最終更新日:2024/9/11

JUKI(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器
  • 日用品・生活関連機器
  • アパレル(メーカー)
  • 専門店(家電・OA機器)

基本情報

本社
栃木県、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界中で必要とされるモノづくりを支える。責任とやりがいの大きな仕事に挑戦

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3人の若手社員たちが見たJUKI

工業用ミシンや電子部品を実装するチップマウンタで世界的にシェアを広げているJUKI。開発、フィールドサービス、営業に携わる若手社員の声から、同社で働く醍醐味、秘められた可能性に迫ってみた。

S.Tさん
技術開発部
大学院電気電子工学研究科修了
2019年入社

S.Sさん
カスタマービジネスカンパニーサービスサポート部
機械専攻卒
2022年入社

S.Iさん
営業センターソリューション営業部
法学部法律学科卒
2022年入社

JUKIはこんな会社!

「縫製を趣味にしている私にとって、社員割引でミシンを購入できたたことはとても嬉しかったです。休日はそのミシンを使って自分の洋服などを縫っています!」(S.Tさん)
「声を上げるとチャンスがつかめるのが当社の良さ。先日もミシンの仕上げのサンプルづくりに挑戦したいと手を上げて、新たな経験を積むことができました」(S.Sさん)
「年齢の近い先輩が、近々海外駐在することが決まっています。私も大きな企業の担当を任せられており、若手がチャンスをつかめる会社だと日々実感しています」(S.Iさん)

【S.Tさん】未来のJUKIの看板となるモノづくりに挑み続ける

私は、大学院では新素材を使った太陽電池の製造方法をテーマに研究を重ねていました。その経験を生かしてメーカーの研究職や技術職への就職を考えていたのですが、JUKIに応募したのはプライベートで縫製を趣味にしており、ミシンを使って服を作っていたのがきっかけ。研究拠点が都内にあることから引っ越しせずに働き続けられる点にも魅かれ、入社を決めました。

入社後は、主に先行開発に取り組む部署に所属しています。縫製機器・産業装置の枠を超え、数年後に当社が提供していくであろう未来の製品の種を生み出すのがその役割。先行開発だけではなく、製品開発の部署と協力して、製品化間近なモノの開発に取り組むことも。最近は工場の自動化ニーズも多く、AIを活用した自動化設備のプロトタイプを作るといったプロジェクトに携わっています。

新人時代は先輩のアシスタント業務を通して、知識や経験を一つひとつ身に付けていきました。試作機も自分たちで作るため、板に部品を組み付けて配線するといった作業も手掛けるなど、学生時代に電気の講義で受けた経験が役立てられる場面もありました。個人的に転機となったのは入社3年目の社員に課せられている若手発表会を経験したこと。それまでの経験を論文化して役員の前で発表するのですが、私はネジ締め機の将来を見据えた方式について書き上げました。無我夢中で走り続けた3年間でしたが、ここで一つの形を付けることができてさらなるステップアップのきっかけとなりました。

この1年ほどはさまざまな案件に携わっており、職業用ミシンに取り付けて使用するボタンホール専用装置「EB-1」の開発では、設計だけでなく、ベトナムに出張して製造ラインの立ち上げにも携わりました。毎回、苦労が絶えないですが、一人で考えていても限界はあるもの。何人かで頭を使えば解決策が自然と見えてくるだけに、活発にコミュニケーションを交わすことをいつも心がけています。

努力を重ねることでようやく無事にモノが完成し、思い通りに動いたときの喜びは格別です。今後はより“電気屋”らしく、基板設計やFPGAの設計などにもかかわってみたいですね。声を上げればチャンスが貰える会社なので積極的にアピールしていくつもりです。

【S.Sさん】海外出張も経験。世界に通ずるフィールドサービスを目指して

学生時代、CADでの図面の描き方やフライス加工など、機械を軸としたモノづくりを学んでいた私は、就職活動ではメーカーの技術系職種を志していました。JUKIに関してはOBが働いていた縁で存在を知ったのですが、正直、ミシンは小学校の家庭科で触って以来、ほとんど馴染みのない存在でした。しかしながら、当社はグローバル企業として世界に技術を提供しており、多くのチャンスがあることに強く惹かれました。人事の明るく丁寧な対応にも安心感を覚えて入社を決めました。

所属するサービスサポート部では、JUKIブランドのミシンの修理・メンテナンス、納品を手がけています。私は工業用ミシンの担当をしており、主には国内の縫製工場などに出張する日々を過ごしています。家庭科で触れたミシンとは異なり、工業用はさまざまな製品がそろっており、中にはクレーンで据え付けないと運べない巨大ミシンもあるなど、入社してからその多彩さを知って驚かされました。

メンテナンス担当は、技術的難易度が高いだけに、約3年間にわたる研修期間が設けられています。最初は他の部署の同期と同様、約4か月にわたる工場実習を経験。ここでミシン製造の基礎を学んだ後、9月からは本社勤務となり、上司の指導のもとでお客さまからの問い合わせ対応、ショールームでの案内を行いながらミシンの機構を覚えていきました。2年目からは半年間にわたり、国内販売の研修に参加。代理店と一緒にお客さま先に入り込んで納品や調整を行っていきました。不具合を直すとお客さまに感謝の声をかけていただけるのはメンテナンス担当のやりがいにつながると実感しました。

直近では1か月間にわたり、シンガポールに出張しました。ミシンの保管倉庫で不具合部分の修理を行ったのですが、私は上司のサポート役ではあったものの、技術的に非常に多くの知識を吸収することができました。業務では、図面に触れることが多いのですが、学校でCADを勉強してきた経験が生きていると感じています。

3年目になると海外に本格的に出張し、納品や改修を行っていく予定です。言葉の壁を乗り越えるためにも、今は通勤電車内で講義動画サイトを見ながら自己研鑽をしている真っ最中。将来的には1人で海外に出張し、さまざまなミシンに対応できる力をつけるべく、さらに自分を高めたいです。

【S.Iさん】自分の提案でお客さまの課題を解決。達成感の大きな仕事だと実感する毎日

学生時代に5か月間ほどアメリカ留学をした経験から、就職活動ではグローバルに活躍しているメーカーに絞って企業選びをしていました。JUKIについては説明会で若手が早期に海外で活躍できるチャンスがあると聞き、より関心が深まりました。面接中、印象に残ったのは笑顔で学生と接してくれる社員のみなさんの温かさ。この会社なら安心して働き続けられると感じたことが入社の決め手です。

最初は営業の私も4か月にわたる工場での実習を経験。当社が製造するミシンや産業装置のモノづくりの現場の仕事を実際に経験したことは、貴重な財産となりました。9月には現在の部署に配属となり、以降は産業装置の営業として基板の製造に用いられるチップマウンタを軸に、付随する印刷機、検査機、部品の自動倉庫などを幅広く提案しています。

お客さまは規模の大小を問わない電子機器メーカーで、営業は各地の工場に出かけて商談や情報提供に臨んでいくことになります。配属当初は複数の先輩と同行して営業の基礎を身に付けた後、2か月後には徐々に一人で回って行く機会が増えていきました。最初のうちは、経験不足から私単独では十分に回答できないこともありましたが、そんなときはお客さまの信頼を損なわないよう、正確な情報を確認してから回答するよう心掛けました。
最初は消耗品の提案が中心だった私も、次第に新規設備の導入の話もできるように。1年目の終わり頃には、あるお客さまに製造装置に付随する自動倉庫を提案。既にチップマウンタなどを使ってくださっていたお客さまですが、省力化で悩まれていた様子だったので、自動倉庫の活用をおすすめしてみました。採用まで時間はかかりましたが、実際に導入した後、「劇的に作業効率が上がったよ」と喜びの声をいただいたときは、「提案してよかった」と達成感を感じることができました。

次第に受注できる案件も増えてきており、営業として自信が持てるようになってきました。実は私自身、人見知りな性格だったのですが、多くのお客さまとの関わりを経て苦手意識が薄れ、積極的に行動できるように変化しています。今後は、さらに多くの経験を積んで、確かな数字を上げるようになることが目標です。いずれは目指してきた海外営業の担当になれるように精一杯、頑張っていきたいです。

学生の方へメッセージ

■仕事においては、大きなトラブルになる前に、早い段階で周囲の協力を仰いでいくことが大切です。その姿勢があれば、後から技術と知識はついてきて、おのずと成長を遂げられると思います。JUKIには素敵な先輩がたくさん揃っていますので、多くの知識を伝授してくださいます。これから仲間となる人には、真摯な気持ちを持って学ぶ姿勢を貫いてほしいです。
<S.Tさん>

■就職活動の面接では、具体的に何をしたのか、明確に話をしていくことが成功の近道だと思います。学生時代は自分と世代が近い人とのコミュニケーションが大半かと思いますが、社会に出ると多様な世代の人と仕事をしていくことになります。今のうちからさまざまな世代・立場の人と交流しておくと、スムーズに社会人生活を送れるはずです!
<S.Sさん>

■就職活動で重要なことは、最後まで諦めずに続けること。そして面接では自分を作ることなく、正直に応えるようにしてください。取り繕っている回答は企業側に伝わってしまうので、素直に自分を表現することをおすすめします。当社は、営業と言えども技術的な知識が問われてきますが、入社してから勉強できる環境が十分にあります。明るく前向きに努力する人であれば、問題なくチャンスが広がるはずです。
<S.Iさん>

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開発、フィールドサービス、営業と異なる部署に所属する3名の先輩たち。いずれも若くして最前線で活躍しながら自分を磨き上げている。

マイナビ編集部から

JUKIでは現在、工業用ミシンと電子回路基板の実装関連装置(チップマウンタ)の基幹事業および、グループ事業等を通して、各種メーカーのモノづくりを支援し続けている。開発から製造、販売までをグループ内で一貫して手掛けてられるのは大きな強みとなっており、世界のお客さまの多様な要望にも的確かつタイムリーに応えられる土壌が整っている。

売り上げの85%以上は海外市場で占められているだけに、同社が新しく加わる人材にもっとも求めているのがグローバルマインドだという。といっても、現状の語学力を求めているわけではない。今はスキルがなくとも世界で活躍したいという心意気があれば、成長をがっちりとサポートしていく構えだ。

また、メーカーである以上、工場の現場の気持ちを理解して仕事を進める姿勢も不可欠なものとなる。それゆえ入社後は全員が入社後4か月にわたって工場実習を体験し、モノづくりの大変さ、尊さを体得していくという。さらには異なる職種が連携してこそ、一つのモノができるだけに、チームワークも重要な意味を持つのは忘れてはならない。

今回、取材に応対してくれた3人の先輩の話からも部署内外のコミュニケーションが活発で、全員が一丸となって課題解決に臨む企業文化が伝わってきた。グローバル、モノづくり、チームワーク。この3つのキーワードに共感できるのであれば、同社では大きく羽ばたくことができるはずだ。

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東京都多摩市にある本社オフィス。青を基調にしたエントラスは、訪れる人をさわやかな気分に包んでくれる。事務系のみならず開発設計系の人材の多くもここで勤務する。

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