。

■ 武 田
技術生産本部 生産技術部 特機設計課
大学院情報電子工学専攻修了
2014年入社

■ 新 津
東京支店 メンテナンスセンター 営業課
文学部史学地理学科
2014年入社

先輩方のオフタイム

武田さんは学生時代ストリートダンスに熱中。今も練習スタジオに通って汗を流している。会社の仲間と都心に遊びに行くことも多いという。
大学時代、サッカーをしていた新津さん。今も、休日は仲間と集まり、サッカー/フットサルを楽しむ。また、旅行好きで、最近ではニュージーランドを巡ってきた。

【生産技術】妥協せずに追求する姿勢が確かなモノ作りに直結する

学生時代、私は電気系の学問を学んできており、研究テーマとしては電子顕微鏡の高性能化などに取り組んできました。就活の際には学んできた技術を生かして世の中を便利にしたいと、最初はメーカー全般を志望。しかし、安全と安心があってこそ人の生活が便利になると考えるようになり、次第に社会インフラにかかわるメーカーをまわるようになりました。最終的にホーチキを選んだのは、安全と安心の実現に使命感を持って取り組んでいる点こそが決め手でした。
私は現在、生産技術部に所属しています。研究開発部門が作った研究レベルの製品を、いかに生産に落とし込んでいくか、既存品などに用いられている部品が適正なのかを、調べあげていく役割を担っています。その中でも、主に特注品を担当している特機設計課の一員として、標準品からサイズや形状などを変更してお客様の要求に合う形に仕上げていく、その見積もりから設計・生産までを行います。
私が現在携わっているのは、火災報知機に取り込むデータの作成です。例えば火災が発生した際にモニターに建物内の地図を表示し、状況を伝えるシステムがあるのですが、建物の形は一様ではありません。地図を1件ずつ設定して、どこに火災感知器や防火戸などの防災設備があるのかを細かく描いています。現場からの様々な特注品に関する問い合わせへの回答も、私の大切な仕事です。
いわゆるITに属する仕事であり、大学院で勉強してきた電気とは畑違いとなります。ゼロから勉強することばかりで苦労の連続でしたが、当社は独自のブラザーシスター制度という1年間のOJT制度を導入しているので、先輩が丁寧に教えてくれるのがありがたかったですね。次第にスケジューリングもうまくできるようになりましたし、お客様の求めている細かい仕様なども、開発や施工担当者と連携しながらなんとか形にできるようになりました。何よりも安全のために妥協しないという使命感を、周囲のみなさんから学び取ることができたことが大きな収穫でした。
今後はデータで学んだ知識をもとに、専攻分野である電気回路を含めた他の分野の業務に携わりたいと考えています。社内では「匠塾」という勉強会があり機械や電気のベテラン社員や講師を招いています。私もそこに参加しながら当社のモノ作り全般が理解できるように、自分を高めていきたいと思っています。
<武田さん>

【営業】シンボリックな建造物にも関わる、手ごたえの大きい仕事

就活を始めた頃は、一般職として働きたいと思っていました。しかし、選考を受ける中で「貴方には営業の方が向いている。是非、総合職で活躍して欲しい」と熱い要請を受け、自分も頑張ってみようと考え直しました。
現在、携わっているのは、オフィスビルやマンション等に設置されている火災報知設備、消火設備、誘導灯等のメンテナンス業務に関わる営業です。これらの機器については、法律でも定期的に点検することが定められているため、どの建物も必ず、どこかの会社にメンテナンスを依頼することになります。ご契約をいただくことができれば、その後、定期的な売上が見込める分野なので、当社においても重点事業として位置づけられているのです。
仕事を進めるにあたっては、法律や機器の構造に関することなど、多岐にわたる知識が要求されてきます。商談先はビル、マンションの管理会社のほか、収益物件を所有しているオーナー様など、個人を対象にご提案させていただく場合もあります。
私が担当している営業エリアは都内から神奈川県の一部エリアまで幅広い地域にわたっています。市場特性としては、マンションの多い地域と言えます。これまで、さまざまな建物のメンテナンス提案を行ってきましたが、印象深いのは街のシンボルとして、誰もが知っている建物に関われているということです。今や、観光名所ともなっている電波塔について、工期約3ヵ月にもわたる大規模メンテナンスを自社が行っているときは、自分が携わる仕事の意味を、改めて噛みしめることができました。
しかし、やりがいを感じるのは、こうした大規模案件を獲得した時だけではありません。小さなビルを所有するオーナー様に、法定点検の大切さをご説明させていただき「ありがとう」と、感謝の言葉をいただく時も、凄く誰かのお役に立てていることが実感できる瞬間です。
メンテナンスの営業は、やればやれるほどに奥深さが見えてきます。5年間やってきたわけですが、今でも分からないことがあるくらい、多岐にわたる知識が求められる世界なのです。たとえば、関連法規も時代に応じて変化していくので、常に新しい情報・知識をキャッチアップしていきたいと思います。
<新津さん>

学生の方へメッセージ

■開発や設計でいえば、自分で個性をアピールできる人に活躍の場が広がると思っています。ホーチキでは、消防法の規定に従って確実に仕事をしていくとともに、、多角的な視点で考えなければ、今までにない新しいモノ作りはできません。ときには奇抜な発想で考える姿勢も必要になることもあります。新しい人にはどんどん個性を発揮してほしいですね。
<武田さん>

■学生時代、社会に出た時のことを意識して資格を取ったり、何かを学んだり、先行投資する人を多く見かけます。でも、会社に入ってから学ぶことの方が、はるかに多いということを認識して欲しいと思います。仕事に必要な知識は、働き始めてから、いくらでも身につけていくことができるはず。まずは、学生時代にしかできないことを経験し、感性の翼を広げることに専念してください。
<新津さん>

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今日、同社の手がける製品は火災報知設備だけにとどまらない。総合的な防災システム、企業のセキュリティ管理システムなどへと、ビジネスのすそ野を広げている。

マイナビ編集部から

2018年、創立100周年の節目を迎えたホーチキだが、その強さの秘密は伝統だけではない。むしろ、過去の栄光に頼らない、柔軟な企業姿勢にあると言える。今日の製品ライナップを見ても、火災報知機やスプリンクラーといった防火関連製品のみならず、入退室管理や監視カメラといったセキュリティ設備なども幅広く手がけている。1世紀にわたる技術をしっかり継承しつつも、既成概念にとらわれることなく挑戦を続けることで、同社は、つねに時代に必要とされる存在であり続けてきたのだ。
そして今、同社が力を注いでいこうとしているのが、海外ビジネスの拡充だ。ホーチキは1971年、防災関連機器メーカーとして最も早く海外進出を果たした。そして今日、米国と英国に工場を設置し、そこで生産された製品は北米、欧州諸国を中心に世界129ヶ国で販売されている。現状、火災感知機や警報器が中心となっているが、今後、消火装置やセキュリティシステムを浸透させていくことができれば、さらにビジネスが広がっていくことになるだろう。そんな同社では、海外人材の育成にも積極的に取り組んでいる。その最たるものが、海外トレーニー制度である。海外で働いてみたいという社員を募り、1年間にわたり海外駐在を経験させているとのことだ。海をわたり、グローバルに仕事がしたいという学生諸君にとっても、見逃せない選択肢と言えるだろう。

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2018年4月、創立100周年を迎えた同社。もしもの時に備え、私たちの日常に寄り添い続けてきた。今後も、その高品位な技術で社会を支えていくことだろう。

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